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簿記2級の難易度・合格率、出題傾向を解説!【公認会計士監修】

簿記2級の難易度・合格率、出題傾向を解説!【公認会計士監修】

簿記2級は3級と比べ、合格率が低く難易度の高い資格といえます。
今回は、簿記2級の難易度や合格率、これまでの出題傾向と対策などを、簿記の現役講師が解説します。
独学で合格を目指している方や、社会人で簿記2級を取得したい方も是非参考にして下さいね。

更新日:2022-11-08(公開日:2019-02-12)

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この記事を監修したのは

公認会計士:佐久間 清光 氏

公認会計士:佐久間 清光

簿記2級とは?

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簿記2級は、企業における経理実務を十分におこなえるスキルを証明する資格です。
財務諸表から企業の経営状況を把握・分析できるレベルの知識が修得できます。

経理職の応募条件になることも多く、就職活動でも大いに役立つ資格といえるでしょう。

簿記2級の試験は、下記の条件でおこなわれます。
商業簿記に加え工業簿記の問題が入ってくるため、簿記3級に比べ難易度はかなり高くなります。

  • 試験科目:商業簿記・工業簿記(原価計算を含む)5題以内
  • 試験時間:90分
    ※従来は120分試験でしたが、2021年度より試験時間が変更となりました。
  • 合格点:70%以上
  • 受験資格:年齢・学歴・国籍などを問わず誰でも受験可能

簿記2級取得はこんな人におすすめ

  • 未経験から経理の仕事に就職・転職したい人
  • 経理や経理事務として働いており、キャリアアップを目指したい人
  • 営業職やコンサルタントなど、法人の財務状況把握が仕事に活かせる人
  • 起業し、会社を経営したいと考えている人
  • 大学受験や就職活動を有利に進めたい学生

簿記3級・1級のレベルとの比較

一方、簿記3級では簿記2級よりもやさしい基本的な「商業簿記」を学びます。
簿記1級は、合格すると税理士試験の受験資格が得られます

簿記2級は、簿記3級と簿記1級の間に位置する難易度の資格といえるでしょう。

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簿記2級を取得するメリット

どのような職種であっても就職・転職に役立つ

経理職の採用では、簿記2級を採用条件にしている企業が多くなっています。簿記2級を持っていることで応募できる求人も増えるでしょう。
さらに、税理士事務所などの職員募集も大半が簿記2級以上です。

製造業も、簿記2級を大いに活かせる業界です。
簿記3級は小規模な会社での業務には役立ちますが、製造業で使用する知識は身につけられません。
一方、簿記2級を学習しておけば、製造業における企業の支出、「物を作る」費用について理解できるので、その知識を活かすことができます。

また、営業職でも簿記の資格を持っていると1つの武器となるでしょう。
取引先企業の経営状況の把握やコスト管理や収益率への意識が高まったりと、部署にかかわらずビジネスのあらゆる場面で役立ちます。

ビジネスパーソンなら、どのような職種であっても簿記2級は強力な武器となります。
就職・転職時のアピールとしてもぜひ履歴書に書いておきたい資格といえます。

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簿記2級の出題範囲

簿記2級で学習する内容は、「商業簿記」「工業簿記」です。
商業簿記に加え工業簿記の問題が入ってくるため、簿記3級に比べ難易度は高くなります。

商業簿記

「商業簿記」は、購買活動や販売活動など、企業外部との取引を記録・計算する技能で、企業を取り巻く関係者(経営管理者・取引先・出資者等)に対し、適切、かつ正確な報告(決算書作成)をおこなうための知識です。

簿記3級でも試験範囲となっていましたが、簿記2級ではより広域かつ高度な知識を要求されます。

工業簿記

「工業簿記」は、企業内部での部門別や製品別の材料・燃料・人力などの資源の投入を記録・計算する技能で必須の知識です。

簿記2級の出題形式

簿記2級の試験は、大問5問で構成されています。

設問 区分 出題内容 配点
第1問 商業簿記 仕訳問題 20点
第2問 商業簿記 帳簿、連結決算などの問題 20点
第3問 商業簿記 決算の総合問題 20点
第4問 工業簿記 仕訳、勘定記入問題 20点
第5問 工業簿記 原価計算の問題 20点
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簿記2級の難易度・合格率

日商簿記2級の難易度

簿記2級の難易度

簿記2級は、合格率が平均20%前後と、毎回10人に7~8人は不合格となる難易度の高い資格といえます。
これは簿記3級の半分以下の合格率ですので、一つ下の等級と比較しても難易度が大きく上がっていることがわかります。

合格するためには、財務諸表などの数値から経営状況を把握できるレベルの会計知識が求められるため、相応の学習時間が必要になるでしょう。

簿記2級の合格率

以下に、日商簿記2級の過去10回にわたる合格率を紹介します。

回数試験実施日実受験者数合格者数合格率
第161回2022年6月12日13,118人3,524人26.9%
第160回2022年2月27日17,448人3,057人17.5%
第159回2021年11月21日22,626人6,932人30.6%
第158回2021年6月13日22,711人5,440人24.0%
第157回2021年2月28日35,898人3,091人8.6%
第156回2020年11月15日 39,830人 7,255人 18.2%
第154回2020年2月23日 46,939人 13,409人 28.6%
第153回2019年11月17日48,744人13,195人27.1%
第152回2019年6月9日41,995人10,666人25.4%
第151回2019年2月24日49,766人6,297人12.7%

出典 商工会議所 簿記2級 受験者データ

※第155回試験(2020年6月14日実施予定)は、中止となりました。

合格率は低下傾向

簿記2級の近年の合格率は9%~29%程度と、低下傾向にあります。
これは、2016年度からの出題範囲の改定等の影響を強く受けているといわれています。
出題範囲は随時変更されていますので、最新の情報を収集しておくことをおすすめします。

簿記1級・3級との合格率の比較

級別に過去10回の合格率を比較してみましょう。

最高合格率最低合格率平均合格率
3級67.2%27.1%47.0%
2級30.6%8.6%22.0%
1級13.5%5.9%9.8%

このデータを見てもわかるように、簿記3級、2級、1級の順に徐々に難易度は高くなっていきます。

各級の合格率については公式ホームページに掲載されていますので、ご参考にしてください。

参考 日本商工会議所「簿記 検定試験 受験者データ」

簿記2級 ネット試験の合格率

2020年12月より、これまでの統一試験、団体試験(ペーパー試験)とは別にネット試験がスタートしました。
ネット試験の合格率の推移は下記のとおりです。

期間受験者数合格者数合格率
2022年4月~2022年6月21,433人8,098人37.8%
2021年4月~2022年3月106,833人40,713人38.1%
2020年12月~2021年3月29,043人13,525人46.6%
累計157,309人62,336人40.8%

統一試験、団体試験(ペーパー試験)よりネット試験方式の方が合格率が高くなっていますが、いずれの試験方式でも出題範囲や問題の難易度は同じです。

参考 日本商工会議所【日商簿記検定試験(2級・3級)ネット試験】受験者データ

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簿記2級には独学で合格できる?

不可能ではないが、簿記3級と比較すると難易度が高く厳しい

簿記3級は独学で取得する人の割合も高い資格ですが、簿記2級に独学で合格するには少なくない努力が必要になるでしょう。
独学で合格している人もいるため、決して不可能ではありませんが、多くの学習時間がかかる可能性もあります。

簿記2級の試験では、経営管理や経営分析の実務に活かせるような知識を求められます。

簿記3級と比較すると試験範囲が広くなり、難易度も上がります。
商業簿記では、3級までの出題範囲に「本支店会計」「連結会計」など、より専門的な内容が加わります。
商業簿記以外にも工業簿記が範囲に加わり、演習問題も複雑になっています。

独学で合格を目指す場合は、まず簿記3級を取得して商業簿記の基礎を身につけておくとスムーズに学習が進むでしょう。

独学で簿記2級に合格するための勉強時間

簿記3級を取得済みの場合

簿記3級を取得した方が独学で合格を目指すと、250~350時間程度の勉強が必要といわれています。

簿記3級取得時に比べても、さらに多くの勉強時間が必要になります。
単に会計の知識だけではなく、そこから経営状況についての把握ができるレベルまで知識を身につけることが求められます。

簿記を初めて学ぶ場合

簿記の知識がない状態から独学で簿記2級合格を目指す場合は、350~500時間程度の勉強時間が必要になります。

簿記3級の内容だけでも初めて学ぶことが多いと思われますので、通学講座や通信講座を利用するなど、不明点を解決できる体制で学習を進めることをおすすめします。

関連記事:
簿記2級の合格に必要な勉強時間

確実に合格したい方は通信講座・通学講座の利用がおすすめ

簿記2級は、簿記3級と比較すると難易度が高く、独学で合格するハードルも高い資格です。独学で合格を目指すと、長い期間を要してしまう可能性もあります。
そのため、短期間で取得したい方は通信講座や通学講座の受講をおすすめします。

通信講座や通学講座を利用することで試験の要点を効率的に学習することができるため、合格に向けて最短ルートで知識を身につけることができます。
独学の場合に比べて、およそ100時間程度は勉強時間の短縮を目指せます。

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日商簿記2級はすごい?それとも意味ない?

インターネットなどでは「日商簿記2級を持っている人はすごい」という声と「日商簿記2級は取得しても意味がない」という声の両方を見かけるかもしれません。
これはどちらが正しいのでしょうか?それぞれの理由から確認していきましょう。

日商簿記2級が「意味ない」といわれる理由

取得者が多く、希少価値が薄いから

簿記2級は学生から社会人まで広い世代から人気があり、受験者も多い資格です。
合格者数も、2002年6月から2022年6月までの20年間で856,680名に上ります。そのため、取得者が多いというのは正しい認識といえるでしょう。

しかし、受験者・合格者が多いのは簿記2級の取得に意味があるからこそといえます。
就職や転職で評価される、実務で活かせるスキルを身につけられるなど取得することに利点を感じた方が多いからこそ、たくさんの方が簿記2級取得を目指すのではないでしょうか。

会計の知識は経済活動をおこなうどの起業でも求められるスキルです。
多くの方が持っているからといって、簿記2級取得で得られるスキルの価値が薄まることはないでしょう。

そのため、取得者が多いから意味がないということはありません。

日商簿記2級だけで就職・転職するのは難しいから

簿記2級を就職・転職のために取得したが役に立たなかったという意見です。

確かに簿記2級を取得したことだけを評価されて採用されることは多くないでしょう。
そのため、「簿記2級があれば必ず就職・転職ができる」と考えている方には意味がないかもしれません。

資格は武器であり、これまでの経験と取得した資格をかけあわせることで効果を発揮するものです。

例えば、これまで接客業で働いてきた人が商品の発注や売上の集計をおこなう中で工夫したことと簿記で得た知識を重ねてアピールすれば、実務でも効率的に会計の作業をおこなってくれそうだ、とイメージしやすくなるでしょう。

また、事務職として働いてきた人がキャリアアップのために簿記2級を取得したことを面接で伝えれば、目的意識と熱意をアピールすることができます。

こういった場合、簿記2級は就職・転職で大いに役立つでしょう。

他の資格と比べれば簡単だと思われているから

簿記3級が独学でも目指せる難易度であることから、簿記2級も比較的簡単に取れると思われていることがあります。

しかし、簿記2級の合格率は20%前後と決して簡単な資格ではありません。

ITの知識を問う「基本情報処理技術者」は合格率40%前後、国家資格のFP2級は合格率50%前後と、他の資格と比較しても合格率が低いことがわかります。
試験で問われる内容や受験者の属性が異なるため一概にはいえませんが、簿記2級が簡単に取れる資格ではないことは伝わるのではないでしょうか。

日商簿記2級が「すごい」といわれる理由

難易度が高く、誰でも取れる資格ではないから

簿記2級の合格率は20%前後と、半数以上の方が不合格になる資格です。
つまり、受験すれば誰でも取れるような資格ではありません。

勉強に1年ほどの期間を要する人や、複数回受験して合格する人も珍しくありません。
簿記2級を持っている人は、そんな難しい試験に合格したということになります。

この理由だけでも、簿記2級を持っている人はすごいといえるのではないでしょうか。

知識だけでなく実務スキルも身についていないと取得できないから

簿記2級の資格試験では、単語の意味など知識だけではなく、実際の会計業務でおこなうような実践問題も出題されます。

他の資格試験ではテキストなどを暗記し、覚えたことを答えるだけのものもありますが、暗記だけで簿記試験に合格することはできません。
会計や財務の知識を身につけ、それを実務に活かせるレベルのスキルを要求されるのです。
だからこそ、他の資格試験以上に難易度の高い資格といえます。

簿記2級の知識を直接業務に活かさない職種だとしても、知識を身につけ応用できる人材として評価されやすくなるでしょう。

税理士や公認会計士へのステップアップが可能だから

簿記2級は、税理士や公認会計士といった、税務・財務のスペシャリストの国家資格を目指すための土台になります。

上位等級の簿記1級へ合格することで、税理士・公認会計士ともに受験資格を得ることができます。

税理士試験の必須科目である「簿記論」「財務諸表論」は、簿記2級へ合格できる知識があれば5割は理解できるといわれています。
そのため、簿記取得後のさらなるスキルアップを目指す方に、税理士はうってつけといえるでしょう。

税理士や公認会計士は、独立開業も可能な国家資格です。
そんな資格の取得の足がかりになる簿記2級は、すごい資格といってもよいのではないでしょうか。

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簿記2級試験改定の内容(2022年度最新)

2015年度に全面的な見直しをおこない、2016年度からの6年間で段階的に改定してきました。

主な変更点は次のとおりです。

新しい分野

  • 連結会計
  • 税効果会計
  • リース会計
  • 外貨建会計

など

削除された分野

  • 為替手形
  • 保証債務
  • 社債

など

2022年度の試験範囲改定

経理の業務において、2021年4月より新たに「収益認識に関する会計基準(収益認識基準)」が適用となります。収益認識基準とは、収益をいつどんな形で計上するかを規定したルールを指します。
この収益認識基準の施行により、日商簿記2級および3級でも仕訳の書き方などに対して変更がなされています。

2021年度以前のテキストで学習をしている方は、最新情報を確認しておくことをおすすめします。

改定がおこなわれた背景

改定は、IT技術の発展による経理実務の変化が理由とされています。
簿記2級は、企業の財務担当者に求められる知識を証明する資格として位置づけられています。そのため、現代の経理の実務で求められるスキルの実態に即した内容へと改定がおこなわれる運びとなりました。

今後のインボイス制度導入などによっても更なる改定がおこなわれる可能性があります。

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2022年度の簿記2級の試験日

統一試験(ペーパーテスト形式)の試験日程

2022年度の簿記2級の統一試験(ペーパー試験)の試験日程は以下の通りです。

2022年度 簿記3~1級 統一試験日程

  • 第161回(3~1級):2022年6月12日(日)
  • 第162回(3~1級):2022年11月20日(日)
  • 第163回(3~2級):2023年2月26日(日)

ネット試験の試験日程

簿記2級・3級では統一試験(ペーパーテスト形式)のほかに、ネット試験も実施されています。

ネット試験の日程は各インターネット試験会場により決定されます。

また、統一試験(ペーパーテスト形式)が実施された前後の日程には、2級・3級ネット試験の施行休止期間が設定されています。

下記の休止期間についてはネット試験の受験ができません。
受験のスケジュールや学習計画を立てる際にはご留意ください。

日商簿記検定試験(2級・3級)ネット試験 施行休止期間

  • 2022年4月1日(金)~2022年4月13日(水)
  • 2022年6月6日(月)~2022年6月15日(水)
  • 2022年11月14日(月)~2022年11月23日(水・祝)
  • 2023年2月20日(月)~2023年3月1日(水)
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簿記2級のネット試験とは?統一試験との違い

2020年12月から、簿記2級と3級はネット試験(CBT方式)と呼ばれる形式での受験が可能となりました。
現在の簿記2級試験は、従来の統一試験(ペーパーテスト形式)とネット試験の2つの方法から選択して受験することができます。

試験形式

ネット試験は、指定のインターネット試験会場(テストセンター)で受験します。
会場に用意されたパソコンに回答を登録していく形式です。

ご自宅では受験できませんのでご注意ください。

ネット試験の開始当初は試験時間が統一試験で異なりましたが、現在はどちらも90分間と共通になっています。

試験日

ネット試験は、会場によってはほぼ毎日いつでも受験が可能です。
従来の統一試験は年3回の試験日のみの実施ですので、大きな違いがあります。

学習スケジュールも自由に立てることができ、都合のいいタイミングで受験できるのがネット試験のメリットといえるでしょう。

ただし、統一試験実施日の前後など、ネット試験が休止となる日程もあります。事前に確認しておきましょう。

合格発表

ネット試験は、受験後すぐに合否の結果がわかります。
統一試験は受験後約1ヶ月後に発表となるため、合格結果を知るまでの期間にも違いがあります。

また、不合格になってしまった場合でも、試験を受けた翌日から3日後以降には再度受験することができます。
ケアレスミスなどで不合格となってしまったとしても、期間を開けずに万全の状態で再受験が可能といえるでしょう。

難易度は統一試験と共通

ネット試験と統一試験の試験範囲や出題の傾向は共通のため、難易度はどちらも共通となっています。

簿記2級統一試験の合格率とネット試験の合格率を比較すると、以下の違いがあります。

簿記2級・試験形式による合格率の比較

試験形式 合格率の平均 集計期間
統一試験(ペーパーテスト形式) 22.0% 2019年2月~2022年6月
(過去10回分)
ネット試験(CBT方式) 40.8% 2020年12月~2022年6月

難易度が同じなのになぜネット試験の合格率が高いかというと、受験後すぐに再受験できるため合格しやすい点や、統一試験で不合格だった方が再受験に使っている可能性がある点が挙げられます。

ネット試験のほうが簡単ということではないため、どちらの形式で受験するかを検討する際は注意しましょう。

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簿記2級の過去の問題での出題傾向を簿記講師が解説

基本的な問題が多い反面、難しい問題や問題文が多い問題もあります。
全体を通して見ると基本的な問題が多い印象です。
しかし、試験問題の改定がおこなわれた影響からか最近の日商簿記2級試験には「過去問や問題集で見たことがない問題」「問題文が多い出題」も頻出しています。

過去の出題傾向と対策

過去問での出題傾向を見ていきましょう。

2018年2月・第148回試験の内容

2018年2月25日に開催された第148回試験の合格率は29.6%。
工業簿記の分野は比較的簡単でしたが、商業簿記は難しい内容となっていました。
改定により追加された「連結精算表の作成問題」が特に難易度が高く、3割近くの方が白紙のまま提出したという話です。

2018年6月・第149回試験の内容

2018年6月10日に開催された第149回試験では、合格率がわずか15.6%。
全体的に難易度が高く、各問題のボリュームが多い内容でした。
第2問、第3問の仕訳問題において、すべて仕訳しようとするのではなく、回答できるものから進める部分点狙いが対策としてあげられます。

2018年11月・第150回試験の内容

2018年11月18日に開催された第150回試験は、合格率がさらに落ち込み14.7%。
特に商業簿記の問題文が多くなっており、苦戦している方が多かった印象です。
第2問が特に難しく出題される傾向が強いため、他の問題を先に解答するのも手の1つかもしれません。

効率的に解くためのコツ

得意な問題から解き始める

傾向として、第1問は仕訳問題、第2問は伝票会計や個別論点、第3問は財務諸表作成・精算表作成問題、第4問は費目別計算、第5問は総合原価計算や標準原価計算などが問題に選ばれています。
まず試験問題全体に目を通し、得意とする問題を確実に解き始めることをおすすめします。

関連記事:
簿記2級の合格に必要な勉強時間は?おすすめの勉強方法も解説!

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簿記2級を目指せる通信講座を比較

簿記2級は3級と比べて難易度が高いため、通信講座や通学講座を利用するとより効率的に合格を目指せるでしょう。

簿記2級を目指せる通信講座を費用や学習期間、特色で比較できるよう一覧にまとめました。
これから簿記2級取得を目指す方は、ぜひ参考にしてみてください。

尚、簿記2級は簿記3級の知識が基礎となります。
簿記を学んだことがない方は、簿記3級とのW合格を目指せる講座や、初心者向けの講座を選ぶことをおすすめします。

簿記2級のみの取得を目指す通信講座

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受講料(税込) 学習期間 特色
資格合格を目指すならクレアール
「簿記2級パックWeb通信」
53,000円 約4か月 ・1年合格保証がついており、安心して学べる
・簿記3級経験者向け
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「簿記検定2級講座」
66,000円 約4ヶ月 ・通学講座と同内容の動画講義(DVD収録)が充実
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「簿記 2級合格コース〔Web通信〕」
67,100円 約5ヶ月 ・ネット試験の模擬試験プログラムあり
・簿記3級経験者向け
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「日商簿記2級 ForYou合格コース ネット試験(CBT試験)」
126,170円 約7ヶ月 ・簿記初心者から2級合格を目指せる
・専門のスタッフが定期的にカウンセリングを実施

※受講料はキャンペーンや価格改定で変更になる可能性があります

簿記3級・2級の同時取得を目指す講座

スクール名
講座名
受講料(税込) 学習期間 特色
資格合格を目指すならクレアール
「簿記3・2級講義パック」
50,000円 約6ヶ月 ・1年合格保証がついており、安心して学べる
・簿記初心者向け
ヒューマンアカデミー / 通信講座 * 『たのまな』
「簿記検定2・3級講座」
79,500円 約6ヶ月 ・繰り返しの学習で合格を目指せるカリキュラム
・簿記初心者向け
資格の大原
「簿記 3級・2級W合格コース〔Web通信〕」
81,200円 約7ヶ月 ・ネット試験の模擬試験プログラムあり
・簿記初心者向け

※受講料はキャンペーンや価格改定で変更になる可能性があります

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まとめ

ここまで、簿記2級の難易度や合格率、おすすめの勉強方法などについて紹介しました。
さまざまな業種に必要とされるスキルでありながら、比較的挑戦しやすい検定です。
興味のある方は、ぜひ資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。

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監修者プロフィール

この記事を監修したのは

佐久間 清光 氏

公認会計士:佐久間 清光

公認会計士

有限責任あずさ監査法人のパートナー(2018年退任)
さくま会計事務所の所長(現任)
監査法人MMPGエーマック代表社員(現任)
フェリス女学院の監事(現任)
神奈川大学の非常勤講師(現任)
さくま式簿記講座の講師(現任)

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