昨今注目されている補完代替療法のひとつとして、看護師の資格を持ちながら【アロマ】や【リフレ】、【フットケア】などの技術を学び、患者のケアやコミュニケーション法として仕事に活かすケースが増えてきています。施術される側だけでなく、施術する側の心と身体にも癒しの力が行き届き、看護との相乗効果で病状の改善への一歩として役立てられるスキルです。
「緩和ケア」に注目が集まっている昨今、そのスキルの一つとして、【マッサージ】【整体】や【スポーツトレーニング】など人の身体のケアに関する知識や技術を学ぶ看護師が増えています。身体のしくみを看護学とは別の視点から学ぶことで、入院中やリハビリ中の患者のケアやサポートにも役立てることができ、仕事の幅も広がります。
看護師は、病院の中でも患者と接する機会が多いため、一人ひとりに対する言葉のかけ方に悩んだり、自分の心の持ち方に不安になることも少なくありません。最近では看護師専門の講座が開講されるなど 、【心理学】や【カウンセリング】、【メンタルヘルス】スキルの需要が高まっています。仕事はもちろんのこと、職場での人間関係にも役立つ汎用性の高いスキルです。
看護師がキャリアアップを狙う一つの方法として、上級職の「専門看護師」を目指す道があります。まず大学で【看護学士】を取得後、大学院への進学が必須ですが、働きながら学べる通信制の利用などで人気が高まっています。また、看護師として海外ボランティア派遣を目指すためには、【英語力】を養うことも必要不可欠です。
代替療法の一つとしてだけでなく、自分自身の心のケアにも活用!
内田 知子さん シーズ・インターナショナル・カレッジ卒業生
私とアロマとの出会いは、多忙のため精神的に疲れていた時にアロマトリートメントを受けたことでした。そこで、代替療法の一つとして注目されているだけでなく、自分自身のケアにも役立つアロマを学ぼうと思い立ちました。働きながらシーズで一年間みっちり学び、3つのライセンスを取得。現在美容皮膚科で勤務しており、レーザー治療後の炎症を抑えるため、ラベンダーを染み込ませた冷たいコットンで肌を冷やすことを提案しました。リラックスにもなり、患者さまにも喜んでいただいています!
緩和ケアとしてのリフレを学んでスキルアップ!
中川 典子さん 英国IFR・JHRS公認校 日本リフレクソロジスト養成学院【REFLE】卒業生
看護師として働くうち、“緩和ケア”についてもっと知り、スキルを身につけたいと考えるようになりました。中でも医療従事者からの評価が高く、高齢者にも優しい技術としても注目を集めているリフレクソロジーに興味を持ち、REFLEで学ぶことを決意。単なる「足もみ」ではなく、補完療法として活用できるこの技術は、看護師のスキルアップにも大変役立ちます。修了後は自宅サロンをオープンし、訪問看護との両立で充実した毎日を送っています。
看護以外にも知識を広げることの大切さをたくさんの人に伝えたい
三石 清子さん フスウントシュー インスティテュート(ドイツ式足と靴の学校)卒業生
フットケアを学ぼうと思ったのは、看護師として勤務時、高齢者の肥厚爪のケア方法をたまたま受けた研修で知り、足のケアについてより深く学びたいと感じたことがきっかけでした。数ある学校の中から、本場のドイツ人講師から直接指導してもらえるフスウントシューの短期講座を受講。働きながらでも集中して学び、資格も取得できることで知識も深まり、仕事にも活かすことができました。現在は看護大学の助手をしていますが、自分の経験をもとに、知識を広げることの大切さを伝えていけたらと思っています。
正しいマッサージの技術で患者様の体の不調にも対応できるように!
高橋 理子さん YMCメディカルトレーナーズスクール受講生
私自身定期的にマッサージを受けていたこともあり、看護師として患者様に接する上で、マッサージのスキルは役立てられるのではないかと感じ、本格的に学ぶことを決めました。様々なスクールを検討した結果、自分の将来やりたいことに一番近いと感じたYMCに入学。様々な分野の学生と交流することで視野が広がりました。このスキルは仕事としてだけでなく、家族や自分自身の心身のケアにも目を向けられるようになるので、きちんと身につけて役立てていきたいです。
小児科の専門性を高めるだけでなく、子育てにも活きています
石黒 佐度美さん 東京未来大学 こども心理学部 通信教育課程卒業生
看護師を続けるうちに、特に子どもについて深く知りたいと思うようになりました。そこで、看護師の仕事をしながら学べる東京未来大学の通信教育で“こども心理学”を学ぶことにしました。学習中は仕事との両立の為、徹底的に時間の使い方を改善。またスクーリングでは、先生やクラスメイトとの交流で、切磋琢磨しながら無事に卒業することができました。基礎から知識を学んだことで、仕事のみならず、自身の子どもに対しても上手に役立てられるようになりました。もっと心理学の活用の場を広げるために、今後も努力し続けたいです。
患者さんを心と身体の両面から支えられる看護師に
大隅 彩子さん APC心理教育学院受講生
看護師として働くうち、患者さんの心理面のケアをしたいと思い、APCで心理カウンセリングのスキルを学ぶことにしました。数多くのケースをもとに、患者さんとのコミュニケーションのとり方などを学ぶことができ、実践的なスキルも身につきました。おかげで、病院での勤務にも非常に役立っています。現在は学んで得た知識を最大限に活かし、看護師として働きながら、患者さんの身体と心の両面から様々なご相談に応じています。
心の健康について学んだことで、ひとまわり大きく成長した気がします
村山 博子さん 敬愛カウンセラ―学院受講生
看護師としての立場や責任が重くなるにつれ、職場の雰囲気に対しての判断力や考え方等、心のコントロールが必要な場面に出会うことが増え、心理学やカウンセリングに関する知識を学びたいと思うようになりました。様々なスクールを検討した結果、通いやすさと授業内容に惹かれ敬愛カウンセラー学院に入学。看護師として多忙な毎日を送る中で、自分自身をケアすることの大切さに改めて気づかされました。学べば学ぶ程、看護師にとって心の健康について学ぶことは大変意義のあることだと痛感。どんどん実践に活かしていきたいです。
自信をつけるための学士の取得が、さらに上を目指す原動力に!
遠田 きよみさん 武蔵野大学通信教育部卒業生
看護師になって数年、日々の業務に流される毎日を送ってきました。そんな自分の将来に不安を感じ、もっと自信をつけるために学士を取得しようと、大学の通信教育部で学ぶことを決意。実際に学んでみると、臨床現場の実践で得た知識と一致する内容も多く、大変興味深かったです。レポートや試験など大変なことも多々ありましたが、学位記が届いたときは本当にうれしく、さらに上を目指したいという思いが強くなりました。今後は大学院へ進み、臨床現場へ還元したいと考えています。
常に最新の技術や情報を得て仕事に活かすために、英語の必要性を強く感じています
山本 あゆみさん アルプロス在校生
チーム医療のワークショップで5週間の海外留学プログラムに参加することになり、英語を学ぶことを決意。出発までの期間で出来る限り効率的に学べるカリキュラムの学校を選びました。 この経験で改めて感じたのは、看護職にとって英語は学ぶべきスキルの一つなのだということ。最新の医療情勢や看護スキルに関する情報源を日本語のリソースのみに限定すると、それはもはや最新ではないことが多くなっているからです。
「なぜ学ぶのか?」を明確にして学ぶことで、自分に合った学校に出会うことができました。今後も仕事と上手く両立しながらスキルアップを目指したいと思います。