一生使える国家資格
ライフスタイルや働き方・生き方への価値観が多様化している今、一人ひとりが主体的に動き、自分のキャリアデザインを考えることが必要な時代になってきました。 それをサポートするのが「キャリアコンサルタント」という存在です。 キャリアコンサルタントは、その人にとって望ましい職業選択を援助し、ライフキャリア全体にわたる支援を行う専門家です。
働く人がより自分らしいキャリアを歩めるよう、個々のキャリアデザインをサポートできる人材が求められています。
それらの担い手である「キャリアコンサルタント」の育成に厚生労働省などの機関も注力しており、2016年からは国家資格制度もスタート。ますますそのニーズは高まっています。
キャリアコンサルタントを目指して身につける知識やスキルは、様々な場面で活かすことができます。
対人コミュニケーション力や相手の悩みに寄り添って話を聞く傾聴力は、職場や周囲の方々との円滑なコミュニケーションに役立つでしょう。
また、自分自身が困難な問題に直面した時に考えや状況を整理することができるようにもなります。
カウンセリングスキルや高いコミュニケーション力は、どんな業種・職種を目指す上でも強みになります。
接客業や、部下をまとめる管理職の方など「人と関わる仕事」はもちろん、それまでの職業経験や人生経験を活かし、セカンドキャリアとしてキャリアコンサルタントを目指すのも選択肢の一つです。
酒井 希世美さん
以前は接客の仕事に携わっていました。
窓口業務でなかなか解決できない問題や社内での人間関係の悩みといった課題を解決できるようになりたいと思ったこと、また今後、仕事をしていく上でも、コミュニケーションスキルを高めて、こういった問題を解決できる自分になれたらいいなと思ったのが、キャリアコンサルタントを目指したきっかけです。
資格取得後、人材系企業に転職。職種や年齢、考え方など、さまざまな方々に寄り添えるカウンセリングができるようになったのは、スクールで実践したロールプレイングのおかげ。
またプライベートで悩んだ時、迷った時、学んだことが考え方のベースとなっているので、勉強して本当に良かったと思っています。
大栗 和浩さん
友人の一人がキャリアコンサルタントを目指していると聞いて、はじめてその資格や仕事を知りました。人と接する仕事が好きだったこともあり、「キャリア支援」の仕事に魅力や将来性を感じて自分も目指すことに。
資格取得後は、家業の傍ら、友人が経営するスポーツジムでパーソナルトレーナーとして勤務。学習を通して身についた「人の話を聴く力=傾聴」のおかげで、会員さんへの理解が深まり、目的達成のためのサポートもしやすくなりました。
カウンセリングスキルは、どんな職業でも役に立つと思いますし、学べて良かったと思います。将来はこの資格を活かして、一緒に学んだ仲間とキャリア支援の場を作るなど、新しいことにチャレンジしていきたいです。
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