理学療法士vs作業療法士の違いを徹底検証！

リハビリテーションのプロとして、医療や福祉の分野で活躍する理学療法士と作業療法士。いずれも国家試験に合格した人だけが資格を持つことができます。

理学療法士は、寝返る、起き上がる、立ち上がる、歩くなど、日常生活で必要な基本動作の改善をサポートする『動作の専門家』。ケガや病気などで身体に障害のある人に、歩行練習などの運動療法や、マッサージや電気、温熱、光線などを使った物理療法を用いて、身体の機能や動作の回復をうながし、自立した日常生活が送れるようにバックアップします。理学療法士はPhysical Therapist（PT）とも呼ばれています。

作業療法士は、入浴や食事など日常生活の動作や、手工芸、園芸、レクリエーションまであらゆる作業活動を通して、身体と心のリハビリテーションを行なうスペシャリスト。作業を通じて、関節を動かしたり、筋力を強くしたり、精神を活性・安定させたりすることで、身体機能・精神機能の回復を目指します。理学療法士と異なる点として、そううつ病、摂食障害などの精神障害も対象としています。作業療法士はOccupational Therapist（OT）とも呼ばれています。