キャリアコンサルタント国家資格取得の流れ
2016年4月1日より、キャリアコンサルタントが国家資格になりました!
2015年9月に厚生労働省よりキャリアコンサルタントが国家資格化する法案が可決されたとの発表がありました。これに伴い、類似した職業名の使用ができなくなりなります。また、5年ごとに免許の更新をしなければならいため、職業としての価値や認知度も向上するのではないかと考えられています。
キャリアコンサルタント国家資格化について
2016年4月よりキャリアコンサルタントの資格に関する制度が変わり、国家資格として新たにキャリアコンサルタントが誕生しました。
キャリアコンサルタントとは、就・転職やキャリア開発を考えている人に対して、その人の適性や希望に応じた仕事を探したり、希望の職種に就くためにどのような経験を積めばよいかをアドバイスしたりする専門家のことを指します。
今回の新国家資格の誕生により、2016年4月以降にキャリアコンサルタントを目指す方は国家資格を取得する必要があります。(CDAなどの資格所有者は、2021年3月までに名簿登録をすれば国家資格が認められます。)
初心者から受験する方は、まず講習(キャリアコンサルタント養成講座)を受講・修了しましょう。
初心者から目指す方は「認定講習の受講・修了」が最短です!
初心者から国家資格キャリアコンサルタントを目指す方は、最短で受験資格が得られる認定講習の受講・修了がおすすめです。「厚生労働省が示すカリキュラムに基づいた150時間以上の講習」と定められているので、実務経験がない方でも短期間でキャリアコンサルタントの受験資格を得ることができます。早いところでは、4月にスタートする講座もありますので事前にチェックしておきましょう。
講習カリキュラム
科目 | 時間数 |
---|---|
1.キャリアコンサルティングの社会的意義 | 2時間 |
2.キャリアコンサルティングを行うために必要な知識 | 35時間 |
3.キャリアコンサルティングを行うために必要な技能 | 76時間 |
4.キャリアコンサルタントの倫理と行動 | 27時間 |
5.その他キャリアコンサルティングに関する科目 | 10時間 |
合計 | 150時間 |
キャリアコンサルタントの活躍の場は?
活躍の場
キャリアコンサルタントの活躍の場は、大きく分けて4つあります。
(1) 人材紹介や人材派遣、アウトプレースメントなどの人材ビジネスを手がける企業。
(2) ハローワークをはじめとする公共の求職支援機関。
(3) 大学・専門学校・高校などの就職相談窓口。
(4) 一般企業の人事部やキャリア相談室など。
こんな人が向いています
- 性格面「人のために役立ちたい」という気持ちを持ち、そのことにやりがいを感じられる人はキャリアコンサルタントの仕事に向いているといえるでしょう。
- 技術面「クライアントの適性・能力・性格・価値観などを客観的に評価・査定する力、キャリア形成に関する基本的理論、高いカウンセリング力などが求められます。