●プロフィール
社労士事務所で働きながらTACの「社会保険労務士講座」を受講し、社会保険労務士の資格を取得。今年の2月に転職し、現在はUTホールディングス株式会社にて給与と社会保険を担当している。
労働関連や社会保障の関連の書類の作成、労務管理の相談など幅広い知識が必要な社会保険労務士。難しいとされているこの資格を働きながら取得し、一般企業に転職を果たした阿部さんに、合格への道のりや仕事のやりがいについてうかがいました。
─ 社会保険労務士を目指そうと思ったきっかけは?
実は大学が教育学部だったので、最初は教職を目指していたんです。しかし教員採用試験を途中で断念。その後、派遣社員として販売の仕事に就いたのですが、社会保険や有休など制度に関することがよく分からず…。
そんな状況から、勉強もできて、さらに手に職を付けられるような事務系の仕事がしたいと考えるようになっていきました。
そうした希望をかなえられる仕事はないかと探しているうちに、縁あって社会保険労務士事務所で働かせていただくことになったのです。
社会保険労務士事務所で働いていると、企業の人事担当者の方とやり取りをすることが多くなります。当時は先方からの質問にすぐに答えられず、「あとで調べてから回答します」とお答えすることも多くありました。
独学で本を読んだりして勉強したのですが、分かりにくく、なかなか頭に入ってきません。
「これは集中して勉強しなければ」と思い、スクールに通って資格を取得することを決めたのです。
─ 社会保険労務士の資格取得に向けてどのような方法での学習を考えましたか?
この資格は「勉強時間の長さが、成績や合格率に比例する」と言われているのですが、最初のうちはそれがわからず、授業に出て少し復習して…というペースで勉強をしていました。その結果、1度目の試験は、残念ながら不合格に。
このままの勉強法ではダメなのだと気持ちを入れ替え、2年目からは講師も変え、新たに受講し直しました。
また授業がない日も毎日3時間、帰宅途中にあるスクールに立ち寄り、自習をしました。
家で一人で勉強をしていると、どうしてもモチベーションが下がってしまうのですが、自習室には他にも勉強している方がたくさんいて、いい緊張感の中で集中することができました。
そうした環境に身を置くことで、自然と「勉強しなければ」という気持ちを保てたのだと思います
。
─ 勉強を続けることで得たものはありましたか?
「資格は取るまでやらないと意味がない」と思い、あきらめずにチャレンジしたこと。そして3回目のトライで無事合格という目的を達成できたことは、とてもいい経験になりました。
それに同じ目標を持った仲間ができたことも、とても大きかったです。
くじけそうになったときはお互い励まし合ったり、相談したり…こうした仲間ができたのは通学制で学んだからこその大きなメリットの一つだと思います。
その時の仲間とは今までも交流が続いていて、合格者が出たときはみんなで集まってお祝いの食事会を催しています。
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