介護福祉士実務者研修は最短どのくらいの期間で取得できる？

介護福祉士実務者研修を取得できる最短の期間は？

最短約2か月で資格取得も可能！（※条件あり）

介護福祉士実務者研修は法律によって合計450時間、20科目の研修を義務付けられています。養成施設の多くは6か月程度の研修期間を設定しています。質の高い介護サービスを提供するためには、一定以上の知識・技能を持っている必要がありますので、ある程度の時間がかかることはやむを得ません。しかし、一定の条件を満たせば、450時間を短縮し、最短約2か月での資格取得も可能です。

一定の条件とは、すでに取得している資格やすでに受講した研修です。実務者研修では類似する研修をすでに受けている場合、それを考慮して実務者研修の一部が免除されます。類似の研修とは「訪問介護員研修」「介護職員基礎研修」「認知症実践者研修」「喀痰吸引等研修」「ヘルパー2級研修」です。また、社会福祉協議会やその他事業者団体の研修も、要件を満たせば実務者研修の一部が免除されます。
例えば、介護職員基礎研修修了者の場合、20科目中1科目（医療的ケア）のみを受講すればよく、実務者研修の学習期間は大幅に短縮できます。

介護福祉士実務者研修資格取得の期間（時間）目安は所持資格でどのくらい違う？

最大で400時間免除されるケースあり！

所持資格によって、介護福祉士実務者研修資格取得の期間（時間）は最大で400時間免除されるケースもあります。
以下で、資格別の受講時間、免除時間数をまとめてみました。

　※表内の数字は研修時間数

介護福祉士実務者研修を受講するおすすめ時期（日程）は？

介護福祉士試験日（例年1月下旬頃）から考えて4月頃がおすすめ！

無資格の人が実務経験ルートで介護福祉士の国家試験に挑戦する場合、実務者研修の受講開始時期として最適なのは4月です。介護福祉士の国家試験は例年1月下旬に筆記試験が実施されます。無資格の場合は450時間・20科目の研修を全てクリアしなければならず、標準的には6か月程度の研修期間が必要です。
また、実務者研修を修了した場合、実技試験は免除されますが筆記試験の受験は必須です。4月から研修を始め、10月頃に研修を終え、残りの3か月間を筆記試験の試験勉強にあてて合格を目指します。

研修免除の対象となる資格を持っている人は、免除される時間数だけ研修期間を短縮できます。その場合、4月よりも遅い時期に研修を始めても、国家試験に間に合います。また、無資格者の場合であっても、研修に集中できる人（並行して介護の実務経験を積んだり、他の仕事をしたりする必要がない人）であれば、研修期間を短縮することも可能です。ほとんどのスクールは研修を通信プラス通学の形態で行っています。通学で行われるのは医療的ケアなど実習・演習が必要なもののみで、その期間は1〜2週間程度です。

一方、通信で行われる研修は、自宅で自分のペースで行えます。課題レポートを提出する必要はありますが、研修に集中できる環境であれば学習期間は短縮可能です。実務者研修経験者の中には、通信研修を最短2か月程度まで短縮した方もいるようです。

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