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日本キャリア開発協会・理事長にインタビュー!これからの社会におけるキャリアコンサルタントの価値

▼もくじ
キャリアコンサルタントとして活躍する人の共通点
これからの日本で求められるキャリアコンサルティングとは
 ├キャリアコンサルティングを浸透させるための課題
 └より多くのキャリアコンサルタントが求められる
キャリアコンサルタント資格取得を目指す方へのメッセージ

キャリアコンサルタントとして活躍する人の共通点

鈴木
現在活躍されているキャリアコンサルタントの方も多くいらっしゃると思います。
「企業や経営者に対して提案ができる方が活躍している」というお話がありましたが、それ以外には活躍している方々の共通点などはありますか?

大原理事長
自分自身のキャリアを作っていこうと考えられる、そして創意工夫して能動的に動ける方でしょうか。

独自のネットワークを介した情報収集で社会的なニーズを把握し、自分の強みをどのように発揮していくかを考えて行動できる方は、キャリアコンサルタントとして活躍できると思いますね。

キャリアコンサルタントは相談者などに対してキャリア開発の手助けをする仕事ではありますが、まずはコンサルタント本人が自身のキャリアを作っていこうという動機を持って動ける必要があると考えています。

鈴木
まずは自分で自分を磨いていく意識がある方ということですね。

大原理事長
私が知っている活躍している人材は、そこが共通していると思います。

どのように情報収集するのかという点では、JCDAには2万人のネットワークがあります。
キャリアコンサルタントとしてキャリアを築きたいと考えている方には是非ご活用いただきたいですね。

キャリアコンサルタント・キャリアカウンセラーたちが互いの専門性を高め、切磋琢磨して共生していくというのが我々の理念でもあります。

実際にキャリアコンサルタントなどの専門職として活躍する方には、自分だけが専門性を高めていこうと考えるのではなくお互いに助け合える気質を持つ方が多いと感じています。

佐々木事務局長
あとはやはり丁寧な相談対応をおこない、お客様に評価されている方が成功していらっしゃると思いますね。
ひとつの仕事が評価されることで紹介や口コミにつながり、自然と新たな顧客を獲得できているという方が多いように思います。

新しい領域に一歩踏み出して一生懸命頑張った結果、それが自分の得意分野になっていたなんてお話を伺うと、とても嬉しく感じますね。

これからの日本で求められるキャリアコンサルティングとは

鈴木 日本で長く根付いていた終身雇用制度が終わりを迎えようとしている今、一人ひとりが自分自身のキャリアを考えることが大切になっていくと思います。

今が重要な局面であるように感じていますが、現在もキャリアコンサルティング推進に対する取り組みは進んでいるのでしょうか。

大原理事長
現在、弊会はキャリアドックという制度を作っていこうとしています。

これは、健康促進における人間ドックのように、定期的に個人のキャリアを点検、見直しすることを目的とした制度です。

ジョブ型雇用をはじめ、より流動的な労働市場が進んでいくことで、自身のキャリアと向き合うことの重要性はより高まります。
そのため、こういった制度などを通してキャリアコンサルティングが一般化していくことが社会的にも求められるのではないかと思いますね。

キャリアコンサルティングを浸透させるための課題

大原理事長
現状ですと、こういった制度を根付かせるために解決すべき課題があるのも事実です。

話題にも挙がりましたが、企業内キャリアコンサルティングに対しても「何か悩みや問題を抱えている従業員が受けるもの」という印象を抱いている方も少なからずいらっしゃいます。
しかし、我々は「悩みや問題の解決」の相談と、「自己成長」のための支援があると思っています。

キャリア相談は決してネガティブなものではなく、自分を高めていくというポジティブな側面を強調したいと思います。
だからこそ、受けることが当たり前であるという認識を一般化していかなくてはならないと考えています。

佐々木事務局長
所属する企業やコミュニティの成長、そして自分の将来を真剣に考えてキャリアコンサルティングを受けるという方向に世の中の考え方を変えていきたいですね。

より多くのキャリアコンサルタントが求められる

鈴木
キャリアコンサルタント国家資格の登録者数は、順調に増加されているようにお見受けします。
この状況は貴協会から見ていかがでしょうか。

佐々木事務局長
2022年11月には約64,000人の方がキャリアコンサルタントとして登録されました。
しかし、社会の実情を観ると個人的にはまだ数としても足りていないように感じています。

自分のキャリアや生き方をサポートしてくれる存在が当たり前にアクセスできるところにいるという状態こそ、望ましい社会のかたちであると考えています。しかし、まだその状態までは達していないというのが現状です。

キャリアコンサルティングに対する認知が社会に浸透しているとは言い難く、キャリアコンサルタントという職業があるということもまだあまり知られていません。

多くの方が幸せに生きれるようなより良い社会になっていくためには、より多くのキャリアコンサルタントが必要になっていくのではないかと考えています。

キャリアコンサルタント資格取得を目指す方へのメッセージ

鈴木
キャリアコンサルタントとは、人々がはつらつと生きていくための道しるべのように感じますね。
自分で能動的に働いて自分のキャリアを楽しんで生きていける人を増やしていける、素晴らしいお仕事なのだと感じました。

より多くの方にキャリアコンサルタントを目指してほしいというお話もありましたが、資格取得を目指す方に対するメッセージをお願いしてもよろしいでしょうか。

大原理事長
キャリアコンサルタントは、相談者への支援を通して相手の役に立ち、社会をより良い方向に導くことができる仕事です。
そういった視点を持って資格取得を目指していただき、ゆくゆくは一緒に「共に生きる社会」を作っていけたら嬉しいですね。

仕事を通して社会に貢献することが自分の生きがいにつながるということを、是非キャリアコンサルタントとして自身にも実感していただけたらと思います。

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