[社会保険労務士]キラリビト・インタビューvol.10 阿部智子さん[2/2]

─ 転職されたきっかけは？

実は資格を取得すると決めたときから、いずれは一般企業に行き、その中で社会保険労務士の資格を活かして働きたいと思っていました。

資格を取得してからも引き続き社会保険労務士事務所で働きながら転職先を検討し、1年あまりたったところで、UTホールディングスに転職をしました。
現在は全国合わせて約6000人の社員の給与計算を受け持つ部署に所属し、毎日、全国の営業所から届く書類の内容を見て、入社書類、退職書類、各種証明書などを整理・作成しています。

─ 現職では、どんな時にやりがいを感じますか？

前職では、クライアントである企業の人事担当者とやり取りをしていたので、実際に働いている人の顔が見えなかったのですが、今は直接働いている方とやり取りすることもあります。

先日、市町村に提出する証明書を作るために急ぎで作って欲しいという依頼があり、書類を仕上げてお渡しすると「こんなに早くやってくれるとは思わなかった。ありがとう」という言葉をいただき、とても感激しました。

─ 今後の目標を教えてください

今は給与計算などをメインにおこなっているのですが、3年後くらいには、就業規則など会社の人事制度や規定面に携われるようになりたいと思っています。そのためには、もっと会社のことを熟知して、経験を積まなければと思っています。

─ 同じ職種を目指す方へメッセージを！

社会保険労務士は、人の役に立てる、やりがいのある仕事につながる資格だと思いますので、絶対にあきらめず、合格を目指していただきたいと思います。

それから労働基準法や健康保険、年金のことなど、いち社会人として勉強になる部分もたくさん学べますから、学ぶかどうか迷っている方がいたら、是非おすすめしたいですね。

社会保険労務士は難しいというイメージがあるかもしれませんが、学校に通うことで否が応でも（笑）勉強は続けられますし、自分の実力を試しながらインプットとアウトプットができるので、やりがいも感じられると思います。それに、スクールをきっかけに色々な方と出会って刺激を受けるメリットも大きいと思います。

先ほども言いましたが、資格は取るまでやらないと意味がありません。さらに取った後は、もちろん仕事に活かすべきだと思います。

社会保険労務士は、自分で独立・開業することもできますし、私のように企業の中で資格を活かして働くこともできたりと、道が広いのが特徴です。ぜひ興味がある方は学んで、資格を取得して、働き甲斐のある仕事や、転職、再就職などに活かしていただきたいと思います。