日本語教師(国家資格「登録日本語教員」)
いま、BrushUP学びでご紹介できる語学関連の資格の中でも圧倒的な人気(※)を誇るのが「日本語教師(登録異本後教員)」です。
※本ページでご紹介する語学に関する資格の中で、講座の資料請求数が最多(記事執筆時現在)
日本語教師は、日本語を母語としない方々へ日本語や日本文化を指導する職業です。資格としての日本語教師は、2024年から国家資格「登録日本語教員」となりました。
語学に関するキャリアの浅い方にとっては、日本語を教えることで、異文化交流を深めたり、国際的な視野を広げたりできることは今後語学に関する知識・キャリアに深みをもたせるための刺激となるでしょう。
日本語教師の魅力は、学習者の様々な国や文化を直に感じながら外国人への語学教育を実践できる点や、語学・国際関連のキャリアの活かしやすさなどがあり、近年は定年後のセカンドキャリアとしても注目が集まっている資格です。
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TOEIC(R)L&R
TOEIC(R)L&Rは、英語を母国語としない人々の英語能力を測る試験です。語学系の資格・検定の中でも人気のある試験のひとつです。「L&R」は、「Listening&Reading」の略で、その名の通り試験はリスニングとリーディングの2つのセクションで構成されています。回答方法はマーク式で、リスニングセクションは試験時間45分間・100問、リーディングセクションは試験時間75分間・100問です。TOEIC(R)L&Rのスコアは10点から990点の範囲で評価され、ビジネスシーンでの英語力を証明する指標として利用されています。
TOEFL
TOEFLも、英語を母語としない人々が英語の能力を証明するための試験として広く認知されています。
TOEICは、主にビジネスシーンでの英語コミュニケーション能力を測る試験であるのに対し、TOEFLは主に英語圏の大学や大学院への留学を希望する人を対象としています。
また、試験の区分についてもリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4技能を総合的に評価します。
気になるTOEFLのスコアについては、0点から120点までの範囲で評価されます。
一般的に、大学の学部課程では80点以上、大学院では100点以上が求められることが多いですね。
アカデミックな内容が出題されるのが特徴ですので、留学を目指す場合はTOEFLの方が適しているといえるでしょう。
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英検(実用英語技能検定)
実用英語技能検定、通称「英検(R)」は、日本で広く認知される英語の検定試験です。5級から1級まで7つの級があり、中学初級から大学上級レベルまで幅広く対応。3級以上ではリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4技能を評価し、実用的な英語力を測ります。大学入試や就職で優遇措置がある場合も。生涯有効で、ペーパーテストとコンピューターベースの「英検S-CBT」があります。自身の英語力を測り、学習の目標設定に役立つ試験です。
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通訳
通訳関する資格としては、国家資格であれば「通訳案内士」、民間資格であれば「ビジネス通訳検定(TOBIS)」「通訳技能検定(通検)」などが挙げられます。
とくに通訳案内士は日本で唯一の通訳に関する国家資格です。報酬を得て外国人に付き添い、外国語で観光案内をする際に必要となります。英語だけでなく、様々な言語に対応しています。日本の地理、歴史、文化など幅広い知識も問われます。
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翻訳
翻訳スキルは、言語スキルを活かして国際的な舞台で活躍したい方にとって魅力的な選択肢です。
翻訳スキルを証明する資格には、様々な種類があります。代表的なものとしては、日本翻訳連盟が認定する「JTF翻訳検定」や、国際的に評価される「ATA認定翻訳者資格」などが挙げられます。これらの資格は、それぞれ異なる特性を持ち、求められるスキルや試験内容も多岐にわたります。JTF翻訳検定は、日本語と他言語間の翻訳能力を測る試験で、実務に即した問題が出題されます。一方、ATA認定翻訳者資格は、アメリカ翻訳協会が実施する試験で、英語を含む多言語に対応しています。
これらの資格は、取得することで翻訳者としての信頼性を高めることができます。資格を持つことで、クライアントに対して自分のスキルを証明する手段となり、仕事の受注に有利に働くことが多いです。翻訳資格は、専門分野に特化したものや一般的なものなど、さまざまな選択肢があるため、自分のキャリア目標に合わせて選ぶことが重要です。
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その他の語学関係の資格・スキル一覧
英会話
英会話スキルは、世界中の人々と直接コミュニケーションを取る扉を開き、視野を大きく広げる魅力に溢れています。旅行先での交流が深まるのはもちろん、ビジネスにおいてはグローバルな舞台で活躍するチャンスを掴めます。
また、英語で情報収集ができるようになり、最新の知識や多様な文化に触れる機会が増加。自己成長を促し、自信にも繋がります。言語の壁を越えることで、より自由で豊かな人生を送ることができるでしょう。
子どもへの英語指導
児童への英語指導に関連する資格はいくつかありますが、国家資格はありません。
NPO法人小学校英語教育推進協議会(J-SHINE)が認定する「小学校英語準認定指導者」があります。これは、小学校での英語活動に必要な知識や技能を証明するもので、指導経験時間によって複数の種類があります。
その他、民間の教育機関や団体が発行する**「児童英語インストラクター」**などの資格もあります。これらは、幼児から小学生への英語指導スキルを証明するもので、各機関の養成講座を受講することで取得できることが多いです。
これらの資格は、就職の際に有利になる場合や、自身の指導スキル向上に役立ちます。ただし、資格がなくても児童英語教師として働くことは可能です。雇用主によっては、資格よりも英語力や子どもとのコミュニケーション能力を重視する場合があります。
まとめ
語学関係の資格は、個人の語学力を客観的に証明する手段として非常に有効です。
グローバルな社会で活躍していくには、語学力を証明する資格・スキルは強い武器になるでしょう。
TOEIC(R)L&RやTOEFL、英検は英語力を測る代表的な資格であり、それぞれ異なる目的や対象者に向けた試験内容を持っています。TOEIC(R)L&Rはビジネス英語に特化しており、就職やキャリアアップに役立ちます。一方、TOEFLは留学を目指す人にとって必須の試験で、アカデミックな英語力を測ります。英検は、段階的なレベル設定により、初心者から上級者まで幅広い層に対応しています。
また、日本語教師資格や翻訳資格は、言語を教える、または翻訳するスキルを証明するための重要な資格です。日本語教師資格は、外国人に日本語を教えるための専門知識を身につけることができ、翻訳資格は、専門的な翻訳能力を証明します。
これらの資格を取得することで、国際的なキャリアを築くための道が開かれます。語学資格を取得することで、個人のスキルを高め、職業的な機会を広げることが可能です。資格取得を目指す際には、自分の目標に合った試験を選び、計画的に学習を進めることが重要です。