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鍼灸師(はり師、きゅう師)の資格取得

鍼灸師(はり師、きゅう師)の資格取得

はり師は金属針を刺して患部に刺激を与え、きゅう師はもぐさを皮膚表面のツボに置いて焼き、その温熱によって刺激を与えて治療します。ともに生活習慣病や事故後の後遺症などに有効な治療法として人気です。

更新日:2020-12-15(公開日:2017-09-04)

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鍼灸師士の資格取得 鍼灸師士になるには

鍼灸師になるには、経験や資格、条件は必要?

一般的に、鍼灸師として知られていますが、鍼灸師という資格は存在しません。鍼灸師とは、はり師、きゅう師の資格をどちらも取得している方のことを言います。はり師、きゅう師になるためには、それぞれの国家試験を合格・取得しておく必要があります。多くの方が、はり師、きゅう師をダブルで取得します。国家試験を受けるためには条件があります。はり師、きゅう師の養成施設で、3年以上の修業をして、所定の課程を全て修了することです。養成施設には、大学・短期大学・専門学校があり、鍼灸師学科・コースが用意されています。なお、大学のみ4年間の通学が必要です。養成施設に通学するという必須条件は、高等学校を卒業して、そのまま養成施設に進学する新卒者も、既に仕事をしていながら資格取得を目指す既卒者も同じです。既卒者の中には、鍼灸院やスポーツ施設などで施術助手・補助として勤務をしながら、資格取得を目指す方も少なくありません。

鍼灸師の就職・採用事情は?

鍼灸師の就職先は、主に鍼灸治療院です。鍼灸治療院は、個人経営をしているケースが多く、人材が充足している場合も少なくありません。従業員が多い鍼灸治療院では、定期的に求人募集にかけているので、頻繁に確認をしておきましょう。鍼灸師治療院以外の就職先では、東洋医学科ないしはリハビリ室がある病院や統合医療を推進する診療所、特別養護老人ホームや有料老人ホーム、介護老人保健施設などの介護施設、在宅医療、鍼灸整骨院、美容エステサロンなど幅広くあります。近年では、在宅サービスのニーズが高まっているので、 訪問鍼灸を専門に扱う事業所もあります。就職先を見つけることは決して簡単ではありませんが、様々な可能性が考えられます。また、鍼灸師以外にも、あん摩マッサージ指圧師や柔道整復師の資格を取得しておくと就職活動で有利に働きます。

鍼灸師の将来性は?

鍼灸師は、将来性がある仕事であると言えます。というのも、鍼灸の根本的な考え方である東洋医学が、世間的に注目を浴び始めているためです。東洋医学とは、原因療法を基本にしており、自然治癒力を高めていきます。一方で、西洋医学は痛みや凝りなど、既に生じている症状を取り除く対処療法を行います。原因そのものにアプローチする鍼灸師のアプローチは、ダイエット・痩身・メタボから、美容・健康や、スポーツ・介護におけるリハビリまで、安全な方法で高い効果が得られるため、ニーズが高まってきています。このように鍼灸師が活躍出来るフィールドは広がっていますが、重要なのは専門性や独自性を持つことです。鍼灸師や鍼灸治療院は、近年増えていっているので、競争はさらに激化していくでしょう。しかし鍼灸師として差別化に成功をすれば、将来的に重宝される存在となるでしょう。

こんな人が向いています

医学分野の資格のため、高いレベルの知識と技能が要求されます。根気よく学習に取りくめる向学心旺盛な人に向きます。資格習得には時間もコストもかかり、中途半端な意気込みでは長続きしません。また患者とのつきあいが上手で健康な人が望まれます。一生続けられる仕事ですが、経験が重視され、口コミで評判が広がる世界。仕事を始めてからも、最新の知識を学び、スキルアップしていくことが大切です。

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鍼灸師(はり師、きゅう師)国家試験の概要と難易度は?

鍼灸師の合格率

はり師・きゅう師の国家試験の合格率は、平成28年度(第51回)で、はり師が73.3パーセント、きゅう師が75.0パーセントでした。全体の受験者数は、はり師が4775名で、きゅう師が4732名、合格者は、はり師が3504名、きゅう師が3550名という結果です。平成24年から平成27年まで合格率は、70パーセント台から80パーセント台を推移してきました。ただし平成27年からは、70パーセント台前半を記録しています。なお、平成22年は83パーセントという高い合格率でした。受験者数は、減少傾向にあります。今までは5000人台の受験者がいたものの、2~3年前から4000人台に落ちています。しかしながら、10年以上前の受験者数は2000人台でした。規制緩和によって、鍼灸師の養成施設が爆発的に増えたことをきっかけに、受験者数が伸びていきましたが、近年になって落ち着いてきたと考えられます。

合格ライン

はり師・きゅう師の国家試験は、合格基準点を満たせば、誰でも合格することができます。定員数は設けられていません。試験科目は、はり理論・きゅう理論、そして共通科目(西洋医学・東洋医学に関する理論)に分かれます。共通科目は、事前に申請をすれば、2回受けずに済ませることが可能です。したがって、ほとんどの方がはり師・きゅう師の国家試験を同時に受験します。 基本的には、4択のマークシート方式で出題されます。配点は1問につき1点で、150点満点です。はり師・きゅう師どちらも150点満点中90点以上を採ることが、合格基準になります。すなわち合格ラインは、60パーセントの回答率です。さらに、共通科目で満点に近い回答率だったとしても、はり理論、きゅう理論が合格ラインに満たない場合は不合格となります。また、どちらかの試験には合格して、一方で不合格にあるケースもあります。

一発合格に向けて

はり師・きゅう師の国家試験は、合格率が70パーセントから80パーセント前後で高い水準ではあるものの、近年ではやや下降しています。これには、国家試験の難易度が高くなっていることが関係していると言われています。一発合格出来る確率が、低くなりつつあります。そこで出来る限り、ストレートで合格をするためにも対策が必要です。受験勉強において、最も重要なのは過去問題を繰り返して解くことや、模擬試験を積極的に受けることです。苦手分野を克服することで、点数アップを目指します。さらに、学校は数多くありますが、距離や料金などではなく、合格実績のある鍼灸師養成校を選んで学ぶことも大切です。実践的な知識を身につけて、本番の試験に臨みましょう。

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鍼灸師の仕事内容

どんな仕事?

鍼灸師の仕事は、はり師ときゅう師の国家資格を所得している者が、患者に対して鍼灸治療を行うことです。鍼灸治療とは、鍼(はり)や灸(きゅう)を使って、身体の経穴、幹部を刺激することによって、原因治療を行うことです。患者の治療内容によって、治療時間は変わりますが、約1時間前後が目安となります。 世界保健機関(WHO)が有効性を認めた疾患や症状には、肩こりや腰痛、腱鞘炎、関節炎、頭痛、めまい、生理痛、月経不順、便秘、冷え性、下痢など日常的な身体の不調から、事故やアクシデントによるむちうちや捻挫、そして自律神経失調症や糖尿病、更年期障害、メニエール病、動脈硬化などの疾患まで多数あります。

治療行為を主に行う場所は、鍼灸治療院ですが、最近では病院・診療所や、美容エステサロン、介護施設などでも鍼灸治療を取り入れているケースが増えてきています。さらに、スポーツチームやクラブチームで、スポーツトレーナーとして鍼灸師を取得して仕事をする方も増えてきています。これらの他分野で、特に注目されているのは、「未病」に対する有効性です。 「未病」とは、医療機関から病気とは診断されていなくても、身体の不調や違和感を何となく感じること、ないしは放置をしていれば疾患が起こる可能性がある状態のことです。鍼灸治療は、「未病」において効果的なアプローチが可能です。鍼灸師は、疾患の治療だけではなく、体質改善や病気の予防についても仕事で扱うことが出来ます。

はり師ときゅう師の違い

はり師は、細い針を用いて針治療を行います。治療において使用される針には、金、ステンレス、銀があります。一般的に用いられるのは、鉄にクロムを混ぜたステンレス製の針で、針の太さは0.14mmから一般的に使用されている0.34mmまで、0.02mmごとのサイズがあります。治療する箇所や患者の状態によって、針の太さを変えます。長さは、30mmから80mmまであり、身体に刺しても痛みはあまり感じません。針を経絡、幹部となる深さまで刺して、神経に刺激を与えて、また血液やリンパ液の代謝を上げていきます。

一方で、もぐさを使って灸治療を行うのが、きゅう師の仕事です。ツボとなるポイントに、もぐさを置いて着火させます。もぐさが燃焼してくると、温熱刺激を体内に与えることが出来ます。結果的に、経絡を起点として、身体の血行が良くなって効果が得られると考えられます。灸治療は、皮膚の上に直接もぐさを置いて着火させる直鍼灸と、皮膚ともぐさの間に隙間を空けて、灸点紙という紙や、生姜やニンニクなどの生薬を挟む間接灸の2種類があります。一般的には、即効性を出すためには針治療、慢性的な症状の改善には灸治療が適していると言われていますが、患者の症状や体調によって使い分けられています。はり師ときゅう師でアプローチする治療方法は異なりますが、鍼灸師の仕事ではいかに有効的に組み合わせるかが、求められます。

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鍼灸師の開業について

医療従事者として経営者になれる資格

鍼灸師の大きな特徴は、独立開業権があることです。鍼灸師は、医療従事職に該当します。医療従事職には、医師や看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、保健師、柔道整復師、あんまマッサージ指圧師などがあります。この中で、独立開業が出来る資格は限られています。したがって、鍼灸院や病院・医院などで従業員としてスペシャリストの道を極めていく方法もありますし、自らが経営者となって、鍼灸院を開業する方法もあります。もし経営者としての道を選択する場合は、キャリアをある程度積んだ上で挑戦することをおススメします。経験やスキル、ノウハウも積んでいない中で、新卒者がいきなり独立開業をして、成功させることは極めて困難です。キャリアを積む場合は、修行する年数など明確なゴールを設定しておくと、段取りもしやすくなります

独立開業前にしておきたいこと

年々、鍼灸院は増加傾向にあり、ライバルとの競争は激しくなっています。したがって、独立開業をする上では、施術のスキル・技術力だけではなく、高い経営力が求められます。とりわけ開業前に大切なのは、マーケティングです。 マーケティングとは、顧客が来店する仕組みを作ることです。特に重要と言われているのは、どんな顧客に来て欲しいのかを選定するターゲティングです。どのエリアに在住していて、どんな症状で、どういった悩みや不安を抱えている患者を治療したいのか、具体的に考えていきます。ターゲット層が求めているサービスを提供することが、マーケティングの基本です。 さらに、現在はインターネットマーケティングが普及しているので、インターネットを駆使した集客方法も上手に活用していきましょう。新規顧客からリピーターの獲得まで、マーケティングは非常に有効です。

独立開業のメリット

鍼灸師が独立開業をするメリットは、まず収入面です。従業員として働いていた時の給与よりも、何倍もの収入を得られる可能性があります。しかしながら、開業当初は思うような売上に到達しなかったり、月によって売上が変動したりすることもあります。その都度、所得が低くなり、不安定になります。収入に困らず経営に専念するためには、独立開業をする前に、少なくとも6か月以上の運転資金は用意をしておきましょう。一方で、コストを抑えることも努力をすると利益を生み出しやすくなります。

この他のメリットとして、自分が理想とする理念・サービス・経営方針の鍼灸院をオープンできることがあげられます。従業員として働いていた時には味わえない充実感やモチベーションを持ちながら、経営をしていくことが可能です。

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