癒しとは?
癒し・ヒーリング・セラピーの違いは?

「癒し」とはとても曖昧な言葉ではありますが、一般的に、肉体の疲れや精神の悩みなどを解消することを言います。なかでも、最近では「ストレスを軽減する」という意味合いでよく使われます。「癒し系」という言葉も流行りました。
一方で、「ヒーリング」や「ヒーラー」は、エネルギー、オーラ、霊感などのスピリチュアルな分野で使われることが多い単語です。しかし、実は「癒し」の英語訳を調べると“heeling”が出てきます。「癒し」と「ヒーリング」、元々の単語の意味としては同じですね。
「セラピー」も多様な使われ方をしていますが、本来は「治療」という意味で、心や体の健康状態を回復させることを指します。
このように、言葉によってニュアンスは少しずつ異なりますが、心や身体を癒すという意味合いは共通しています。
ボディケアで癒される

セラピーの一つである手技療法には、リフレクソロジー、リンパドレナージュ、ロミロミ、整体、アーユルヴェーダ、アロママッサージなどの民間療法が存在します。リラクゼーションサロン、アロマサロン、整体サロンなど、癒し系のお店が近年増えています。必須の資格はありませんが、スクールがサロンを直営しているケースもあり、これらを仕事にしたい場合は、通学が近道です。
音楽で癒される

ヒーリングミュージックにもリラックス効果があると言われています。夜寝付けない方などは睡眠の質の向上に、仕事では集中力維持に利用する方も多いようです。資格では音楽療法士というものがあり、医療や福祉の現場で生かされています。
カウンセリングで癒される

海外で「セラピスト」というと、「サイコセラピー」すなわち心理カウンセラーのことを指すことが多いです。カウンセラーは癒しのプロとも言えます。メンタルヘルス不調や心身のダルさを感じた場合は、カウンセラーに相談してみるのもよいでしょう。メンタルケアや心理学を学ぶことで、自分自身がカウンセラーになることもできます。初心者でも学びやすい通信講座から、1年かけてプロを目指す通学コースまで種類が豊富にあります。
動物で癒される

アニマルセラピーという分野があるほど、動物には癒し効果があるといわれています。動画サイトで動物ジャンルが人気が高いのも、「癒されたい」人が多いから、と考えることができます。ペットや動物に関する資格は、トリマー、動物看護士、動物介護士、ドッグトレーナーなどがあります。ペットロスカウンセラーというペットの知識とカウンセラーの役割を併せた仕事も注目されています。
自然で癒される

パワースポットやマイナスイオンなどといった言葉で表されることもありますが、森林浴をはじめとして海・川・山などの自然にも癒し効果があるといわれています。ネイチャーセラピーとも言われ、日常生活では体験できない感覚を味わうことが癒し体験につながります。身近なものだと、ガーデニング・園芸、ハーブなどにチャレンジするのもいいでしょう。森林に関する資格では森林インストラクターというものもあります。