介護福祉士実務者研修修了者の給料・手当・年収などについて紹介します！

介護福祉士実務者研修修了者はどれくらいの給料（年収）がもらえるの？

介護福祉士実務者研修の修了者の平均年収は約350万円！

介護福祉士実務者研修修了者の給料は、厚生労働省が発表している平成30年度の介護従事者処遇状況調査結果を見てみると、288,060円【基本給(月額)＋手当＋一時金】とされています。月収を約29万円として計算した場合、年収に換算すると約350万円となります。
しかし、これは平均の金額です。当然働く地域や施設の種類、勤続年数などによってこの金額には差が出ます。そこで、実際にいくつかの企業の給料・年収例を紹介します。

▼ニチイ
業界最大手と言われるニチイでは施設の種類や地域によって差はありますが、おおむね18万円前後での募集が多くなっています。

▼ツクイ
在宅介護事業数で日本一を誇るツクイの場合、月収例としては約19万円となっており、これは資格手当となる1万円を含んだ金額とされています。
2017年3月末時点のデータによると、平均勤続年数が約6年の場合で平均年収は406万円となっています。この金額には、介護福祉士実務者研修以外の上級資格者を含むため、実際はもう少し金額が低くなる可能性があります。

▼セコム
ホームセキュリティ会社として有名なセコムの場合、給料の一例として公開している金額は、訪問のサービス提供責任者で月収約23万円、年収は約345万円となっています。また、デイサービスでは月収約18万円、年収は約270万円となっているようです。

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介護福祉士実務者研修修了者は資格手当も支給されるの？

資格手当は、おおよそ1万～2万円程度支給される！

ここでは、介護福祉士実務者研修を修了した場合の資格手当に注目してみたいと思います。
介護福祉士実務者研修を修了した場合、基本給とは別に、資格手当が月に1～2万円支給されるという場合が多く見られます。勤続年数や勤務先（施設）の形態などによって手当の支給額については異なってきます。
なかには、3万円アップするという事業所もあるようです。この場合、年収に換算すると基本給とは別に年間12～36万円もの収入が増えることとなります。
さらに、就職先の就業規則などにもよりますが、資格手当まで含めて一時金の計算をするという事業所もあるため、結果的に一時金の増加にもつながる可能性もあります。

介護福祉士実務者研修は受験資格も必要ないため、介護業界での実務経験が無い、無資格の方は介護福祉士実務者研修の修了を目指してみるのもよいでしょう。

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介護福祉士実務者研修修了者が給料をアップさせる方法は？

介護福祉士資格取得を目指す！またはサービス提供責任者として仕事をする！

介護福祉士実務者研修を修了していれば、無資格の人よりも介護に関する知識や技能を身に着けているとみなされるため、仕事の幅も広がり、給料もアップすることが多々あります。これから介護業界への就職を目指す人はそちらでも有利になるでしょう。また、2017年より介護福祉士実務者研修は、介護福祉士国家試験の受験資格として必須となりました。つまり、介護福祉士実務者研修を修了することで、社会的にも地位のある国家資格である介護福祉士の受験資格を1つクリアしたことになります。
尚、介護福祉士実務者研修を修了しただけでは、介護福祉士の受験資格を満たしたことにはなりません。他にも、3年以上の現場での実務経験が必要です。その点は注意が必要ですね。

今すぐに介護福祉士を目指すつもりはない場合でも、事前に介護福祉士実務者研修を修了しておくことで、いざ介護福祉士国家試験を受験しようと思ったときにスムーズに受験資格が満たせるようになります。

介護福祉士実務者研修修了者は、サービス提供責任者としても就職することが可能なので、就職に有利になることはもちろん、現在働いている職場での業務内容の変更要望を出したり、もっと自分に合ったところを見つけるために就職・転職を目指したりすることも可能になります。
現在、訪問介護事業所には1名以上のサービス提供責任者の配置が義務付けられており、直近3ヶ月間の事業所利用者数が40名増えるごとに定められている配置人員数も増加します。そのため、サービス提供責任者として就職ができるのであれば、無資格者や介護職員初任者研修修了者と比較しても就職に困ることはないでしょう。

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