実務者研修を取得するなら今!その理由は?
理由1サービス提供責任者になれる!
事業所に必ず配置が必要とされるサービス提供責任者。これから目指す方は、介護福祉士の資格取得もしくは実務者研修の修了が必要となります。介護福祉士は国家試験であるのに対し、実務者研修はそれよりも一歩手前に位置する研修なので、初心者でも受講が可能です。
※ヘルパー2級または初任者研修をお持ちの方も3年以上の実務経験があればサービス提供責任者となることができますが、減算対象となります。
理由2介護福祉士の受験資格
今後のキャリアとして、介護福祉士を目指すなら、早いうちに実務者研修を修了しておくことをおすすめします。受験資格の1つになったことで、実務者研修を受験までに修了していないと、そもそも国家試験を受けられないことになります。実務者研修は受講期間が長めなので、介護福祉士の受験勉強と同じタイミングで進めるのは少し大変です。余裕をもって受講することをおすすめします。
理由3通う日数は2日から!
通信学習とスクーリング(通学)を併用する形が主流の実務者研修では、通学日数を2日~10日前後に抑えることも可能です。
理由4たん吸引・経管栄養を学べる
「医行為」として定められているたん吸引と経管栄養ですが、実務者研修のカリキュラムの中で、「医療的ケア」という科目で学ぶことができます。※これらの行為を実際に介護現場で行うには、講義・演習に加えて実地研修を修了しておく必要があります。
実務者研修取得に向けたスケジュール例
実務者研修取得するまでを、2つのモデルスケジュールを例に動画で紹介します。また、受講する場合の費用も紹介しています。
関連記事:
実務者研修取得までをほぼ3分の動画でわかりやすく紹介!
介護福祉士の受験資格について
介護福祉士受験には
実務者研修修了が必要です!
(2017年1月試験より)
介護福祉士の受験資格が変更され、実務者研修が必須になっています。詳しい変更点は以下の通りです。
項目 | 平成27年度以前 | 平成28年度以降 |
---|---|---|
受験資格 | 実務経験3年以上 | 実務者研修修了 実務経験3年以上 |
試験 | 実技試験+筆記試験 (実技試験は介護技術講習会もしくは実務者研修修了で免除) |
筆記試験のみ |
実務者研修は、標準受講期間が6ヶ月となっているので、2023年1月の試験を目指す場合には、2022年中に修了できるよう早いうちから受講スケジュールを考えておくとよいでしょう。
サービス提供責任者について
サービス提供責任者とは
サービス提供責任者とは、ヘルパー(訪問介護員)、ケアマネジャー(介護支援専門員)や、訪問介護サービスの利用者のパイプ役となり、適切な介護サービスが提供されるように調整するコーディネーター。サ責とも呼ばれています。訪問介護事業所にはサービス提供責任者の配置が義務付けられており、訪問介護サービスを行う上でなくてはならない存在です。
仕事内容
ケアマネジャーが作成するケアプランをもとに、具体的にどのような訪問介護サービスを行うのか計画を立てるのが、サービス提供責任者の仕事の1つです。また、作成した訪問介護計画書の内容を利用者やその家族に説明し、利用者の同意を得るのもサービス提供責任者の役割です。訪問介護サービスの開始以降も、利用者の状態の変化や、サービスに関する意向・希望を定期的に確認し、必要に応じて訪問介護計画の変更を行ないます。
以下の記事でも詳しく説明しています。
>> サービス提供責任者とは?仕事内容から必要な資格・実務経験までご紹介します
>> サービス管理責任者の仕事とは?サービス提供責任者との違いは!?
実務者研修講座について
未経験者でも受講可能です!
介護の基本資格として初任者研修がありますが、他の介護の資格を持っていない介護職未経験者でも、実務者研修を受講することができます。手っ取り早く介護福祉士の受験資格をクリアするためには、最初から実務者研修の修了を目指すのが近道です。初任者研修より実務者研修の方が講座費用は高いですが、最終的にどちらも取得する場合は実務者研修から始めたほうがトータルコストで安くなるメリットもあります。
他の介護資格を持っていると研修時間数が短縮されます
介護の初心者・無資格者から受講できる実務者研修ですが、お持ちの資格によって必要な時間数や講座費用が異なります。無資格の場合は450時間の学習ですが、ヘルパー2級を持っている方は130時間短くなり、320時間の学習になります。時間が短い分費用も安くなります。
- 無資格450時間+医療的ケア(演習)
- 初任者研修/ヘルパー2級320時間+医療的ケア(演習)
- ヘルパー1級95時間+医療的ケア(演習)
- 基礎研修50時間+医療的ケア(演習)