●プロフィール
専業主婦からキャリア復帰を目指し、「産能プロカレッジ」の試験対策ゼミ、通信講座などを受講し、消費生活アドバイザーの資格を取得。現在は環境関連の財団法人に勤め、エコリサイクルの事業に携わっている。
消費生活アドバイザーの資格を取得し、15年のブランクを経て、専業主婦から見事にキャリア復帰を果たした佐藤さん。主婦業と勉強との両立に苦労しながらも、決してあきらめない気持ちを支えたものは何だったのか、お話をうかがいました。
-- この仕事を目指そうと思ったきっかけは?
子供が生まれたのをきっかけに、専業主婦として家に入っていましたが、そのうち仕事に復帰したいという希望は常に持っていました。
でも、仕事を辞めてずいぶん経つし、なんの資格も持たずに丸腰で就職活動をするのは不安…。復帰するなら、何か資格を身に付けなければ!と思っていたところに、偶然、近所の図書館で「消費生活アドバイザーの仕事がわかる本」という本を見つけて。 その中に私と同じ専業主婦の方が、資格を取って活躍しているという記事が載っていたのです。
それを読んで以来、「私もこうなりたい!」と思うようになり、消費生活アドバイザーに興味津々。
当時は子供がまだ小さかったのですが、「いつか子供の手が離れたらこの資格を取ろう」と、その時決心しました。
-- 合格までに、どんな努力をしましたか?
勉強の柱は(学)産業能率大学の通信講座と通学講座。
模擬テストや面接、小論文コースもあり、試験対策が万全な講座を選びました。
もちろん、自主勉強も頑張りました。
主婦業に休みはないので、そんなにまとまった時間は取れません。自宅から駅までの間や、駅で電車を待っているほんの数分も勉強にあて、家中にメモを貼ってご飯を作りながら見たりもしていました。
お風呂の時間ももったいなくて、試験期間中はリンスインシャンプーですませたり(笑)
それでも、経済や法律など今まで触れたことのなかった分野にまで及ぶ試験は難しく、1回目の試験は失敗。
2度目のトライで無事合格することができました。
-- どんな道のりで現在の仕事に就きましたか?
実は、合格したばかりのころは気が抜けてしまったようで、「私は何がしたいんだろう」と毎日自問自答し悩んでいました。
そこで、まずは今の自分を客観的に見ようとキャリアカウンセリングを受け、仕事を探し始めることにしました。
職探しには、消費生活アドバイザーの求人情報が得られる日本産業協会のHPやNACS(アドバイザーのその後の活躍や勉強を応援する専門の団体)などをフルに活用しました。
そして、横浜にある環境関連の財団法人の人員募集に応募し、この春から採用していただきました。
あとで聞いたところによると、10名の採用枠に80名の応募があったそうです。
高い倍率の中で私が採用していただけたのは、やはりこの資格を持っていることを評価いただいたのだと思います。
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