宝石鑑定資格ガイド
どんな仕事?
宝石の特性を調べたり本物か偽物かなどを判定したりする「鑑別」と、ダイアモンドの品質を4C(キャラット・カラー・クラリティ・カット)に基づいて決めたり、鑑定書を作成したりする「鑑定(グレーディング)」という2つの仕事があります。
最近は合成宝石や処理宝石などの技術が高度化しているため、高価で精密な分析機器を用いて鑑定・鑑別作業を行うことが増えています。
活躍の場
主な活躍の場は、ジュエリーメーカー、宝石販売店、デパート、輸入代理店などです。また数は多くありませんが、宝石の鑑定機関や質屋などでも、鑑定・鑑別ができる人材へのニーズがあります。
独立して宝石の鑑定・鑑別や買い付けを行ったりする人もいますが、宝石を正しく見極めるためには多額の設備投資が必要なため、ある程度資本力のある宝石店やジュエリーメーカーなどに勤務するのが一般的です。
必要な知識とスキル
ダイヤモンドやその他宝石に関する深い知識、そしてそれらを正しく鑑定・鑑別する技術は必須です。一つひとつの宝石を精密に調べるため、高い集中力も求められます。
宝石業界のトレンドを分析する力や、宝石の魅力を引き出す貴金属とのコーディネート力などを磨けば、ジュエリデザイナーとして活躍することも夢ではありません。
試験データ
項目 | 内容 |
---|---|
資格・試験名 | FGA |
試験日 |
【ファンデーション試験/ディプロマ試験】 |
試験区分 | 民間資格 |
主催団体 | 英国宝石学協会 |
受験資格 | 日本宝飾クラフト学院にて指定のコースを受講すること。 ※受講条件は、日本語の読み書きができれば原則受講可能。ただし、色の判断等に不安があれば要相談。学歴不問ですが、高卒程度の理解力が必要です。WEB上での課題提出あり。 |
合格率 | ファンデーション試験:70% ディプロマ試験:40% |
出題内容・形式 | インターネット上でのOn-Lineアサインメント(学習課題)4課題(試験の20%になります)および試験当日の筆記試験(試験の80%になります)。 ディプロマでは研究課題の提出が求められます。 ※On-Lineアサインメントは試験の4ヵ月前より毎月1課題ずつ行います。 ファンデーション試験:合計4時間30分 ディプロマ試験:合計5時間 |
検定料 | ファンデーションコース:66,000円(税込) ディプロマコース:77,000円(税込) ※入学金、受講料など別途必要です。 |
問い合わせ先 |
日本宝飾クラフト学院 宝石学部 http://www.jj-craft.com/gem-a/ 〒110-0016 東京都台東区台東3-13-10 TEL:03-3835-3388 |