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キャリアコンサルタントになるには?国家資格取得の流れについても解説

キャリアコンサルタント

キャリアコンサルタントとは、就職・転職やキャリア開発を考えている人に対して、その人の適性や希望に応じた仕事を探したり、希望の職種に就くためにどのような経験を積めばよいかをアドバイスしたりする専門家のことを指します。

更新日:2022-02-09(公開日:2017-09-04)

キャリアコンサルタントとは?

キャリアコンサルタントとは、主に新卒者や転職者の職業選択にまつわる進路相談「キャリアコンサルティング」を行う相談員の国家資格です。

キャリアコンサルティングとは、「労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行うこと」(職業能力開発促進法・第二条第5項)。
この業務の専門家として、2016年4月に国家資格「キャリアコンサルタント」が創設されました。

キャリアコンサルタントは名称独占資格であり、有資格者のみが「キャリアコンサルタント」という名称を用いることができます。
試験に合格し、キャリアコンサルタントとして登録した人以外が「キャリアコンサルタント」やそれと紛らわしい名称を名乗ることはできません(職業能力開発促進法・第三十条の二十八)。

参考:
キャリアコンサルティング・キャリアコンサルタント|厚生労働省

キャリアコンサルタントになるには?

キャリアコンサルタントになるためには、受験資格を得た状態でキャリアコンサルタントの国家試験に合格した後、登録手続きを行って資格を取得する必要があります。

受験資格は、 厚生労働大臣が認定した講習を150時間受ければ、誰でも得ることができます。

それ以外にも、労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力開発及び向上のいずれかに関する相談に関し3年以上の経験を有する方などにも受験資格があります。

国家資格キャリアコンサルタント取得の流れ

キャリアコンサルタントの国家試験は、JDCA(日本キャリア開発協会)キャリアコンサルティング協議会2つの団体が実施しています。

この国家試験の受験資格は、さまざまなスクールや団体で行われている「キャリアコンサルタント養成講座」などの厚生労働大臣に認定された講習を受講し、修了証が受理されることで得ることができます。

また、学科試験・実技試験(論述・面接)などに合格した後、厚生労働省のキャリアコンサルタント名簿に登録することにより、キャリアコンサルタントを名乗ることができるようになります。

>>キャリアコンサルタント認定講習を探す

キャリアコンサルタント ルート図

講習カリキュラム

科目時間数
1.キャリアコンサルティングの社会的意義2時間
2.キャリアコンサルティングを行うために必要な知識35時間
3.キャリアコンサルティングを行うために必要な技能76時間
4.キャリアコンサルタントの倫理と行動27時間
5.その他キャリアコンサルティングに関する科目10時間
合計150時間

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キャリアコンサルタントの難易度・合格率は?おすすめ勉強方法についても解説

国家資格キャリアコンサルタントは、相談や面談などを行う同等の心理職系国家資格と比べると非常に取得しやすいといえます。
比較されることが多い「公認心理師」の場合は、受験資格を得るために大学・大学院・実務経験が求められておりハードルは非常に高いからです。

キャリアコンサルタントの国家試験に合格するためには?

キャリアコンサルタントになるためには、厚生労働省に認定されている養成講座を受講する必要があります。試験のなかでも、学科試験は独学でもある程度対策ができますが、実技の論述や面接は養成スクールでの指導が必要です。

3ヶ月程度の通信講座で理論や基礎を学び、10日間程度のスクーリングを活用しながら面談のロールプレイなどを習得していきます。

初心者から目指す方は「認定講習の受講・修了」が最短です!

これからキャリアコンサルティングに関わりたい、キャリアコンサルタントを目指したいとお考えの方は、認定講習の受講・修了し、国家試験の受験資格を得ることが最短のルートとなるでしょう。

認定講習を開講しているスクールは社会人を対象にしているため、比較的柔軟な通い方ができるようカリキュラムを設定している場合がほとんどです。
そのため、働きながらでも資格取得を目指すことが可能です。

これだけ、取得しやすい国家資格も希ですので、興味がある方は各団体が実施している「キャリアコンサルタント養成講座」について調べてみることをおすすめします。

>>キャリアコンサルタント認定講習を探す

資格登録手続きの流れ

キャリアコンサルタント資格取得には、試験合格後に登録が必要です!

キャリアコンサルタントになるためには、試験に合格した後、特定非営利活動法人キャリア・コンサルティング協議会の「キャリアコンサルタント名簿」に登録を行うことが必要です。
登録するうえで、かかる費用や必要書類などをまとめましたので、参考にしてみて下さい。

講習カリキュラム

項目内容
登録費用登録手数料:8,000円
登録免許税:9,000円
登録までの流れ web申請により進めていきます。
1. マイページを作成する
『キャリアコンサルタントwebサイト』にて
メールアドレス登録、パスワード発行、申請画面にて情報入力を行います。
2. 合格証のアップロード
3. 申請後、提出書類の送付
※提出書類送付時に収入印紙が必要となります。
4. 申請完了(登録センターで審査)
5. 登録手数料の支払い
審査完了の通知メールが届き次第、マイページより登録手数料(8,000 円、非課税)をお支払う。
※支払方法はコンビニペーパーレス決済、又はクレジットカード決済(VisaかMaster)
6. 入金を確認後、登録証を発行
2~3週間程で発行される予定だが、時期によって3~4週間かかることもあり。
※郵送での手続きも可能です。

参考:
キャリアコンサルタントWebサイト|特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会

キャリアコンサルタントが国家資格になった背景

キャリアコンサルタントが国家資格になった背景には、キャリアコンサルティングの重要性を周知し、 企業内におけるキャリアコンサルタントの活用を進めていきたいとした狙いがあります。

平成14年7月、厚生労働省から「キャリア形成を支援する労働市場政策研究会」報告書が出され、個人のキャリア支援を行っていくためには、 専門的なキャリア・コンサルティングが必要であると提唱し、こうした人材の基本となる能力要件の基準を策定しました。

名称については、心理学的な面が強調されることを避けるため、キャリア・コンサルタントと呼ぶこととし、 策定した基準に基づき、今後、官民合わせて、5年間で5万人程度養成することを目指したことがはじまりです。

キャリアコンサルタント10万人を養成

平成27年3月17日「第189回国会(常会)提出法律案」において、勤労青少年福祉法等の一部を改正する法律案が出されました。

ここでは、国は企業を取り巻く環境の変化する中で、働き手が自らのキャリアについて主体的に考える習慣を身に付ける環境を整備することが重要であり、 そのためには、定期的なキャリアコンサルティングの機会を提供することが重要であるとしました。
企業内での活用を前提として10万人まで増やす計画です。

キャリアコンサルタントを名称独占資格として位置づけ、更新制度を通じた資質の確保を図りつつ、計画的な養成をスタート。
また、キャリアコンサルタントを活用したキャリア形成の仕組みを導入・実施した事業主に対する助成も創設しています。

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監修者プロフィール

この記事を監修したのは

齊藤 あゆみ 氏

国家資格キャリアコンサルタント:齊藤 あゆみ

大手金融機関・通信会社の新人研修や管理職研修に携わりながら、大学生向けの合同説明会講師やカウンセリング、高校生の進路ガイダンス(進学・就職講演、面接指導など)を行う。
また専門学校にてキャリアデザイン授業、個人向けに個別カウンセリング・登壇講師養成講座も開講。

【主な経歴】
2015年(平成27年)日本キャリア開発協会CDA、キャリアコンサルタント技能士2級を取得
同年、合同会社オフィスエスステップを設立

【保有資格】
国家資格キャリアコンサルタント
日本キャリア開発協会CDA
女性労働協会認定講師
HA(ヒューマンアセスメント)アセッサー
ファイナンシャルプランナー2級
栄養睡眠改善アドバイザー
ランニングアドバイザー

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試験データ

項目 内容
資格・試験名 キャリアコンサルタント国家試験
試験日

【第19回試験(学科・論述試験)】
2022年3月6日(日)

【第19回試験(実技面接試験)】
2022年3月12日(土)、13日(日)
追加日程:3月19日(土)、20日(日)

【第20回試験(学科・論述試験)】
2022年7月3日(日)

【第20回試験(実技面接試験)】
2022年7月16日(土)、17日(日)
追加日程:7月9日(土)、10日(日)

【第21回試験(学科・論述試験)】
2022年11月6日(日)

【第21回試験(実技面接試験)】
2022年11月12日(土)、13日(日)
追加日程:11月19日(土)、20日(日)

【第22回試験(学科・論述試験)】
2023年3月5日(日)

【第22回試験(実技面接試験)】
2023年3月18日(土)、19日(日)
追加日程:3月11日(土)、12日(日)

試験区分 国家資格
主催団体 厚生労働省
受験資格 (1)厚生労働大臣が認定する講習の課程を修了した方
(2)労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力開発及び向上のいずれかに関する相談に関し3年以上の経験を有する方
※実務経験について、受験資格として認められるかは個別判断となる
(3)技能検定キャリアコンサルティング職種の学科試験又は実技試験に合格した方
(4)平成28年3月までに実施されていたキャリア・コンサルタント能力評価試験の受験資格である養成講座を修了した方
合格率 学科:62.7%
実技:74.1%
同時受験:58.3%
(2019年2月・第11回)
出題内容・形式 【学科試験】
・出題形式:筆記試験(四肢択一のマークシート方式)

【実技試験】
▽論述試験
・出題形式:記述式(逐語記録を読み、設問に解答する)
▽面接試験
・出題形式:
1 ロールプレイ:実際のキャリアコンサルティング場面を想定して、面談開始から最初の15分間という設定で行う。キャリアコンサルタントとして相談者を尊重する態度や姿勢(身だしなみを含む)で、相談者との関係を築き、問題を捉え、面談を通じて相談者が自分に気づき、成長するような応答、プロセスを心がける
受験者がキャリアコンサルタント役となり、キャリアコンサルティングを行う
2 口頭試問:自らのキャリアコンサルティングについて試験官からの質問に答える

[試験科目]
・職業能力開発促進法その他関係法令に関する科目
・キャリアコンサルティングの理論に関する科目
・キャリアコンサルティングの実務に関する科目
・キャリアコンサルティングの社会的意義に関する科目
・キャリアコンサルタントの倫理と行動に関する科目
検定料 学科試験:8,900円(税込)
実技試験:29,900円(税込)
問い合わせ先 日本キャリア開発協会
キャリアコンサルタント試験 受験サポートセンター
TEL:03-5209-0553
受付時間:10:00~17:00(土日祝を除く)

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