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簿記3級とは?取得のメリットや独学で合格するための勉強方法、おすすめのテキストを紹介!

「独学で簿記3級を合格したい」とお考えの方の中には、テキストや勉強時間のこと、そもそも独学で合格することが可能なのかなど、
さまざまな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
当記事では、独学で簿記3級に合格した筆者がどのように勉強し、簿記3級を取得したかを解説します。
簿記3級を取得するメリットについても記載しています。

更新日:2021-06-16(公開日:2019-06-20)

この記事を監修したのは

公認会計士:佐久間 清光 氏

公認会計士:佐久間 清光

簿記3級とは?

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簿記3級は商業簿記の基礎知識レベル

簿記検定のなかで最も基本的な商業簿記の知識を習得するのが簿記3級です。
簿記3級では、主に、経理関連書類の処理、総勘定元帳の作成、財務諸表(貸借対照表・損益計算書)の作成、青色申告書類の作成など、初歩的な実務がある程度できるようになり、小規模企業の経理事務に役立ちます。

経理事務だけではなく、すべてのビジネスパーソンに役立つ
また、経理・財務担当者はもちろん、すべてのビジネスパーソンに必須の基本知識が身につき、職種にかかわらず評価する企業が増えています。

2級・1級のレベル
一方、簿記2級では、簿記3級で学ぶ「商業簿記」に「工業簿記」が加わります。
簿記1級に合格すると、税理士試験の受験資格が得られます。

>> 簿記2級についてはこちら
>> 簿記の種類についてはこちら

下記は第149回の試験問題です。
問題内容と注意したい学習のポイントをご紹介します

【第1問】
問1:約束手形による資金貸付けに関する問題
借用証書による貸付けと、 約束手形による貸付けの相違の理解

問2:売上取引に関する問題
得意先負担の諸掛りを立て替えて支払った場合の処理を理解

問3:債権の貸倒れに関する問題
前期に発生した売掛金が貸し倒れた場合の処理の理解

問4 費用の支払いに関する問題
振込手数料の処理の理解

問5:有形固定資産の売却に関する問題
帳簿価額(取得原価-減価償却累 計額)と売却価額の差額から、固定資産売却損益を求められるか

●学習のポイント
問1:資金を貸付(借入)により手形を受け取ったときの処理を理解しておくこと。
問2:商品売買取引における付随費用(発送費など)の扱い(当店負担なのか先方負担なのか)を学習しておくこと。
問3:前期販売分の売掛金が貸し倒れたときのほか、当期販売分の売掛金が貸し倒れたときの処理も学習しておくこと。
問4:「振込手数料」を用いて仕訳するのは間違いです。
問5:「減価償却累計額」、「未収金」を用いて仕訳するのは間違いです。

【第2問】
経過勘定の決算整理仕訳に加え、費用に関する勘定科目の決算振替仕訳や経過勘定の期首の再振替仕訳も含めて理解しているかの問題。

【第3問】
3月末の合計試算表に4月の取引を合算して、4月末の合計残高試算表を作成する問題。
取引を仕訳し、集計することにより、各勘定の借方合計と貸方合計を求め、 残高欄にその残高を記入するといった一連の流れが理解できているか。

●第2・3問の学習のポイント
合計残高試算表、 残高試算表、合計試算表について、各試算表の記入方法を学習しておくこと。

【第4問】
簿記に関する基本的な知識を問う空欄補充、用語選択の問題。

●学習のポイント
仕訳や帳簿記入のルールの基礎にある理論の知識を問われます。

【第5問】
残高試算表から決算整理をおこない、最終的に貸借対照表および損益計算書を作成する問題。

●学習のポイント
・決算整理事項等の内金の処理に注意する。
誤った処理、本来なされるべき正しい処理はどのような処理か、修正するためにはどのような処理が必要かを段階的に整理して解答できるようにすること。

・仮払金の処理が重要です。
この処理を適切に行わなければ、備品減価償却の月割計算を誤ってしまいます。
有形固定資産の取得、売掛金等の回収など、ほかの決算整理事項と関連すると思われる項目にも注意すること。

簿記3級の出題傾向

簿記の検定試験は、社会で活躍できる人材育成を目的とした試験です。
そのため、出題内容は、ビジネス実務に直結したものであり、変化が激しい分野では、教科書に載っていないケースもあります。
ただし、出題範囲からはずれたものは出題されていないので、きちんと学習しておけば、回答できる問題ばかりです。

簿記3級を取得するメリットとは?

ビジネスに必要不可欠なスキルを身に付けることができる

簿記3級は、小学生から大学生、社会人、ご高齢の方まで、幅広い方々が、専門的な知識・スキルを身につけて活躍するために、また、自分自身のステップアップに役立てるために活用しています。

あらゆる職種に必須のビジネススキル
また、簿記は、経理・財務担当者だけでなく、あらゆる企業、職種に携わる人たちに必要不可欠なビジネススキルであるともいえます。

特に、日商簿記が採用している「複式簿記」は、数多くの複雑な企業取引を、数少ない取引要素で分類・整理し、総合的な経営情報を提供するのに適しており、企業の利益はこれにより求められます。
そのため近年、多くの企業が採用や人事制度、自己啓発に活用しており、取得を奨励しています。

メリット1:会社経営やビジネスなどに活かせる

簿記3級を取得して得られるメリットの1つとして、会社の経営やビジネスなどを理解できるようになる点が挙げられます。
簿記3級では、簿記の基礎的な事項や、仕訳や、損益計算書や貸借対照表と財務諸表などについて学ぶため、経営状況などを判断できるようになるでしょう。

活かせる場面
例えば、営業職の方であれば、クライアントの経営状況を理解できるようになるため、営業やアプローチの方法を検討でき、案件を獲得できる可能性が上がるかもしれません。

経理部門の方であれば、経費などの処理をおこなう際に簿記3級の知識を活かすことができ、諸経費や税金などについても理解できるでしょう。
決算や会計処理などの業務が捗るようになるかもしれません。

メリット2:簿記2級・1級や他難関資格取得への足掛かりになる

上述のとおり、簿記3級では、簿記の基礎的な内容について学びます。

簿記2級・1級の足掛かり
履歴書などにも記載することで、経理部門などへの就職・転職時には有利になるともいわれている簿記2級や簿記1級の資格取得をご検討されている方は、簿記3級の資格取得をされることで簿記2級、1級の資格取得に必要となる簿記の基礎知識を得られるでしょう。

商業簿記の出題範囲
簿記3級の出題範囲は商業簿記になりますが、簿記2級でも商業簿記が出題されます。

簿記2級では、商業簿記において、簿記3級の出題範囲ではなかった新しい論点(例えば連結会計、税効果会計、外貨建取引など)が加わります。
また、簿記2級では、商業簿記のほか、工業簿記が出題範囲に加わります。

難関資格の第一歩
また、税理士や公認会計士、ファイナンシャルプランナー、中小企業診断士など、会計の知識が求められる難関資格の受験をご検討されている方は、会計に関する知識が求められるため、まず資格取得の第一歩目として簿記3級の資格を取得されるとよいかもしれません。

簿記3級の難易度はどのくらい?

それほど難易度は高くないが、適切な勉強をすることが大切!

簿記検定には3級のほかに、初級・2級・1級が存在しています。

簿記入門者向けレベル
そのなかで初級と3級は簿記入門者向けの試験に位置付けされており、難易度自体はそれほど高くありません。
実務経験のない学生や、これから経理を担当する新入社員の方が多く受験している状況です。

専門的知識が必要なため、勉強量は必要
一方で、適切な勉強時間を確保できなければ合格は難しい試験でもあります。
例えば、「土地を購入した際に付随費用は取得原価に含まれるか」「利息勘定の記入はどういったものか」などの問題が出題されるのですが、初見で回答できる人はいるでしょうか。
簿記自体が専門的知識を必要とされる学問のため、入門向けの試験といえど一定の勉強量は必要になるわけです。

5つの出題区分
参考までに出題区分を紹介します。
以下のような傾向が強いです。
1つ目:仕訳問題
2つ目:帳簿記入問題
3つ目:試算表作成問題
4つ目:伝票起票問題
5つ目:精算表作成問題

簿記に精通していない方が見ても「いったい何のことだろうか」となるでしょう。
問題内容に関しても、ただ単語を記憶すればよいものは少なく、表の作成や計算問題など実務に近い知識が必要になります。

必要な勉強時間の目安
合格するために必要な勉強時間としては、おおよそ40時間から60時間。
1日1時間程度勉強したとしても、1ヶ月はかかる見通しです。
独学の場合は、参考書の選定から日々の継続などの問題もあるので、3級ということで甘く見てしまうと不合格に陥ってしまうことになりかねません。

簿記3級の合格率は?どのくらいが合格ライン?

変動はあるが、合格率はおおよそ50%程度!

気になる簿記3級の合格率ですが、おおよそ50%程度に落ち着いています。
試験によっては極端に合格率が落ちるときもあれば、70%近い合格率を叩き出すときもあり、振れ幅が大きいのが3級試験の特徴です。
直近10回の試験結果を見ていきましょう。

回数試験実施日実受験者数合格者数合格率
第157回2021年2月28日59,747人40,129人67.2%
第156回2020年11月15日 64,655人 30,654人 47.4%
第154回2020年2月23日 76,896人 37,744人 49.1%
第153回2019年11月17日80,130人34,519人43.1%
第152回2019年6月9日72,435人40,624人56.1%
第151回2019年2月24日80,360人44,302人55.1%
第150回2018年11月18日88,774人38,884人43.8%
第149回2018年6月10日79,421人35,189人44.3%
第148回2018年2月25日78,243人38,246人48.9%
第147回2017年11月19日88,970人35,868人40.3%

※第155回試験(2020年6月14日実施予定)は、中止となりました。

過去10年の試験を振り返ると、一番高い合格率で67.2%(第157回2021年2月28日)、逆に一番低い合格率は26.1%(第141回2015年11月)という結果でした。

簿記3級の合格率が、50%程度と低い理由

簿記の入門者向け試験として実施されている3級検定ですが、意外にそこまで合格率が高くないことに驚いている方もいるのではないでしょうか。
一般的に初学者向けの試験は7割近い合格率を出すことが多いため、簿記3級の合格率40~50%台というのは異例のデータといえます。

受験者数が影響し、合格率が低い
実はこれにはからくりがあって、簿記3級の「合格率の低さ=難易度の高さ」というわけではありません。
簿記3級の合格率の低さは、試験内容よりも受験者数に大きな影響を受けています。

日本商工会議所のホームページを参照していただければわかると思いますが、合格率のデータには受験者数と実受検者数が分けて記載されています。
簿記3級試験に申し込んだものの試験は欠席した方と、実際に試験を受けた方それぞれをカウントしており、合格率は申し込んだ方も込みで計算されています。
このため、試験内容が解けなくて不合格になった方に合わせて、欠席した方も含まれてしまいます。
結果として、合格率を下げているのです。

団体受検のケースも影響
さらに、近年高校や大学の授業の一環としてクラス全体で団体受検をするケースも増えています。
そのなかには部活動が忙しい方や簿記にまったく興味がない方など、一般的な受験者とは異なる目的の方もいます。
このような事情もあり、ほかの試験に比べて若干合格率が低い状況となっています。

簿記3級の合格ラインは7割!

簿記3級の合格基準は70%以上の得点です。
これは2級・1級も同様ですが、1級の場合は科目ごとに最低40%以上の得点が必要になるという違いがあります。

繰り返し勉強すれば合格可能なレベル
専門的な知識を除けば、最低限度の日本語能力と四則演算さえマスターしていれば問題なく合格可能な内容です。
簿記の内容もビジネス現場での基礎知識を中心に、中小企業の経理事務で活用できるレベル。
財務諸表の読み取りや経営状況の把握など、繰り返し勉強すれば必ず理解できる範囲です。

受験者の顔ぶれはさまざま
受験者の顔ぶれには高校生から大学生、経理担当の新入社員やまったく畑違いの職務担当の社会人など、さまざまな人が並びます。
毎年半数近くの受験者の方が難なく合格していますので、皆さんも自信をもって取り組んでください。
どうしても内容が理解しづらい、不安要素が取り除けない場合は、簿記初級から挑戦するのも1つの手です。

簿記3級の過去問の傾向は?

近年の簿記3級では大問形式で5問が出題されています

第1問の出題傾向
第1問は「仕訳問題」が5題ずつの出題です。
この仕訳問題は簿記の基本であり、要です。
過去問に似た問題が出題されることも多く、きちんと勉強をしさえすれば、第1問は満点(20点)を取ることも可能です。
対策がしやすく、配点も大きいので取り落とさないようにすることが必要です。

第2問の出題傾向
第2問は「帳簿記入」が主ですが、「勘定記入」の問題が出題されることもあります。
帳簿記入が出題された場合、『商品有高帳』、『売掛金・買掛金元帳』、『現金出納帳』『手形記入帳』、『小口現金出納帳』、『当座預金出納帳』、『補助簿の選択』などが問われ、特に頻出の問題が『商品有高帳』と『補助簿の選択』の2つに関するものとなります。
この2つを中心にしっかりと対策をしておきましょう。

また、「勘定記入」の出題では『売上原価の算定(仕入勘定、売上原価勘定)』や『減価償却費(直接法・間接法)』などの処理方法に関するものがよく出題されます。
こちらは8点~10点の配点となっています。

第3問の出題傾向
第3問では、ほぼ毎回「試算表作成問題」が出題されるのですが、ごくまれに「財務諸表作成問題」が出題されることがあります。
試作表作成問題を中心にしっかりと学習を進めましょう。
第3問の配点は、30~32点と大きくなっています。

第4問の出題傾向
第4問は「伝票会計」の出題が大半で、その他「勘定記入」、「語句記入」、「訂正仕訳」、「決算仕訳」などが出題されます。
第4問はどの問題が出ても、過去問と類似したパターンの出題が多いので、比較的対策が取りやすい問題になります。
こちらの配点は8~10点です。

第5問の出題傾向
第5問は「精算表作成問題」か「財務諸表作成問題」が多く出題されます。
以前は精算表作成問題の方に出題が偏っていたのですが、最近では財務諸表作成問題が多く出されるようになってきました。
いずれにしても過去問をしっかりとやることで対策ができます。
配点は30~32点です。

過去問対策が効果的
どの問題を見ても、簿記3級に関しては、過去に出題された問題がよく似た形で出題されることが多くなっています。
つまり、過去問対策が非常に効果的だといえます。
特に第1問、第3問、第5問の配点が高くなっているため、ここはしっかりと得点できるよう過去問演習に力を入れてください。

また、2021年度より出題問題数が3題以内へ変更になります。
詳細については公式ホームページをご覧ください。

独学で簿記3級に合格できる?準備すべきことは?

簿記3級の試験日を把握すること

簿記3級の試験は年3回、2月・6月・11月に実施されています。
今から独学で簿記3級に合格したいと思っている方は、まず正確に試験日程を把握しましょう。

また、2020年12月より随時受験可能なネット試験方式が導入されるなど試験内容に変更があります。
詳細については公式ホームページをご覧ください。

戦略を立てスケジュールを明確にする
試験日程を正確に把握することで、試験日まで、何をどう勉強するかと戦略が立てられます。
簿記3級は、1週間ほどの勉強で合格できる方もいますが、一般的には100時間の勉強が必要だといわれています。
試験日を把握し、一日何時間勉強できるかイメージし、いつから勉強を始めるべきかを明確にするのは、簿記3級合格のためにとても有効な戦略だといえるでしょう。

2021年の簿記3級の試験日程は?

6月・11月・2022年2月に実施予定!

日本商工会議所の「2021年度試験日程カレンダー」には、第158回~160回までの試験日程が公開されています。
簿記3級の試験日程は下記の通りになっています。

2021年簿記1~3級 統一試験

●第158回(1~3級):2021年6月13日(日)
●第159回(1~3級):2021年11月21日(日)
●第160回(2~3級):2021年2月27日(日)

独学者が簿記3級合格のためにかかる勉強時間は?

初学者の場合は勉強のために100時間確保するとよい

初学者が独学で簿記3級に合格するためには、100時間の勉強が必要だといわれています。

約20~30時間の人もいる?
私の場合は10日間、1日3時間くらいの勉強でしたので、約30時間勉強したことになります。
なぜこの期間に設定したかというと、先に挙げた『10日で合格るぞ!日商簿記3級 光速マスターテキスト』というテキストを使っていたので、「10日で受かる」と信じたからです。
簿記3級は早い方で1週間の勉強、計20時間ほどで受かる方もいるでしょう。

余裕を持って準備する
しかし、簿記が得意・不得意がわからない学ぶ前の段階で勉強は1週間と決めてしまうのは危険です。
まずは余裕を持って、試験の3ヶ月前には勉強が始められるよう準備を整えておくとよいでしょう。

勉強のスケジュールは?

標準的には、3ヶ月程度の学習期間を取っての受験を目標にスケジュールを設定する方法があります。
例えば、6月に受験するなら4月頭から学習をスタート、11月に受験なら8月頭に学習をスタートすることになります。
3ヶ月くらいであれば、モチベーションを維持して集中できる期間といえるのではないでしょうか。

学習時間の確保が難しい場合
しかし、忙しくまとまった学習時間を確保できない方もいらっしゃるかもしれません。
そのような場合は、長い期間で少しずつ勉強をしていく方法を選択されるのもよいでしょう。

具体的には、1日1時間だけ勉強を進める方法などです。
1日1時間であれば、お忙しい方でも勉強時間を確保できるのではないでしょうか。

忙しい方も合格できる
「仕事をしながら簿記3級の試験に合格できるのか」と不安な方もいらっしゃるでしょう。
お仕事や家事・育児でお忙しい方でも、簿記3級の試験に合格できます。
お仕事の繁忙期や帰宅が遅い日などは学習スケジュールから外し、土日や夏季休暇、GWなどに集中して勉強に取り組むようにし、余裕を持ちつつ、計画を立てながら学習を進めていくとよいでしょう。

3ヶ月間のなかで、フェーズ(段階)を設定する

3ヶ月間のフェーズ(段階)を割り振り、それに沿った学習をおすすめします。
望ましい学習法を下記に提示します。

●第一フェーズ:最初の2ヶ月間・・・テキストの情報を頭に入れます。
 ↓
●第二フェーズ:3ヶ月目から・・・過去問および直前予想問題だけを解いていきます。
 ↓
●第三フェーズ:試験直前1週間・・・これまでの復習

簿記3級独学者におすすめの勉強方法は?

まずはテキストを通読し、簿記3級にかかる勉強時間をイメージする

自身にあった勉強方法が理想
本来、おすすめの勉強方法といったものはありません。
各自に合った方法で勉強するのがベストでしょう。
しかしながら、参考として私の勉強方法を記載したいと思います。

筆者の場合の勉強方法
私の場合、簿記3級のために10日間勉強しました。
テキストを購入して勉強開始したその日に、「テキストに書かれていることすべてを通読」しました。
もちろん、簿記を学んだことがなかったのでほとんどの内容はわかりません。
そして、理解するのを待っていたら1日ですべて読むことはできません。
そのため、わからなくてもとにかく読み進め、最後まで読み切ることを初日にしました。

何を学ぶのかをイメージできるように
なぜ、このような無茶なことをしたかというと、簿記3級を合格するためには、どういった内容を理解していればいいのか、最初に知っておきたかったからです。
初日にテキストを1冊読み切ることを通して、簿記3級のために何を学び、どのくらいの時間がかかりそうだ、ということをおぼろげながらイメージできるようになります。
そして、そのことが自分を安心させます。

まずはテキストを通読する
簿記3級の独学にかかる時間は人によって異なることは先に述べましたが、どのくらいの勉強時間がかかるかイメージするためにも、まずはテキストを通読することをおすすめします。
もちろん1日で通読する必要はありませんので、各自のペースで進めてください。

テキストの通読を繰り返しましょう(20回以上)

次に、テキストの通読を繰り返すことをしましょう。
私はこの段階をとても重視しています。

内容を理解するため
テキストを1度通読しただけではわからなかったことも、通読を繰り返すことによって、自然に理解できるようになってきます。
通読の繰り返しでは、「本文に書かれていることを頭で理解する」ことを意識してください。
この段階では、テキストにある例題を解く必要はありません。
例題の答えもテキストに写し、読むことを繰り返しましょう。

通読の繰り返しは20回以上がおすすめです。
ページをめくっただけでそのページに何が書かれているか瞬時にわかり、かつ、その内容が理解できるようになるまで通読を繰り返しましょう。

問題集・過去問を解いて、苦手分野を克服しましょう

テキストの通読が終わったら、実際に問題を解いてみましょう。
『10日で合格るぞ!日商簿記3級 光速マスターテキスト』はとてもよいテキストですが、問題数がそれほど多くはありません。
そのため、別途問題集や過去問を購入して勉強しましょう。

実際に問題を解いてみると、理解が甘かった箇所や、苦手分野がわかってきます。
そのような箇所について、もう一度テキストを読み、問題を解くことを繰り返していきましょう。

苦手分野の克服が大切
簿記3級の合格のためには100点中、70点以上の得点で合格できます。
70点というと多少苦手な分野があっても、他でカバーできると思いがちですが、簿記の場合これは通用しません。
あとに詳しく書きますが、簿記3級の勉強では苦手分野を徹底的につぶしていくことが大切になります。

簿記3級独学者におすすめのテキストは?

テキストは自分に合ったものを選びましょう

インターネットで「簿記3級 テキスト」「簿記3級 参考書」などの検索をすれば、たくさんのテキストが出てきますし、それらのテキストに対する評価や口コミを見ることもできます。
今の時代であれば、Amazonのベストセラーになっているテキストを中身を見ずに購入する方も多いのではないでしょうか。

テキストには相性がある
しかしながら、簿記3級の独学では、そういった選び方はおすすめしません。
その理由は、テキストは人によって相性があるからです。
「AさんにピッタリのテキストであってもBさんには全然合っていない」こともありえます。

簿記3級のテキストを選ぶ際には、実際に中身を見て「これで勉強したい」と思えるテキストを選びましょう。

簿記3級の独学で私が使用したテキスト

そうはいっても、どのようなテキストを選べばよいかわからない方のために、私が購入して勉強したテキストを紹介します。
使用したテキストは『10日で合格るぞ!日商簿記3級 光速マスターテキスト』(東京リーガルマインド LEC総合研究所 日商簿記試験部)です。

このテキストは「八百屋の源さん」というキャラクターが登場し、会話形式で簿記3級についての学習を進めていく仕様になっています。
会話形式でイラストも多く入っているので、とてもわかりやすく、頭のなかに入ってきやすいです。

参考書を選ぶことが合格へのステップに
簿記3級に限らずどのような勉強でも「わかる・簡単だ」と思えるかどうかがとても大切です。
そう思えれば簿記3級が好きになりますし、勉強をもっとしたいと思うでしょう。
そのため、自分に合った参考書を選ぶことは、簿記3級合格に向けてとても大切なステップになります。

最新のテキストを選ぶ
なお、私が勉強した『10日で合格るぞ!日商簿記3級 光速マスターテキスト』はとてもわかりやすく、おすすめできるテキストですが、問題数が少ないため、このテキストの他に、問題集か過去問を別途購入する必要があるでしょう。
また、簿記3級は試験範囲の改定が年によってはあるので、購入するテキストや問題集は最新のものにしましょう。

独学者が簿記3級に合格するためのポイントは?

それは「仕訳」を完璧にすること

簿記3級に合格に大切なことは仕訳を完璧にマスターすること、それに尽きます。
簿記3級の試験ではいくつもの取引を仕訳し、それを試算表にまとめることをしていきます。

例えば、10個の取引があったとします。
10個の内、1個の仕訳がわからず仕訳を逆に書いてしまったとします。
そうすると試算表の数値も狂ってきてしまいます。
1個仕訳を逆にしてしまっただけならまだしも、もし仕訳に2個、3個わからないものがあると取り返しがつかないことにもなりかねません。

苦手分野を克服する
「簿記3級の試験範囲について90%以上理解している、しかしながら70点取れなかった」ともなりかねないのが簿記の世界です。
私の場合は、手形取引の仕訳が苦手でした。
今から簿記3級の独学を始める方たちも、勉強を進めていくときっと苦手分野が出てくると思います。

苦手分野をあきらめることなく、テキストを読み、問題を解くことを繰り返してください。
仕訳さえ完璧にできれば合格できる、それが簿記3級です。

より確実に簿記3級に合格するためには

学校(スクール)に通うか、通信講座の受講が合格の近道です

簿記3級は仕訳さえ完璧にできれば合格できます。
そのため、独学であっても合格することは可能です。

スクールが持つノウハウや試験対策が有効
ただし、より確実に、そしてスムーズに合格を目指すには、学校(スクール)に通うか、通信講座の受講がおすすめです。
それは、簿記3級の試験は、苦手分野を放置してしまっては合格が難しいからです。
苦手分野の仕訳ができずに合格はままなりません。
しかし、苦手分野を克服するのは口でいうほど簡単ではないです。
そういった場合に教えるノウハウや試験対策のしっかりしているスクールに通うのは有効な手段といえるでしょう。

リーズナブルな講座の場合、通信講座で1万円未満、通学講座で3万円未満で受講できるものもあります。
まずは下記の「簿記講座・スクール比較ボタン」から、気になる講座の資料を取り寄せてみてはいかがでしょうか。

監修者プロフィール

この記事を監修したのは

佐久間 清光 氏

公認会計士:佐久間 清光

公認会計士

有限責任あずさ監査法人のパートナー(2018年退任)
さくま会計事務所の所長(現任)
監査法人MMPGエーマック代表社員(現任)
フェリス女学院の監事(現任)
神奈川大学の非常勤講師(現任)
さくま式簿記講座の講師(現任)

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