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洋裁講師 畠山洋子さんインタビュー[2/2]

プロフィール

畠山 洋子(ハタケヤマ ヨウコ)

トミー洋裁学院 学院長。同学院の創設者であり、洋装店を営んでいた畠山とみこ女史のご子息との結婚を機に、洋装の道に進む。現在は、トミー洋裁学院の各校で講師を勤めながら、(社)NDK日本デザイン文化協会本部 評議員/(社)NDK日本デザイン文化協会大阪支部 理事など、服飾デザイン関連協会の役職もつとめている。また、カルチャーセンターやイベントなどにも積極的に参加するなど、洋裁の魅力をより多くの人々に伝えるため、精力的に活動中。

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Q. 近年、洋裁を学びたいという方が増えているようですが

そうですね。
ご自身や子どもの服をつくりたいという方はもちろん、「コスプレ衣装をつくりたい」「ペットの服をつくりたい」という方も増えてきました。なかには、人形やぬいぐるみの服をつくりたいという方も。
昔から洋裁をしていた私にとっては、驚きでしたね(笑)。

また、最近は洋裁をまったく知らずに入学される方も少なくありません。
例えば、服をつくるためには、針と糸が必要だと知らずに入学される方もいらっしゃいます。服は好きだけれど、そのプロセスはよく分からない、という方が増えているのかもしれません。

そんな方が洋裁を学んだ時、「難しい」と思うのではなく、「楽しい」と思ってもらえるようなレッスンを心がけています。

最初は不安げだった生徒が、洋裁を知るほどに目をキラキラさせ、「楽しい」と話す言葉を聞くたびに、この仕事をしていて本当によかったと思いますし、「服の魅力」は、実際につくってみて分かることが多いのだと実感しています。


Q. 洋裁の魅力とは何でしょうか?

オーダーメイドには「着る人を思いながらつくる」という楽しみがあるんですよね。服を通して「人と人がつながる」ことができる。服には、人の気持ちを伝える力があると思うんです。

例えば、おばあさまが残した着物を洋服に仕立て直すことで、その服(布)が次世代に引き継がれていく。服が親と子のつながりを強めてくれるんです。

以前出席した結婚式で、お母様のウエディングドレスをリメイクして、娘さんがお召しになっていたことがあったんです。デザイン自体もクラシカルでとてもステキだったのですが、それよりもお母様がその姿をうれしそうに見ていらしたのが、とても印象的で。
服には、デザインという魅力以上に、人と人をつなぐ力がある。そう実感しました。


Q. これからの目標は何ですか?

縫製だけでなく、「製図ができる」ことは、大きな武器。だから生徒たちには、もっと自信をもって欲しいし、自分が持っている技術は、価値があるものだと胸をはって言えるようになって欲しい。そのための「場」…例えば、生徒がつくった服をお客様に販売するといった、購買者と生徒をつなぐような仕組みをつくっていきたいと思っています。

また同時に、洋裁の魅力を海外に伝えていきたいとも思っています。
海外には、ファッション系の大学はあるけれど、洋裁学校といった、いわゆる「服づくりの実学」を学ぶ場があまりないんです。学問としてではなく、「服をつくるって楽しい」という気持ちを、海外にも伝えていきたいと思っています。


Q. これから洋裁の仕事をめざす人に、メッセージをお願いします!

服や洋裁に興味はあるけれど、「難しそう」と思ってなかなかトライできない人もいるのではないでしょうか?特に製図は難しいというイメージを持っている人が多いようですが、実際にやってみると、これほど楽しいものはありません!

「モノをつくるのが好き」「服が好き」という気持ちがあるなら、ぜひ洋裁を学んでください。想像以上におもしろくて、奥深い洋裁の楽しさ。これを知らないのは、もったいないと思いますよ!


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