●プロフィール
他校で着付けを1年学んだ後、「美保姿きもの学院」に入学し、経営修士科を短期間で卒業。現在は「美保姿きもの学院」に所属し、学院の講師として学院内や生徒の自宅で着付けを指導。また着せ付けの仕事も行っている。
子どものころから日本舞踊を習い、常に着物に親しんでいたという中山さん。子育てがひと段落したのをきっかけに着付けの資格を取得。着付け師として、また着付け講師として歩み始めるまでに、どんな努力をされたのか、お話をうかがいました。
-- この仕事を目指そうと思ったきっかけは?
「何か資格を取りたい」と思い立ったのは、子育て中だった4年前、44歳のときのこと。自分に何ができるだろうかと資格ガイドなどを見ながら考えているうちに、「着付け」に辿り着きました。
実は私は3歳のころから小学校を卒業するまで日本舞踊を習っていたので、着物は子どものころから常に身近に感じていました。また20代のころからパーティーのコンパニオンの仕事をしていたということもあり、着物は着なれていました。
私にとって着物は未知のものではなく、とても入りやすい世界だったんです。
でも、仕事の現場では自分で着ていたものの、やり方は全くの我流。もちろん人を着付けることもできませんでした。
そこで、まずはきちんとした着付けを身につけようと考えたのがきっかけですね。
-- 希望の仕事に就くまでに、どんな努力をしましたか?
まずは着付けを習うためにスクールに通い、1年後に着付け師範の資格を取りました。
実は、着付けを習い始めた当初、仕事にしようとは全く考えていなかったんです。でも1年間習ううちに、もっと欲が出てきて、「自分が学んだことを何か仕事にできないかな」という気持ちに自然と変わっていきました。
そんな時にたまたま「美保姿きもの学院」の講師募集のチラシを見つけて。
美保姿きもの学院はマンツーマンが特色なので、着付けを学びたいという生徒さんに対して講師数が不足しているということも聞いていたので、私も講師として一緒に向上できるのではと感じました。さっそく学院の経営修士科に入学し、講師の資格を取得しました。
今は着付け講師としてだけでなく、お客様のご依頼を受けて着せ付けも行っています。
仕事のときはいつも、学院の看板を背負っていること、プロとしてお金をいただいているのだという責任を感じながら努めています。
-- 仕事とプライベートを両立させるためにした工夫は?
結婚前からずっと仕事をしてきた私にとって、子育て中も仕事を続けることは自然なことでした。とはいえ、子どもが小さいうちはやはり大変です。当時はフルタイムの仕事をパートにチェンジして、子どもを保育園に預けてから仕事に出ていました。
着付けを習い始めてからも、仕事は続けていました。
子育て、仕事、その上に学ぶ時間が加わるので、当時はとても忙しかったです。それでもやってしまえば何とかなるもの。
幸い、家族や職場の上司などまわりの理解と協力もあり、何かイレギュラーなことがあっても臨機応変に対応できました。
とにかく、思い立ったら即動くこと。そしてペースを落としたとしても、歩みを止めないことはとても大事。
それを実行してきたからこそ、私もしたいことを見つけた時に、迷うことなく飛び込んでいけたのかもしれません。
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