ウェブデザイン技能検定1級の難易度・合格率は?

合格率は10~20%で難度が高い資格
ウェブデザイン技能検定1級は、難易度の高い試験です。合格率は約10~20%ほどといわれています。
単に知識や基本的なスキルがあるだけでは足りず、一人でサイトアップからサービスインまでできることや、他人を教育できるほどの知識を有した人が求められているためです。
さらに、ウェブデザイン技能検定1級には、厳しい受験資格があります。受験資格は以下の通りです。
ウェブデザイン技能検定1級の受験資格
- 実務経験が7年以上ある者
- 職業高校、短大、高専、高校専攻科、専修学校、各種学校を卒業、または普通職業訓練を修了後、実務経験が5年以上ある者
- 大学を卒業後、実務経験が3年以上ある者
- 高度職業訓練を修了後、実務経験が1年以上ある者
- 技能検定2級に合格後、実務経験が2年以上ある者
ウェブデザイン技能検定1級は、上記いずれかの条件を満たしていれば受験が可能です。
しかし、どの受験資格にも実務経験が含まれており、2級・3級に比べると受験できる方が少なくなります。
そのなかで、合格率が約10~20%ほどしかないことからも、いかに難しい試験であるかがわかります。
たとえば、ウェブデザイン技能検定3級・2級に合格された方でも、1級を受検するには2級合格後に2年以上の実務経験が必要とされます。
資格試験では、初心者用の級に合格すれば次は1つ上の級を受験できる、というものも多いですが、ウェブデザイン技能検定1級についてはそれだけでは足りないということです。
また、これまでウェブデザイン関連の仕事をしてきたデザイナーやコーダー、フロントエンジニア、バックエンドエンジニアにとっても難しい試験内容であるといわれています。
それだけ高い技術力と、広く深い知識が要求される試験であるということです。
しかし、それだけ難しい分、合格すればウェブデザイン技能の高さを証明できるのとともに、大きな自信を得ることができるでしょう。
ウェブデザイン技能検定1級の試験日程
2026年の試験日程
ウェブデザイン技能検定の試験日程は毎年2月頃に発表されます。
2022年 第3回試験※1級学科試験、2級、3級のみ
| 項目 | 3級 | 2級 | 1級学科 |
|---|---|---|---|
| 試験日 | 2022年11月27日(日) | ||
| 試験地域 |
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| 合格発表日 | 2022年12月26日(月) | ||
2022年 第4回試験※1級実技、2級、3級のみ
| 項目 | 3級 | 2級 | 1級実技 |
|---|---|---|---|
| 試験日 | 2023年2月19日(日) | ||
| 試験地域 |
|
|
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| 合格発表日 | 2023年3月25日(木) | ||
上記の予定は変更になる可能性があります。
変更などは「特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会」のホームページでご確認ください。
ウェブデザイン技能検定1級の試験内容とは?
学科試験(10科目)と実技試験がある!
次に、ウェブデザイン技能検定1級の試験内容について解説いたします。
2級・3級と同様に学科試験と実技試験で判定されます。
まずは、学科試験の内容についてご紹介します。
学科(10科目)試験形式:マーク式の筆記試験
| 1.インターネット概論 | |
|---|---|
| インターネット |
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| ネットワーク技術 |
|
| インターネットにおける標準規格・関連規格と動向 |
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| ウェブブラウジング | 以下の各種ウェブブラウジング技術における詳細な知識
以下のウェブ表示端末についての一般的な知識
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| ワールドワイドウェブ(WWW)セキュリティ技術 |
|
| インターネット最新動向と事例 |
|
| 2.ワールドワイドウェブ(WWW)法務 | |
|---|---|
| 知的財産権とインターネット |
以下のワールドワイドウェブ(WWW)及びウェブ構築に関わる知的財産権及び関連する権利についての一般的な知識
|
| インターネットに関わる法令等 電気通信事業法、インターネットに関わる法令について一般的な知識を有すること |
電気通信事業法についての一般的な知識、また以下のインターネットに関わる法令 についての一般的な知識
|
| 3.ウェブデザイン技術 | |
|---|---|
| ハイパテキストマーク付け言語及び拡張可能なハイパテキストマーク付け言語(HTML・XHTML)とそのコーディング技術 |
|
| スタイルシート(CSS)とそのコーディング技術 |
|
| スクリプト |
以下のエクマスクリプト(ECMAScript)のコーディング及びシステムについての一般的な知識
|
| サーバサイドアプリケーション |
以下のサーバサイドアプリケーション及びスクリプトについての一般的な知識
|
| 4.ウェブ基準 |
|---|
| 各種ウェブ標準に基づいたウェブサイトの構築手法についての一般的な知識 |
| 5.ウェブビジュアルデザイン | |
|---|---|
| ページデザインおよびレイアウト |
以下のウェブサイトにおけるページデザインに関する要件についての詳細な知識
|
| マルチメディアと動的表現 |
以下のマルチメディアデータに関わる各項目についての詳細な知識
|
| 6.ウェブインフォメーションデザイン | |
|---|---|
| ウェブインフォメーションデザイン |
以下のウェブサイト構築を目的とした情報デザイン手法についての詳細な知識
|
| インタフェースデザイン |
ユーザに配慮し目的に合致したインタフェースに関する要件についての詳細な知識
|
| ユーザビリティ |
以下のウェブサイト構築におけるユーザビリティに関するデザイン手法についての一般的な知識
|
| 各種データベースとの連携によるダイナミックなサイトデザイン |
以下のウェブサイト構築におけるデータベース及びウェブプログラミングについて の一般的な知識
|
| 7.アクセシビリティ・ユニバーサルデザイン |
|---|
|
以下のウェブサイト構築におけるアクセシビリティに配慮したデザイン手法及びユニバーサルデザイン手法についての詳細な知識
以上を用いたウェブサイトの構築及びページデザインについての詳細な知識 |
| 8.ウェブサイト設計・構築技術 | |
|---|---|
|
以下の各種ウェブサイト構築に関わる詳細な知識
以下の各種設計・構築技術においての一般的な知識
|
|
| 9.ウェブサイト運用・管理技術 |
|---|
|
以下の各種ウェブサイト運用・管理技術においての詳細な知識
|
| 10.安全衛生・作業環境構築 |
|---|
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ウェブデザイン作業に伴う安全衛生に関する以下の事項についての詳細な知識
労働安全衛生法関連法令(ウェブデザイン作業に関わる部分に限る)についての詳細な知識 |
実技試験形式:ペーパー実技試験+作業実技試験
実技試験は、ペーパー実技試験60分、作業実技試験180分の構成で、架空のウェブサイト提案依頼書(RFP)課題に基づいて課題が出されます。
ウェブサイト構築
- ・ウェブサイト設計・計画
ウェブサイト構築に関する、設計・計画(設計・計画・情報デザイン)ができること
ウェブサイトデザイン
- ハイパテキストマーク付け言語(HTML)
- 拡張可能なハイパテキストマーク付け言語(XHTML)
- スタイルシート(CSS)によるコーディング
- 画像の作成・加工と利用
- 画像の作成・加工と利用
- マルチメディアデータの作成・加工と利用、配信
- スクリプト・サーバサイドアプリケーションの作成・加工と利用
- ページデザイン・レイアウト
- アクセシビリティ
ウェブサイト運用管理
以下のウェブサイト運用・管理に関する作業が出来ること
- データアップロード
- 更新・変更
- チューニング
このように、ウェブデザイン技能検定1級の学科試験は、範囲が非常に広く多岐に渡っています。
数週間や数ヶ月ですべてを網羅することは大変困難といえるでしょう。
ウェブデザイン技能検定1級には、日頃からの知識の積み重ねが欠かせないということがおわかりいただけるかと思います。
ウェブデザイン技能検定1級の試験対策・勉強法について
学科試験は過去問題を解き、実技は時間を意識した勉強をおこなう!
ウェブデザイン技能検定1級の試験対策は、過去問を解くことです。
ウェブデザイン技能検定では、過去の問題と似た問題が出題されることが多いため、過去問をしっかり解くという勉強法は欠かすことができません。
過去問は、ウェブデザイン技能検定を実施している特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会のホームページでダウンロードすることができます。
過去問を何度も解いて、知識や技術を定着させることはもちろん、過去問を解くことで自分の現状のレベルを知ることも大切といわれています。
常に自分のレベルを把握しながら、足りないところを補っていくことで、知識やスキルが定着するでしょう。
実技試験が受けられるのは学科試験合格者のみ
また、ウェブデザイン技能検定1級は、2級・3級と違って、学科試験に合格した人だけが実技試験に進むことができます。
そのため、まずは学科試験できちんと合格ができるよう、意識しながら学科の過去問に取り組む必要があるようです。
学科試験に合格すれば、実技試験までは3ヶ月弱ほど時間があるので、その間に実技試験の勉強に集中しても良いかもしれません。
さらに、過去問はあまり古いものを使うと最新の情報について学ぶことができません。
非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会のホームページでダウンロード可能な、直近過去3年分の過去問に取り組むとよいでしょう。
なお、前述のとおり、ウェブデザイン技能検定1級の実技試験には、ペーパー実技試験と作業実技試験があります。
それぞれ時間が定められていますので、日頃から時間を計りながら解くことがおすすめです。
まとめ
当ページでは、ウェブデザイン技能検定1級の難易度や合格率、試験内容、勉強方法についてご紹介をしてきました。
難易度が高く、試験範囲も広く多岐にわたるため、日頃から学習を進めて知識を定着させて、過去問を解いていくとよいでしょう。実技試験は時間を意識して、実践形式で勉強するのがおすすめです。










