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介護福祉士と保育士の資格を一本化!?政府が5月までに方針を決定

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介護福祉士と保育士の資格を一本化!?政府が5月までに方針を決定

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2016年09月08日最終更新

厚生労働省は4月14日「介護・福祉サービス・人材の融合検討チーム」を省内に設置しました。政府では、高齢者介護・保育・障害者向け施設の一体化を進めることや、介護福祉士・保育士などの資格を一本化することを検討しており、5月中に具体策や方針をまとめる予定です。

背景は過疎地の人手不足と2025年問題

この話の背景にあるのが、団塊の世代がすべて75歳以上の後期高齢者となる2025年問題と、過疎地における介護・保育分野の人材不足2025年度には介護職員が約30万人不足すると試算されている上、保育士不足も慢性化しており、特に山間地などの過疎地で人手不足が進み介護福祉施設や保育所など児童福祉施設の運営が困難になると見られています。

そこで検討されているのが、高齢者介護・保育・障害者向け施設の統合と、介護福祉士・保育士などの資格の一本化。介護福祉施設、保育所、障害者福祉施設などの福祉施設を統合し、複数の分野にかけもちで対応できる人材を配置することで、少人数で福祉サービスを提供できる体制を整えたいとしています。

フィンランドの医療・社会福祉資格が手本

介護福祉士・保育士などの資格を統一するという案について政府が参考にしているのが、フィンランドが導入している社会・保健医療の共通基礎資格「ラヒホイタヤ」。
ラヒホイタヤ(lähihoitaja)とは「日常ケア」にあたる言葉で、准看護婦、歯科助手、保育士など保健医療部門における7つの資格と、ホームヘルパーなど社会ケア部門における3つの資格計10の分野の中卒レベル資格を一体化し、一つの社会・保健医療基礎資格にしたものです。フィンランドにおける施設ケアから在宅ケアへの政策転換や、在宅ケアにおいて「複数の介護者が入れ替わり立ち代わり来るのではなく、質の高い人に一貫して担当してほしい」という高齢者の要望を受けて、この資格が誕生しました。

ラヒホイタヤ資格取得のための 養成教育期間は3年間、必要単位数は120単位(1単位=40時間)となっており、そのうち約4分の1にあたる29単位(1160時間)は現場実習の時間となっています。

ラヒホイタヤ資格の前身10資格

【保健医療部門における7つの資格】

  • 准看護婦:Perushoitaja
  • 精神障害看護助手:mielenterveyshoitaja
  • 歯科助手:hammashoitaja
  • 保母/保育士:lastenhoitaja
  • ペディケア士:jalkojenhoitaja
  • リハビリ助手:kuntohoitaja
  • 救急救命士−救急運転手:lääkintävahtimestari‐sairaankuljettaja

【社会ケア部門における3つの資格】

  • 知的障害福祉士:kehitysvammaistenhoitaja
  • ホームヘルパー :kodinhoitaja
  • 日中保育士:päivähoitaja

介護福祉士と保育士-資格の一本化における問題点

資格の統合にやや近い例として、幼稚園と保育園の機能を一体化した「認定こども園」の設立に伴い、保育士の資格をお持ちの方が幼稚園教諭の資格を取りやすく、また幼稚園教諭の資格をお持ちの方が保育士の資格を取りやすくした特例制度が現在実施されています。
この制度は、保育士もしくは幼稚園教諭の資格をお持ちでなおかつ3年の実務経験のある方について、大学などで指定の8単位を修めればもう一方の資格が取得できるようにしたものです。(※特例制度について詳しくはこちら)

保育士と幼稚園教諭についてはともに児童の保育・教育に関わる資格であり、児童を対象とした仕事という点で共通項が多いため特例制度の実現に至ったと思われます。しかし、保育士と介護福祉士については、乳児・幼児を対象とした保育高齢者を対象とした介護ケアということで求められる技術が大きく異なり、資格の統合は厳しいのではないという声が上がっています。

また、政府が参考にしているという先述のラヒホイタヤは中卒レベルの基礎資格を一本化したものですが、日本の介護福祉士・保育士は、養成施設・大学などを卒業するか、学歴・実務経験等の厳しい受験資格をクリアして国家試験に合格する必要のある資格であり、その分野での高度な専門性が求められています。また、ラヒホイタヤにしても3年の専門教育を要する資格であり、多分野に対応した知識・技術の習得は容易ではありません。

介護福祉士・保育士資格を統一するとすれば、どのような方法になるのか。厚生労働省は5月中に具体策・方針をまとめるとしています。シカク情報部では今後もこの話題について注視していきたいと思います。

■追記(2015/6/12)■
4月の発表では5月中に具体策・方針をまとめる予定とされていましたが、現時点で目立った動きはないようです。

■追記(2015/6/23)■
厚生労働省が、介護福祉士・保育士資格の取得方法について具体策の検討に入ったとのニュースがありました。
新たに統一資格を設けるのではなく、介護福祉士・保育士の双方の資格を取得しやすくする方向で考えられており、具体的には保育士が介護福祉士試験を受ける際、あるいは介護福祉士が保育士試験を受ける際に一部の科目を免除するなどの案や、福祉分野の基礎研修の見直しなどが検討されているということです。

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