資格・スキルについて教えてくれるのは
社会保険労務士/資格ソムリエ林雄次(はやしゆうじ)さん
社会保険労務士、中小企業診断士、行政書士など、士業・経営・IT・人事労務分野の資格を中心に、700以上の資格・検定を持つスペシャリスト。企業への経営・DX・労務支援を行う傍ら、実体験に基づく資格・学び直しの活用法を発信。メディア監修や執筆、講演を通じて、仕事やスキルアップに活きる資格選びを幅広くサポートしている。
著書:『かけ合わせとつながりで稼ぐ 資格のかけ算大全』(実務教育出版)
『資格が教えてくれたこと 400の資格をもつ社労士がみつけた学び方・活かし方・選び方』(日本法令)
X(旧Twitter):@yujihys
公式サイト「はやし総合支援事務所」
人手不足が今後も予想され、ずっと需要があるのが介護・福祉の資格です。仕事に役立てることができるのはもちろんですが、家族のケアにも役に立つ日が来るはず。すぐに使う予定がなくても、取っておいて損のない分野だと思いますので、興味のある資格についてぜひ詳しい情報を見てみてください!
なお、私の場合は福祉系の大学で所定の課程を修了した後、試験を受けて社会福祉士となりました。人と接するコミュニケーションについて実習なども通じて学べたことは、福祉に直接関係のない仕事に就いていますが非常に役立っています。(受験資格に制限があることも多いので、各スクール等の受講相談時にご確認ください。)
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費用:59,000円〜 期間:4ヶ月〜
ホームヘルパー2級の後継資格として、介護業界で働く上での基礎知識が学べる人気資格です。
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費用:80,000円〜 期間:6ヶ月〜
介護福祉士になるためにまず修了しなけらばならないのがこの資格。サービス提供責任者の要件も満たせます。
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費用:59,000円〜 期間:4ヶ月〜
福祉の国家資格の1つで、介護施設や福祉施設を中心に活躍の場が広い資格です。試験難易度は高めです。
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費用:39,600円〜 期間:3ヶ月〜
認知症ケアに関してはいくつかの民間資格があります。「介護レクインストラクター資格」など取得方法は資格により異なりますが、受験資格なしで検定試験に挑戦できるものが多いです。
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費用:149,000円〜 期間:9ヶ月〜
福祉の国家資格の1つで、主に精神障害者の支援や援助を行います。受験資格を満たしたうえで国家試験を受ける必要があります。
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費用:30,000円〜 期間:6ヶ月〜
介護に関する国家資格です。介護職として働く場合はこの資格取得を目指しましょう。
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費用:35,000円〜 期間:1ヶ月〜
介護事業所では介護業務以外のかかわり方もあります。例えば事務職で活かせる専門資格が人気です。
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費用:35,000円〜 期間:6ヶ月〜
ケアマネ又は介護支援専門員と呼ばれています。5年の実務経験など受験資格を満たすだけでも大変です。
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費用:39,800円〜 期間:6ヶ月〜
介護食に関する専門知識が身につく資格です。3ヶ月程度から取得可能です。
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費用:30800円〜 期間:2ヶ月〜
安全で快適な生活を送るための環境を提案。建築関係、福祉関係で働いたいてる方のキャリアアップにも役に立ちます。
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障害のある方が外出する際に、歩行・車いすの介助や、代読・代筆などのコミュニケーション支援、衣服の着脱補助などを行う方法を学びます。指定講座を受講することで資格が取得できます。
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知的障害や精神障害のある方の外出支援を安全に行うための研修です。障害特性の理解や危機対応、コミュニケーション方法を習得し、移動や外出の際に起こり得るトラブルにも適切に対応できるようになります。
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「喀痰の吸引」や「経管栄養」などの医療的ケアを実施できるようにするための研修です。受講・修了することで、一定の条件のもとでこれらの行為が認められ、現場でも活躍の幅が広がります。
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介護食とは、噛む力や飲み込む力が衰えた高齢者や障害者でも安全に食事ができるよう配慮された食事のことです。形状や調理方法だけでなく、栄養バランスや食べる楽しみを大切に方法を学べます。
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高齢者が心身ともに元気でいられるよう、歌や体操、ゲームなどのレクリエーションを企画・実施する民間資格です。現場での信頼関係づくりにも役立ち、介護職のスキルアップにもつながります。
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言葉の選び方や声かけ、傾聴の姿勢などを学ぶことで、信頼関係を築きやすくなり、認知症予防や安心感の提供にもつながります。介護初心者にも人気の資格です。
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自分らしいエンディングを迎えるための、ライフプランの設計をサポート!
人生の最期をより良く迎えるために、介護・医療・相続・お墓・葬儀などに関する情報や準備を支援する専門家です。本人や家族が安心して今後に備えるためのアドバイスやサポートを行う、注目の資格です。
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高齢者の運動指導などを学べる。スポーツトレーナーにも人気。
高齢者の要介護状態を防ぐための体操や軽い運動を安全に指導する資格です。転倒防止、筋力維持、認知機能低下の予防など、日常生活の質を保つための活動に活かせます。
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運動やリハビリを通じて機能回復や日常生活動作の改善を図る国家資格の専門職です。病院や介護施設だけでなく、訪問リハビリやスポーツ分野でも活躍しています。
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福祉事務所や地域福祉の現場で、生活保護や福祉相談を担当するために必要な資格です。福祉に関する基礎知識を身につけ、相談支援や制度利用の案内などを行います。
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聴覚障害者と健聴者の間で手話を使った円滑なコミュニケーションを支援する公的資格です。福祉や医療、教育の現場で通訳を行い、情報アクセスの橋渡し役を担います。
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視覚障害のある方の外出を安全かつ快適にサポートするための知識と技術を学ぶ研修です。障害特性の理解や介助技術、緊急時対応など幅広く習得します。
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介護ベッドや車いすなどの福祉用具の選定、使い方の相談を専門的に行う資格です。利用者の身体状況や生活環境に合わせた最適な福祉用具の提案が求められます。
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介護資格の制度改正
介護資格のキャリアパス
2012年度までは、介護の現場では「ホームヘルパー」「介護職員基礎研修」「介護福祉士」の3つの資格が混在し、介護福祉士へのキャリアアップまでのルートがわかりづらい状況でした。
制度改正後は、介護職の基礎的な資格である「初任者研修」、その上級資格である「実務者研修」、そして国家資格の「介護福祉士」という、わかりやすい内容に一新しました。更に、介護福祉士の上級資格として「認定介護福祉士」が誕生しました。これにより、介護職のキャリアは図のようにステップアップできるようになります。
介護福祉士の資格取得ルート
介護福祉士に関して、受験資格・資格取得ルートが大きく変更されました。介護福祉士資格を取得するには大きく分けて、以下のの3つがあります。
・介護福祉士の養成施設を卒業、資格取得「養成施設ルート」
・福祉系高校を卒業、国家試験を受験「福祉系高校ルート」
・実務経験3年以上、国家試験を受験「実務経験ルート」
このうち、「養成施設ルート」では国家試験を受験せずに介護福祉士資格を取得することが可能でしたが、2022年度以降は「養成施設ルート」でも国家試験の受験が必須となりました。2017~2021年度の養成施設卒業者については、経過措置が取られることとなり、暫定的に5年の期限が付いた介護福祉士資格が授与されます。期限が切れた後も介護福祉士の資格を継続するには、5年間現場で勤め続けることで国家試験なしで資格を取得できます。
また、2016年度より「実務経験ルート」での国家試験の受験資格として、3年以上の実務経験に加えて「実務者研修(450時間)」の受講が義務付けられました。実務者研修の修了者は介護福祉士国家試験のうち実技試験が免除され、介護福祉士資格取得後に「喀痰吸引等研修」を受講する必要がなくなりました。
認定介護福祉士
新たに誕生した認定介護福祉士は、介護職の最上位資格となります。超高齢化社会を迎えようとしている日本ですが、そこで問題となるのが高齢者の介護・医療ケアの供給不足、介護ニーズの複雑化です。国は、地域包括ケアシステムを掲げ、高齢者が住み慣れた地域で自分らしい暮らしを最期まで続けられるように、地域包括ケアシステムの構築を推進しています。
認定介護福祉士は、地域包括ケアシステムのなかで、介護と医療の連携を行うなど、介護現場だけでなく事業所内の幅広い役割を期待されています。
介護の資格の選び方
初任者研修と実務者研修どちらを先に受講する?
年齢や経験に関係なく働ける介護業界への第一歩として学ぶ資格の代表格が介護職員初任者研修です。元々広く普及していたホームヘルパー2級の内容をベースに、より実践的な内容になっています。まったくの初心者でこれから介護職につく方や、介護事業所に就職したばかりの方は、まずこちらを受講するのが一般的です。
一方介護資格の第2ステップである実務者研修も未経験で受講できることをご存知でしょうか?介護福祉士を目指すためには、絶対に取得しなければならない実務者研修を未経験から受講する方も増加しています。最初からどちらも受講することを決めている場合は、初任者研修を飛ばして実務者研修にしてしまうのもありです。
懸念点としては、費用と期間です。初任者研修修了者の320時間と比べて、未経験者は450時間を連続した期間で学ぶ必要があります。期間が長い分一度に払う金額も高めです。
トータルコストは大きく変わらないので、ご自身の就業状況や時間の確保の都合で決めるのがよいと思います。
介護福祉士とケアマネジャーの違いは?
まず業務内容が違います。介護福祉士は居宅サービスや施設サービスにおいて介護職員(福祉施設介護員)としての活動を主とします。その中でリーダーや現場責任者などメンバーを指導する役割もこなします。
ケアマネジャーは、居宅介護支援におけるケアプランの作成や、施設に常駐する介護支援専門員(施設ケアマネ)としての活動が主です。 次に試験制度や受験資格が違います。介護福祉士は国家資格でケアマネは民間資格です。
受験資格については複雑なので詳しい解説は省きますが、介護福祉士は実務経験3年と実務者研修修了です。ケアマネは介護福祉士などの資格に基づく実務経験5年です。つまりケアマネのほうが長い実務経験を必要とします。
同じ職場で勤務していても、それぞれの役割があるので、働きながら必要な資格を目指していけば良いと思います。
介護業界の事務職とは?
居宅介護サービスなどの現場において、介護保険請求事務などの業務を行うのが介護事務です。安定した仕事ゆえにあまり欠員がでない職種ではありますが、一度就職できてしまえば継続して働くことができます。
介護事務に関する資格はいくつか種類がありますが、受験資格は特にありませんので、どなたでも取得できます。介護保険制度の知識はもちろん、介護や社会福祉の基本的な知識を広く身につけることができるので、すぐに事務職として働く予定がない方でも、資格を持っていて損のない民間資格です。
人手不足が今後も予想され、ずっと需要があるのが介護・福祉の資格です。仕事に役立てることができるのはもちろんですが、家族のケアにも役に立つ日が来るはず。すぐに使う予定がなくても、取っておいて損のない分野だと思いますので、興味のある資格についてぜひ詳しい情報を見てみてください!
なお、私の場合は福祉系の大学で所定の課程を修了した後、試験を受けて社会福祉士となりました。人と接するコミュニケーションについて実習なども通じて学べたことは、福祉に直接関係のない仕事に就いていますが非常に役立っています。(受験資格に制限があることも多いので、各スクール等の受講相談時にご確認ください。)