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公務員虎の巻〜地方公務員の章〜
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地方公務員とは・地方公務員の業務と機構図を見てみよう

都道府県や市区町村で地域住民のための公務を担うのが地方公務員です。
地域の役所で政策の立案や遂行を行ったり、警察官や消防官(士)として地域住民の生活を守ったりと、
さまざまな業務を担います。

以下に県庁の機構図と各部署の担当職務をまとめました。
地方公務員活躍の場の一つである都道府県庁で、どんな仕事があるのかをイメージしてみてください。

県庁の組織と仕事
人事や予算の編成、県税業務、市町村振興など県政全般にわたる内部事務を行う。
重要な施策の総合的な企画や計画づくり、調整、統計調査などを行う。
国民健康保険や年金の指導、保健医療体制の整備、高齢者・児童・障害者福祉の増進などを行う。
交通安全対策、消防防災、環境保全、公害防止、生活文化に関する仕事などを行う。
農業・畜産業・水産業の指導・研究・援助・基盤整備などを行う。
林業の指導・研究・援助、治山、緑化の保全、木材産業の振興などを行う。
商工業振興のために指導や援助、企業誘致、労働行政などを行う。
道路・公園・橋・河川の整備、都市計画、下水道整備、住宅対策などを行う。
公金などの出納業務、決算に関する事務、証紙の管理などの出納業務全般を行う。
電気や水道の供給に関する事業、土地の造成、有料道路の管理などを行う。
議会の運営、議案の調査、議員活動に必要な資料や情報の収集などを行う。
職員の採用試験の実施、給与勧告、職員に対する不利益処分の審査などを行う。
財務に関する事務の執行や、事業が適正に行われているかどうかの監査を行う。
不当労働行為救済の申立ての審査、労働争議の斡旋・調停・仲裁などを行う。
学校教育の企画・指導、生涯教育・文化・スポーツの振興、文化財の保護などを行う。
用地の収用・使用についての裁決などを行う。
選挙の公正な執行の管理などを行う。
海や川、沼などの漁業権や漁場の調整などを行う。
犯罪の抑止や犯罪の調査、少年非行の防止、交通事故の抑止などを行う。

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地方公務員の職種・大きく分けて5系統、こんな風に分類されます

地方公務員の仕事は、事務系・技術系・資格免許系・公安系・技能系の5つに分けることができます。
それぞれの仕事内容と代表的な職種をご紹介します。


事務系職種

事務系は、「一般行政事務」「学校事務」「警察事務」の3つに分類されます。
「一般行政事務」は特定の部局に限定されず、本庁の各部門や出先機関でさまざまな職務に従事し、「学校事務」は公立学校で教員などと協力しながら学校運営全般にわたる事務に従事します。「警察事務」は東京都の警視庁や各道府県の警察本部および警察署で警察業務全体の円滑な運営を支援します。

主な試験区分: 一般行政、学校事務、警察事務

技術系職種

技術系は専門分野に関係する部局の中で異動するのが一般的です。
自治体により呼び方は異なりますが、土木、建築、電気、機械、化学、農業土木、林業などの枠で採用され、専門知識・技術を活かした業務に携わります。

主な試験区分: 土木、建築、電気、機械、化学、農業(農学)、農業土木、農業化学、造園、畜産、水産、林業(林学)

資格・免許系職種

公務員試験の職種の中には、公的な資格や免許が必要になる専門的な職種も多くあります。
代表的な職種としては、看護師、保健師、栄養士、保育士などが挙げられます。

主な試験区分:衛生監視、薬学(薬剤師)、獣医師、 看護師 、保健師、臨床検査技師、診療放射線技師、 保育士管理栄養士栄養士 (学校栄養)、心理(心理判定員)、 社会福祉 (福祉指導員)、学芸員、 司書

公安系職種

社会の安全と平和を守る仕事に従事するのが公安系職種です。
地方公務員の中では警察官や消防官(士)などが該当します。

主な試験区分: 警察官、消防官(士)、交通巡視員

技能系職種

給食調理員や清掃作業員、公営の電車・バスの運転士などは技能系の地方公務員です。
これらの多くは中学卒業程度の試験に区分され、大学や短大を卒業した人は受験できないこともあります。

主な試験区分:清掃作業員、し尿作業員、公営電車・バスの運転士、公用車運転手、守衛、警備員、校務員、給食調理員、 ホームヘルパー 、水道作業員、葬祭場作業員、公立動物園・植物園作業員

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地方公務員の試験に関するQ&A・試験について、知りたいことにお答えします

Q1.地方公務員試験とはどんな試験ですか?

地方公務員試験とは、都道府県庁、市町村、区役所などに勤務する職員を採用する試験のことです。募集職種も国家と同様に多様で、一般行政に携わる事務系職種ほか、技術系職種や公安系職種の警察官・消防官(士)などもあります。一次試験の実施日、試験構成などは自治体や職種によって異なります。また、ほとんどの試験は、大卒程度、短大卒程度、高卒程度に分かれています。これは「その学歴程度の学力が必要な試験を行う」というもので、必ずしもその学歴が必要なわけではありません(試験によっては学歴が必要な場合があります)。

※各地方自治体によって異なります。詳しくは受験を希望する地方自治体のホームページでご確認ください。

Q2.「警察官試験」について教えてください。

警察官試験は、各都道府県ごとに行われる地方公務員試験で、大卒程度と高卒程度という区分で、男性と女性を分けて募集されるのが一般的です。年齢制限(学歴制限)の他に、身体基準(身長・体重・視力など)が設けられていることが多いのが、警察官試験の特徴の一つ。
また、男性の募集には「共同試験」という特殊な制度が導入されています。これは、複数の県が共同で一次試験を行う制度で、例えば1つの県で不合格になっても他の県で合格する可能性があるというもの。採用先にこだわらず、警察官になりたいという人にとって、うれしい制度です。

Q3.地方公務員試験を併願することはできますか?

道府県と政令指定都市の一次試験日は同一日なので、どれか1つしか受験できませんが、東京都や特別区(東京23区)、市町村試験などとも併願することは可能です(東京都と特別区は同一日)。公務員試験は、求められる知識に大きな違いはないため、試験構成の似ている自治体と併願すれば、学習する科目や試験対策を最小限に絞り込むことができます。
合格の可能性を高めるためには、試験内容を事前にチェックして併願先を決め、早めに試験対策をすることがおすすめです。

Q4.自治体によって試験の内容や難易度は違うのでしょうか?

例えば、地方上級の試験の場合、試験の出題形式、出題科目、出題内容が異なり、年度によって変更されることも多いので、最新情報をチェックしておくことが大切です。
また、難易度はその年の採用枠(採用人数)や受験者数によって大きく変化するため、一概には言えません。
採用枠が少ない職種や、昨年度は採用枠があったのに今年はゼロ、というケースもあります。採用枠は試験の数ヶ月前に発表されるので、早め早めの情報収集を心がけましょう。

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