宅建の勉強時間はトータルどのくらい必要か?

宅建の勉強時間と言っても、まず勉強の環境が独学なのか、スクールや通信講座を利用するかなどで異なりますが、今回は独学でのお話をしていきます。
通信教育校などのホームページを見ると独学で合格を目指すためには250~300時間の勉強時間が必要であると考えられています。
中には100時間で合格したという方もいますが、通常はこの時間で合格することは難しいでしょう。
いくつかの理由は考えられますが、大きな要因の一つに「集中してまとまった勉強時間が取れる人」「通勤中の電車の中や、寝る前の短時間など隙間時間で勉強する人」の違いがあると考えられます。
隙間時間であっても長い期間をかければ同じだけの勉強時間を確保することはできますが、どうしても学生やフルタイムでお仕事をされていない主婦の方などに比べると勉強時間が細切れになり、集中できる時間が長くないために中途半端に勉強を中断することが多くなります。
その結果、以前やったところでも読み直しが必要になったり、忘れてしまったりして余計に時間がかかってしまうのです。先ほどの100時間で合格した方も学生でした。
平成8年以降の合格率を宅建合格者職業別で見てみると、宅建の試験に直接関係する不動産業に従事している方よりも、学生・主婦の合格率が高くなっています。
中でも受験した主婦の合格率は20%を超えることが多く、その傾向が顕著に出ていると考えられます。
これらのことから、宅建の勉強はただ勉強時間を確保するというだけでなく、いかに効率的に、効果的な学習ができるかが合格を目指す上で大切だと言えます。
宅建の試験範囲でどのあたりが肝なのか?
宅建の試験範囲は「宅建業法」「法令上の制限」「権利関係」「税その他」の4科目です。宅建試験においてはこれらすべてが重要ですが、特に出題数が多いのが宅建業法と権利関係です。
試験は1問1点で50問出題され、宅建業法から20問前後、権利関係から14問前後となっているため、宅建業法と権利関係で全体の7割近くを占めることになります。
まず、絶対に落とせない科目は宅建業法です。
宅建業法は不動産における知識の初歩や宅建取引士に関する学習をはじめとする科目で、初学者の方にも分かりやすいので点数が取りやすい科目です。
宅建業法に関してはほぼ満点を狙うつもりで学習を進めましょう。
次に権利関係ですが、実は宅建試験の範囲の中でいちばん難しいと言われる科目です。
中でも難しいのが受験者の方の多くが苦手とする「民法」です。
しかし、民法は例年権利関係14問中10問という出題割合なので捨てるわけにはいきません。
正解率6割を目指し、しっかりと時間を取り根気よく学習しましょう。
宅建の勉強時間はいつ始めれば良い?
先ほど独学での勉強時間は大体250~300時間というお話をしましたが、インターネット上で見る限り独学で合格された方の勉強時間の平均は250時間ほどでした。
この250時間を確保するために必要な期間を1日の平均勉強時間で計算し、2019年10月20日の試験から逆算してみると、下記のようになります。
【試験までの学習時間300時間の場合】
・1時間の場合:10ヶ月(12月中旬頃から)
・2時間の場合:5ヶ月(5月中旬頃から)
・3時間の場合:4ヶ月(6月中旬頃から)
・4時間の場合:3ヶ月(7月中旬頃から)
・5時間の場合:2ヶ月(8月中旬頃から)
※初学者の合格までの平均学習時間:200~400時間
しかし、あくまでこれは単純計算であり、平均値です。
前述のとおり隙間時間での勉強の場合は、少し余計に時間が必要になる場合もあります。
また、残業や体調不良、急用などで計画通りに勉強ができない日もあるでしょう。
それぞれの生活に合わせ、余裕を持った学習計画を立てることが必要です。
独学で宅建を合格するためには?
独学で宅建試験に合格するために必要なのは、まず近年の出題傾向を掴むこと、それを踏まえての適切な学習計画を立てることであるといえます。
また、試験勉強を続ける数カ月間、モチベーションの維持をすることが課題になります。
なぜなら、スクールなどとは違い、目の前に質問できたり、励ましたりしてくれる講師や仲間がいないためです。
出題の傾向を掴み、学習計画を立て、モチベーションの維持を心掛けながら学習すること、それができるだけの体調管理をすることも必要となってくるでしょう。
学習の上では、とにかく早い段階から過去問に取りかかり、繰り返し何度もやることが大切です。
宅建試験は毎年過去の試験での焼き直し問題が多く出題されます。
繰り返すことでよく出題される問題が把握でき、知識も定着させていくことができるでしょう。
また実際に試験と同じ2時間での解答を何度も体験することで、時間配分を体で覚えることができます。
結果、本試験での無駄な緊張を無くし、実力を発揮することができるのです。
スクールで学ぶなら!宅建士(宅地建物取引士)のおすすめスクール
独学での資格取得も可能な宅建士ですが、初学者から合格を目指すなら合格実績のあるカリキュラムやサポートのあるスクールや通信講座の利用もおすすめです。
まとめ
ここまで独学で宅建試験に合格するために必要な時間や事柄などをお話ししてきました。
最近では書店や通信販売でも近年の出題傾向を研究して作られたテキストが簡単に手に入り、独学での挑戦もしやすくなっています。
しかし、時間の確保、モチベーションの維持や体調管理は自分にしかできません。
実現可能な学習計画を立て、こつこつと努力することで合格に近付くことができるでしょう。











