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パティシエ 中野賢太さんインタビュー[1/2]

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プロフェッショナルインタビュー 成功への近道は、始めた頃の熱い気持ちを持ち続けること パティシエ 中野 賢太さん

有名洋菓子店「ダロワイヨ・ジャポン」のパティスリー・シェフとして、多忙な毎日を送っている中野賢太さん。大学時代に初めて菓子の世界に触れるという、やや遅咲きなスタートでありながら、着実に夢を叶えていくその秘訣についてお話を伺いました。

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プロフィール

中野 賢太(ナカノケンタ)

大学在学中にル・コルドン・ブルー代官山校・菓子講座を受講し、パリ研修を経験。卒業後に都内洋菓子店に就職するが、4年後に退社し渡仏。南仏にあるオリヴィエ・バジャール国際製菓学校に通う。その後2007年12月〜2011年7月まで、Hotel Plaza Atheneeなど3つの有名店で経験を積み、2011年に帰国。
ル・コルドン・ブルー代官山校のアシスタントを経て、現在はダロワイヨ・ジャポンにてパティスリー・シェフを務めている。

ダロワイヨ ジャポンHP
ル・コルドン・ブルー
ル・コルドン・ブルー代官山校
ル・コルドン・ブルー神戸校

フランスでの研修生時代にコンクール出場を直談判、2位を獲得

Q. この仕事を目指したきっかけは

子供のころ、親の仕事の都合でイギリス、ドイツ、香港など海外を転々としていて、いろんな国の料理に触れられる環境で育ったこともあり、小さいころから「料理人になりたい」と思っていました。家でも包丁を握って、よく料理を作っていましたね。

大学に入ってからもその気持ちは変わらず、2年のときにル・コルドン・ブルー代官山校の菓子基礎講座を受講しました。
実はコルドンに入った時はまだ料理人志望で、パティシエになりたいとは思っていませんでした。
本当は料理も習いたかったのですが、自分でバイトをして学費を稼いでいたので、料理のクラス分までは支払えなかったという事情もあって(笑)、それでまずは自分が苦手に感じていた菓子のほうをあえて学ぶことにしたんです。

Q. 日本とフランスで学びの違いは?

コルドンで基礎〜中級〜上級と進み、菓子ディプロムを取得して大学3年の時に休学をしてパリ研修に行きました。その後帰国して都内の菓子店に就職しましたが、4年後に再びフランスで働くことにしたのです。

日本でもずっとフランス系の店に勤めていたこともあって、両国の差はそれほど感じませんでした。繊細な技術に関しては日本で学ぶほうが力が付く気がしましたが、小さい頃から海外生活をしていたこともあって、自分には外の空気のほうが性に合っていたかもしれません。
ただ語学は、大学で第2外国語でフランス語をとっていた程度なので、スクール時代はまだしも現場に出てからは言われたことの半分しかわからず、言葉の苦労+技術がない苦労の両方を味わいました。

でもやはり本場にいるからこそ学べることもたくさん得られました。
現地の気候や文化的背景がどう菓子に影響しているのか、北仏南仏の焼き色の違いなど、教科書では知りえない部分を実際目の当たりにしつつ学べたことは大きかったと思います 。


Q. 三ツ星プラザ・アテネでの勤務、コンクールへの出場で得たものは

オリヴィエ・バジャール国際製菓学校を出たのちに、研修生としてプラザ・アテネへ。

実は学生時代に、プラザ・アテネのシェフが授業に来てくださったことがあって、その時に直接自分から「研修に行ってもいいですか?」と売り込んだんです。
プラザに行った目的は、尊敬するシェフの下で学びたいという気持ちもありましたが、もう一つシャルル・プルースト杯という権威ある賞に挑戦したいという思惑もありました。
賞へのエントリーも自分から「ぜひ挑戦したい」と話しました。研修生でそんなこと言い出す人はなかなかいないので驚かれましたが、「出るなら勝て」と許してもらいました。
それからの6ヶ月は相当プレッシャーを感じながら頑張りましたね。

そして結果は2位。
優勝を狙っていたので残念ではありましたが、多くの方に見てもらい、その中で2位という評価をいただけたことは、「今君がやっていることは正しいんだよ」と言ってもらえたような気がして、とても自信になりました。
以来、日々の仕事もより迷いなく打ち込めるようになったと思います 。


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