東京都健康長寿医療センターの担当者が当社の「介護予防運動指導員養成講座」を視察。
「養成数が増える事業者を応援したい」との声を受け、現場と運営が連携し人材育成に励む意義を再認識しました。

●地域を支える力を育む:介護予防運動指導員養成講座の現在地と未来
【講座の目的と広がり】
介護予防運動指導員養成講座は、東京都健康長寿医療センターが監修・実施する公的な人材育成事業であり、「地域における介護予防の担い手」の養成を目的としています。
本講座を修了することで、通所介護における機能訓練指導補助、介護予防教室等での運動支援、
通いの場でのリーダー的役割など、多様な活動フィールドでの活用が見込まれています。
国の「地域支援事業」や東京都の「フレイル予防推進施策」とも親和性が高く、地域包括ケアの中で“現場とつながる専門性”として期待されています。
【地域での位置づけと評価】
東京都内では、こうした資格を持つ人材を「地域の担い手」として明確に位置づける自治体が増えています。
東京都福祉保健局は、介護予防・フレイル予防推進のため、各区市町村に“推進員”を配置し、地域での介護予防活動を支える体制を強化。
また、東京都健康長寿医療センターでは「介護予防・フレイル予防推進支援センター」を設置し、養成された指導員たちが継続的に学び・活動できるよう、支援を行っています。
このように本資格は、単なる講習ではなく、
地域包括ケアを支える一員としての“実践資格”として、確かな認知と価値を持ち始めているのです。
【訪問を通じて感じたこと】
現場での取り組み状況や運営の工夫を直接ヒアリングしていただけることは、養成事業者にとって非常に心強く、信頼の証であり、大変ありがたい機会となりました。
「講座を広げるため」ではなく、「修了生が活躍できる環境を広げるため」。
担当者の方の姿勢からは、そんな確かな意志が感じられました。
【最後に】
私たちは、「誰もが安心して暮らせる地域」を実現するには、
医療や介護の枠を越えて、地域全体で支える仕組みが必要だと考えています。
介護予防運動指導員の資格は、その中核を担う“人を育てる”講座と捉えています。
資格取得を通じて、自分らしい支援のスタイルを見つけた方々が、少しずつ地域の力になり始めています。
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