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産業カウンセラーの仕事内容と待遇(年収・給料)・需要について

産業カウンセラーの仕事内容と待遇(年収・給料)・需要について

職場などで、ストレスチェックやカウンセリングを受けた経験はないでしょうか。近年、日本では社会人の抱えるストレスが大きな問題となっています。職場環境の改善が進められていく中、大きな役割を担うのがカウンセラーの仕事。中でも、社会人を対象とした産業カウンセラーには大きな注目が集まっています。
産業カウンセラーがどのような職業なのか、何となく想像できる人は多いと思いますが詳細はあまり知られていません。どのような仕事内容なのか、給料や待遇は恵まれているのか。皆さんが気になるであろうポイントをまとめて紹介します。

更新日:2023-08-08(公開日:2019-07-17)

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ACCEL JAPAN アンバサダー 岡田結実
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産業カウンセラーの仕事内容は?

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メンタルヘルス対策・キャリア開発の援助など!

産業カウンセラーは文字通り、社会で働く人々をサポートする仕事を専門としている人達のことです。心理学や医学的な専門知識を用いて、悩みを抱えている人達の問題を聞き出し、自らの力で解決できるように援助していきます。
昔はあまり問題にならなかったハラスメント問題や従業員の抱える精神的病。従業員に対する法令順守も徹底されていなかったことが多々ありましたが、現代ではそのような企業の怠慢は許されません。ハラスメント行為には正しい対処をとり、従業員数に応じてストレス対策をとることが法で定められているからです。とはいえ、日々の業務に追われている社員達が自らストレス対策を取るのは困難。管理職も全ての社員の体調を把握する事は現実的ではありません。そこで、従業員のカウンセリングを専門とした産業カウンセラーが、彼らの健康を守る役割を担っているのです。

具体的な仕事内容を見ていきましょう。
主な仕事としては、メンタルヘルス対策です。企業や各種団体に所属する人達が健やかに業務を遂行できるように対応します。上司や同僚との関係、取り掛かっているプロジェクトへの不安。多くの問題に直面している社会人たちに向き合い、改善の道筋を見つけるのが産業カウンセラーの役目です。

また、心の問題だけでなく将来設計に関するアドバイスも行うことがあるでしょう。キャリアアップへの悩みを抱えている人、能力開発の方向性が掴めない人達はたくさんいます。産業カウンセラーが持つ傾聴力を活かし、彼らの話に耳を傾け、最善の道を提示することも役割の一つです。
そして、産業カウンセラーが働きかける対象は個人だけに限らず、組織や会社全体にも及びます。ハラスメント行為が横行していたり、人間関係に問題が生じているような現場は個々人への対処だけでは不十分。ハラスメントを起こさない組織改革や、再発防止策の考案が必要です。管理職員とのディスカッションや、複数従業員との研修といった業務も行うことになるでしょう。

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産業カウンセラーの主な活躍の場は?

学校などの公的機関、民間企業、医療機関などさまざま!

日本産業カウンセラー協会認定の資格試験に合格することで、産業カウンセラーを名乗って業務を行えます。勤務先は民間企業だけにとどまらず、学校や役所と言った公的機関、病院や診療所、非営利団体やスポーツクラブなど多岐に渡ります。
民間企業や公的機関では従業員や会社全体の健全化を図る役割を担い、医療機関では補助的な業務も行います。学校では生徒はもちろん、教育に悩む保護者や教職員への対応も求められる事でしょう。激務で知られている教師の負担は大きく、精神的病を抱える人が多く見られます。生徒と職員ではカウンセリング内容も異なりますので、臨機応変な対応が必要です。

地方公務員として勤務する場合には、心理判定員という職を担うこともあるでしょう。児童相談所や各種自治体が運営する施設に配備され、相談や診断、集団療法を行います。
産業カウンセラーとして経験を積んだ後は、独立して開業という道も開けるかもしれません。開業にかかる費用は少ないので、比較的容易に独立が出来る職業といえるでしょう。精神科医が行う治療とは異なり、健康保険の適応外となる行為ですので資格等も不要。どれだけ客を呼び込めるかが重要です。

しかし、これらのケースで活躍できる人の数は多くありません。産業カウンセラー単体で働いている人は、ごくわずかというのが現状です。既に補助的業務に就いている人が能力を高める目的で取得するケース、民間企業の管理職や人事部の人間が習得する場合が大多数です。徐々に産業カウンセラー求人の数は増えていますが、全体の数は少なく正社員採用は限られています。

また、産業カウンセラーには『スクールカウンセラー、キャリアカウンセラー、心理カウンセラー』といった類似職が存在する事も覚えておくとよいでしょう。産業カウンセラーは働く人を対象としているのに対し、類似資格はカウンセリング内容をある分野に特化した職業です。そのため、産業カウンセラーとして何が出来るのか、自身の能力をアピール出来なければ活躍の場を広げることは難しいかもしれません。

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産業カウンセラーの年収・給料は?

勤務先にもよるが、年収200〜400万円程度!

産業カウンセラーは勤務先、雇用形態に幅があるため年収もばらつきが見られます。民間企業に正社員として雇用された場合であれば、年収200万円から400万円程度。企業の規模が大きくなれば相応に給料も上がります。地方公務員であれば、安定した収入に定期的な昇給が確保されるでしょう。しかし、前述で紹介した通り産業カウンセラー単体として雇用されるケースは稀です。民間企業に雇用されるとしても、他の業務と兼任するパターンがほとんどになります。
派遣やパートタイムなどの非正規雇用では時給換算になるため、年収は200万円以下が大多数です。カウンセラーが常駐する企業は少ないため、決められた日にちのみ活動する形になるでしょう。節目に行われる研修、定期的なカウンセリングが行われるごとに契約が結ばれるフリーランス的な活動です。どれだけの企業や団体から仕事を任せてもらえるかが年収に直結しますので、収入は安定しないかもしれません。

そして大きな問題はキャリアアップの難しさではないでしょうか。一つの勤務先に何人もカウンセラーが雇用されることはありません。雇われの身であれば、明確な役職が与えられにくい職業です。昇給を目指すのであれば、経験を積むと同時に能力開発も怠ってはいけません。そして、独立してフリーランスなり開業することで実力に応じた収入を得られるようになるでしょう。

現在、産業カウンセラーという職業が社会に浸透していないため、現場で働いている人の数も限られています。年収のデータも少なく、資格を取得して就職したとしても平均的な年収を得られるとは限りません。今後カウンセリングの必要性が認知されるにつれて、多くの企業で産業カウンセラー職の採用が予想されます。その際、産業カウンセラー資格だけでなく、他分野の知識や技能を身に付けておけば、就職やキャリアップをスムーズに進められるでしょう。本人の実力が重視される職業です。

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産業カウンセラーの仕事をするには

産業カウンセラーの資格取得を目指しましょう!

産業カウンセラーとして仕事をする上で、資格取得は欠かせません。また、活躍の場も広がってくることでしょう。資格取得を目指して頑張ってください。
尚、産業カウンセラー試験には受験資格が決められていますので、事前に確認するようにしましょう。詳しくは、以下ページでも紹介しています。

>> 産業カウンセラー試験の受験資格・難易度・合格率・試験対策も紹介

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