独立した電気工事士の業務内容
営業活動も必要になる
独立の場合、外注先の1人として施工を行うことがメインになり、教育施設、工場、ビル、事務所、病院、住宅など場所で業務を行うことになります。
また、電気工事士としての現場業務だけでなく、営業活動も行わなければなりません。
電気工事士の方の中には「営業活動が大変だった」という方も少なくないようです。
交渉事も行う
会社員時代のクライアントから仕事を紹介してもらう方や、勤めていた会社と提携する電気工事士の方もいますが、新規で営業活動を行う場合は相手の状況や反応に合わせて会話や交渉などを行わなければなりません。
電気工事士としてのスキルも問われる
独立するということは、自ら案件を獲得し、仕事の責任も全て自分に跳ね返ることになります。
営業活動を行った結果として案件を獲得することができても、クライアントを満足させられる確かな技術がなければ、継続した案件の獲得は難しくなるでしょう。
電気工事士の独立を失敗しないようにするポイント
(1)計画的に行う
電気工事士以外の方にも言えますが、退職をし、独立を検討されている方の中には、先に会社を退職されてしまった方も多くいらっしゃいます。
急に仕事を辞めてしまうのではなく、計画性を持ってリスクヘッジをしておくと良いでしょう。
独立までにしておくべきこと
・独立した先輩の電気工事士の方に相談をする
・電気工事士1種を取得してから退職を検討する
・退職をしても最低数か月~1年は生活することができるお金を残しておく
(2)収入が増えても贅沢をしない
独立することで、収入を増やすことができる可能性があります。
ですが、会社に勤めていた時と異なり、毎月決まった額のお金が振り込まれ続けるということはないため、案件が終了したら急に収入が激減する可能性があります。
リスクを想定しお金を残しておく
電気工事士に限ったことではありませんが、独立して収入が大きく増えた瞬間に散財してしまい、クライアントの都合による案件終了や不況などの影響でさまざまな支払いが滞ってしまう可能性もあるでしょう。
最悪の事態も想定して、金銭的余裕を持つことはまず必要ですし、事業に関係ないことでの大きな出費は避けておくと良いでしょう。
まとめ
電気工事士は世の中に数あるお仕事の中でも、比較的独立がしやすいお仕事です。
会社員として勤めている時と異なるため、慎重かつ丁寧な仕事内容が求められます。
また、案件の獲得のために自身で営業をしていかなければなりません。
独立を失敗させないためには、事前に起こりうるリスクに対してしっかりと準備をしておきましょう。