●プロフィール
「専門学校日本デザイナー学院」インテリアデザイン科卒業。施工管理会社で現場を学んだ後、インテリアデザイン事務所に転職。現在はアシスタントとして住宅、ショップなどのデザイン、設計、パース制作などに携わっている。
施工管理の現場を学んだ後、約1年半ほど前から念願だったインテリアデザイン事務所に転職。本格的にインテリアデザイナーの道を歩み始めた中澤さん。最初はデザイナー志望ではなかったという彼が、その道に惹かれていった理由とは何だったのでしょうか。
-- この仕事を目指そうと思ったきっかけは?
実はもともといまの仕事を目指そうと思っていたわけではなく、最初はプロダクトデザインに興味があり、デザインの勉強を始めたんです。でもインテリアデザインの授業を受けるうちに、その奥深さに気付いて、興味を持ち始めた僕の背中を押してくれる先生の影響もあり、どんどん気持ちが傾いていきました。
最終的に決め手になったのは、ある雑誌に同じ専門学校を卒業した先輩がデザインした建物が掲載されているのを見たこと。
自分が思い描いたものが形になるということを目の当たりにして、自分の中で目標がインテリアデザイナーに完全に定まりました。その後、その先輩とお話しする機会もあり、ますます気持ちが高まっていきました。
-- 希望の仕事に就くまでに、どんな努力をしましたか?
卒業後は、施工管理の会社に入社しました。
なぜ最初から設計事務所に入らなかったのか?
それは「図面を描くとき職人さんが具体的にどう作るのかイメージできないと、いいものはつくれない」という専門学校の先生のアドバイスもあり、まずは現場を知った上でデザインの道に進もうと思ったからでした。
施工管理の会社では、現場監督のアシスタントを務めました。アシスタントといっても、監督さんが外注の方だった場合、実質僕が現場の責任をとることも。現場には30〜40人、多いときで60人くらいの職人さんがいます。自分の父親ほど歳の離れた人たちを前に指示を出すのは思った以上に大変で、ときには叱られることも……。
でも、この経験がデザインの道につながる。自分にとって必要な工程なんだと思って必死にやりぬきました。
-- 仕事をしていて嬉しかったエピソードは?
施工管理の会社で2年半ほど勤めてから、いまの設計事務所に転職。 この事務所は専門学校時代に5か月ほどアルバイトをしていたところで、古巣に戻った形になりました。 いまの事務所では、住宅の他にお店なども手掛けています。
入社して以降、先輩のアシスタントという形ではありますが、有名な老舗フルーツショップのリニューアルに関わらせもらいました。
なにもない0のところから作り上げる全行程を理解している分、できあがった時は本当に感慨深かったです。さらに、オープンの日にお客様が100人ほど並んでいるのを見て、また感動。これがインテリアデザインの醍醐味なんだと実感しました。
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