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Webデザイナー検定とはどのようなもの?

Webデザイナー検定とは「コンセプトからウェブ制作の知識を問うための試験」のこと!
Webデザイナー検定とは、プロとしてWebに関わる人へ向けたWebの標準的知識を認定する試験です。「公益財団法人 画像情報教育振興協会(CG-ARTS)」が主催する民間資格となります。
Webの準備段階であるコンセプトメイキングから、Webページのデザインやテスト運用・評価まで、さまざまな知識が問われる試験内容が特徴です。
顧客のニーズにあったホームページ作成ができることはもちろん、Webコンテンツについての理解や、「誰が見ても見やすいホームページ」という顧客の潜在ニーズを満たすスキルも求められます。
Webサイト制作の上流工程であるサイト設計から、サイトの保守運用方法といった下流工程まで網羅的に理解できているかに加え、見る人が見やすく使いやすいコンテンツの作成ができる、ということが重要です。
「Webデザイナー検定」という名前からデザインセンスを問われているように感じる方もいるかもしれませんが、それよりも求められているものを正しく発信できるかどうかという点がポイントといえるでしょう。
Webデザイナー検定のメリット
Webデザイナーは資格がなくても働くことは可能です。だからこそWebデザイナー検定を取得していることで、Webデザインに関する知識があり、ユーザーにとって使いやすいWebデザインができる、と客観的に判断される材料となるでしょう。
Webデザイナーだけでなく、Webデザインに関わる業界で働かれている方であれば、ぜひ取得しておきたい資格といえます。
Webデザイナー検定の等級について
Webデザイナー検定の等級は、「ベーシック」「エキスパート」の2種類があります。
ベーシック
「ベーシック」とは主にWebサイトの企画・作成・デザインについての基礎知識が問われる内容です。また、Webページを制作する際にそれらの知識をどのように活用できるかという点も見られます。
難易度はさほど高くはないといわれており、初学者の方でも基本的な知識を身につけることで合格に近づくでしょう。
エキスパート
「エキスパート」は、Webサイトの企画や制作、運用に関する専門的な理解が問われます。同時に、その理解を実際のWebデザインに活かす能力も求められるため、ベーシックに比べて難易度が高くなります。
しかし、Webデザインについての実務経験があれば、求められる知識や応用力を持っていることもあるため、経験を活かして試験に臨める可能性があります。
ベーシック・エキスパート、それぞれの試験内容については詳しく後述します。
【2026年最新日程】Webデザイナー検定の試験日は?
Webデザイナー検定の試験概要を解説します。
項目ごとにそれぞれ詳細を押さえておきましょう。
Webデザイナー検定の試験概要
Webデザイナー検定は、年2回実施されます。
【前期】2026年7月12日(日)
【後期】2026年11月29日(日)
出願期間
出願期間は以下の通りです。
【前期】2026年4月1日(水)~6月5日(金)
【後期】2026年9月1日(火)~10月23日(金)
願書の提出期間は、前期・後期それぞれ約2ヶ月間です。
前期に比べて、後期は出願期間がやや短いので注意しましょう。
検定料金
検定料金はベーシックとエキスパートで異なります。
【ベーシック】6,050円(税込)
【エキスパート】7,150円(税込)
受験資格
Webデザイナー検定にには学歴や年齢、Webデザイン経験の有無といった受験資格がなく、誰でも受験が可能です。
これからWebについて学ぶという初学者の方でも受験が可能です。
合格基準点
Webデザイナー検定の合格基準は以下の通りです。
【ベーシック】【エキスパート】 100点/70点
合格基準点は全体の7割と言われており、ベーシックもエキスパートも同じです。
ただし、その年の難易度によって多少合格基準点が変動することもあるといわれています。
試験開催エリア
2026年の試験開催エリアは以下の通りです。
| 都道府県 | 市区町村 |
|---|---|
| 北海道 | 札幌市 |
| 宮城県 | 仙台市 |
| 栃木県 | 宇都宮市 |
| 埼玉県 | 川越市 |
| 千葉県 | 千葉市 |
| 東京都 | 23区内 |
| 神奈川県 | 横浜市 |
| 静岡県 | 静岡市 |
| 愛知県 | 名古屋市 |
| 石川県 | 金沢市 |
| 京都府 | 京都市 |
| 大阪府 | 大阪市 |
| 兵庫県 | 姫路市 |
| 広島県 | 広島市 |
| 愛媛県 | 松山市 |
| 福岡県 | 福岡市 |
| 沖縄県 | 那覇市 |
公式サイトによると、受験希望地は申し込み順に割り振りとなり、受験者数によっては他の受験地になる可能性がある、とされています。
希望する場所で受験したい方は、できるだけ早く出願した方がよいでしょう。
申込方法
Webデザイナー検定は、CG-ARTS公式サイトから申し込みできます。
個人で受験する場合は、受験者マイページを作成し、希望する試験区分や受験地などを選択して申し込みます。受験料の支払いが完了すると申込受付完了となり、登録したメールアドレスに受付完了メールが届きます。
※以前は郵送申込もありましたが、現在はインターネットで申込のみとなっています。
【申し込み~試験当日までの流れ】
①出願期間中に「CG-ARTS Webサイト」内の「検定を申し込む」のタブから「個人受験者」を選択
②初めて申し込む場合は「初めての方」を選択し(2005年後期以降に受験したことがある場合は「登録済みの方」を選択)、必要事項を入力
③受験料の決済方法を以下の3つから選択
・クレジットカード
・コンビニ/(Pay-easy)
・電子チケット
④入金確認後、ご登録のメールアドレスに受付完了メールが送信される
⑤試験日約10日前に、登録住所へ受験票が届く
⑥試験当日、受験票や本人確認書類(写真付身分証明書、または、証明写真)を会場に持参
合格発表
合否結果は、試験日の約30日後に受験者マイページで確認できます。
また、合否結果通知と合格証は試験日の約60日後に発送されます。
個人受験の場合は登録住所へ、団体受験の場合は団体責任者へまとめて送付されます。
合格証明書
Webデザイナー検定では、合格者全員に合格証が無料で送付されます。
紛失した場合、合格証の再発行はできませんが、受験者マイページからPDFで合格証明書を発行することが可能です。
※2005年前期以前の検定に合格された方については、CG-ARTS公式サイトの「合格証明書発行申請フォーム」から申請する必要があります。
Webデザイナー検定の試験内容とは?
Webデザイナー検定の試験内容<ベーシック>
Webデザイナー検定の「ベーシック」について解説します。
- 【試験概要】
-
- 試験方法:マークシート式
- 出題数:大問10問(約40設問)
- 試験時間:60分
- 【出題範囲】
- Webサイトの企画から制作・デザインについての基本的な知識と、その知識をWebページの制作へ応用する能力が問われる内容となっています。
- 1.Webデザインへのアプローチ
- インターネットの歴史やWebの特性、Webサイトの種類とWebサイトの制作フローについての基礎知識
- Webデザイン
- Webサイトの種類
- Webサイトの制作フロー
- 2.Webデザイン
- Webサイト制作のコンセプトメイキング、情報の組織化や構造化、画面構成、素材の制作、テストや評価についての基礎知識
- Webサイトの仕組み
- コンセプトメイキング
- 情報の収集、分類、組織化
- 情報の構造化とアクセスルート
- さまざまな閲覧機器
- Webページの画面構成
- 素材の制作
- テストと修正
- 評価とメンテナンス
- 3.Webページを実現する技術
- Webページを実現するために必要な、HTMLやCSS、JavaScriptについての基礎知識
- HTMLとCSSの基礎
- 文書要素の制御
- 文字の装飾
- フォーム
- CSSレイアウト
- 4.技術の基礎
- Webサイト制作に必要な、ディジタル・ソフトウェア・インターネットについての基礎知識
- ディジタルとは
- ソフトウェア
- 入出力装置
- インターネットの基礎
- 5.知的財産権
- 知的財産権に関する基本的知識と著作権についての知識
- 6.データフォーマット
- データフォーマットについての基礎知識
ベーシックは、WebデザインやWebサイト全般についての基礎が問われます。
そのため、事前にしっかりと勉強することで、初心者の方でも合格に近づくことができるでしょう。
過去問を見ると単純な選択問題だけではなく、2つの要素を組み合わせた選択問題もあるようです。知識の定着と、問題への慣れのためにも過去問には目を通しておくことがおすすめです。
また、問題には図やイラストが多く使われているようです。
知識を詰め込むだけでなく、覚えた知識を図やイラストのイメージに連携させる練習もしておいた方がよいでしょう。
Webデザイナー検定の試験内容<エキスパート>
次に、Webデザイナー検定の「エキスパート」について解説します。
- 【試験概要】
-
- 試験方法:マークシート式
- 出題数:大問10問(約40設問)
- 試験時間:60分
- 【出題範囲】
- Webサイトの企画から制作・運用に関する専門的な知識と理解が求められ、知識をWebサイトデザインに応用する能力を問われる内容となっています。
- 1.Webデザインへのアプローチ
- Web制作に必要な人材・求められる能力、Web制作の一般的なプロセスについての知識
- Web制作業界の人物像
- Webサイト制作のプロセス
- 2.コンセプトメイキング
- Webサイトのコンセプトメイキングのプロセス、具体的な手法についての知識
- コンセプトの設定
- Webサイトの種類とコンセプト
- ほかのメディアとの関係
- さまざまな閲覧機器
- 3.情報の構造
- 情報の収集、分類・組織化と、集められた情報をWebサイト構造に展開する手法についての知識
- 情報の収集と分類
- 情報の組織化
- Webサイト構造への展開
- 4.インターフェースとナビゲーション
- Webサイトとユーザの接点となるインターフェースのあり方や、ナビゲーション機能についての考え方、利用方法についての知識
- ユーザインターフェース
- ナビゲーション
- ナビゲーションデザインの手法
- 5.動きと音の効果
- Webサイトにおいて、動きと音を使った表現を可能にする技能と、その表現をユーザビリティの視点から見た場合の注意点についての知識
- 動きの技法と表現
- 動きを導入する際の注意点
- 動画像コンテンツ
- 音の演出
- 6.Webサイトを実現する技術
- Webサイトで提供され、各種サービスを実現している技術や、Webサイト自体を支えている技術についての知識
- Webサイトを実現する技術の基礎
- Webサイト上の機能
- Webサイト制作に用いられる言語
- バックエンドで活用する技術
- 7.Webサイトのテストと運用
- Webサイトのテストと評価方法、公開後の運用や保守、メンテナンス作業、リニューアルのための各種分析手法についての知識
- Webサイトのテスト
- Web解析
- Webサイトの運用
- Webサイトのリニューアル
- 8.知的財産権
- 知的財産権に関する基本的な考え方と著作権についての知識
エキスパートは、ベーシックに比べて専門的な内容が多くなります。
過去問を見ると、問題文の中に専門用語が複数使われており、かつ文章の内容もやや複雑かもしれません。問題を正しく把握するためには、基本的な知識がしっかり定着している必要があるでしょう。
また、正解の選択肢数が明記されていない問題もあり、消去法では正しい回答が導けないこともありそうです。専門的な知識を定着させ、応用する意識が必要といえます。
Webデザイナー検定の難易度・合格率は?
ベーシック:合格率60~70%程度
Webデザイナー検定の難易度と合格率について解説します。
過去5年間(2017年~2022年)のWebデザイナー検定 ベーシックの受験者数と合格率は以下の通りです。
■ ベーシック ■
| 試験年度 | 受験者数 | 合格率 |
|---|---|---|
| 2025年度[後期] | 878 | 60.6% |
| 2025年度[前期] | 815 | 62.5% |
| 2024年度[後期] | 878 | 65.6% |
| 2024年度[前期] | 815 | 63.8% |
| 2023年度[後期] | 878 | 62.2% |
| 2023年度[前期] | 815 | 61.7% |
| 2022年度[後期] | 878 | 77.2% |
| 2022年度[前期] | 815 | 74.7% |
| 2021年度[後期] | 849 | 71.9% |
| 2021年度[前期] | 659 | 67.5% |
| 2020年度[後期] | 1,013 | 61.87% |
| 2019年度[後期] | 866 | 64.35% |
| 2019年度[前期] | 613 | 68.72% |
| 2018年度[後期] | 569 | 60.5% |
| 2018年度[前期] | 675 | 62.1% |
| 2017年度[後期] | 586 | 64.8% |
| 2017年度[前期] | 585 | 69.0% |
先にもお伝えしたように、ベーシックはWebサイトの企画や制作、デザインについての基礎知識があれば、初学者の方でも合格することが可能です。
受験に必要な資格もないため、初学者の方にとっては間口が広く、受験しやすいと考えられます。
合格率は毎年60%台ほど、年によっては70%に達することもあります。
Webデザイナー検定を主催する「公益財団法人 画像情報教育振興協会(CG-ARTS)」が販売している参考書があります。公式の参考書を活用することで、初学者の方であっても試験対策を立てることができるでしょう。
エキスパート:合格率30~50%程度
次に過去5年間(2017年~2021年)のWebデザイナー検定 エキスパートの受験者数と合格率は以下の通りです。
■ エキスパート ■
| 試験年度 | 受験者数 | 合格率 |
|---|---|---|
| 2025年度[後期] | 269 | 23.3% |
| 2025年度[前期] | 360 | 41.9% |
| 2024年度[後期] | 269 | 22.2% |
| 2024年度[前期] | 360 | 40.0% |
| 2023年度[後期] | 269 | 28.6% |
| 2023年度[前期] | 360 | 42.4% |
| 2022年度[後期] | 269 | 35.0% |
| 2022年度[前期] | 360 | 54.3% |
| 2021年度[後期] | 374 | 53.6% |
| 2021年度[前期] | 361 | 43.7% |
| 2020年度[後期] | 384 | 35.30% |
| 2019年度[後期] | 336 | 36.30% |
| 2019年度[前期] | 268 | 29.82% |
| 2018年度[後期] | 253 | 49.1% |
| 2018年度[前期] | 285 | 34.9% |
| 2017年度[後期] | 309 | 55.4% |
| 2017年度[前期] | 353 | 38.2% |
エキスパートもベーシックと同様に受験に必要な資格はありません。
しかし、試験内容が専門的であるため、受験者数は少なく、合格率も30%~50%ほどと、ベーシックより低くなっています。
しかし、実務経験があればエキスパートの受験対策は不可能ではなく、きちんと勉強をして対策をすることで、合格の可能性を引き上げることができるでしょう。
エキスパート用の参考書も協会から販売されています。これまでの経験と参考書での勉強を併せると、合格への道も見えてくるでしょう。
エキスパート用の参考書も協会から販売されているので、これまでの経験と参考書での勉強を併せれば、合格への道も見えてくるでしょう。
まとめ
Webデザイナー検定について、試験概要、受験申込方法、難易度や合格率などを解説しました。
Webデザイナー検定は、Webデザインに関わる業界で働く方であればぜひ取得しておきたい資格といえるでしょう。
Webデザイナーを目指されている方はもちろん、すでにWebデザインのお仕事にたずさわっている方も受験を検討されてみてはいかがでしょうか。
出典:公益財団法人 画像情報教育振興協会/CG-ARTS|検定











