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司書教諭とは?図書館司書との違いや給料について解説!

司書教諭とは?図書館司書との違いや給料について解説!

学生が利用する学校図書館の専門的職務を担う教員のことを司書教諭といいます。
一般的な司書とは異なる部分があるため、学校図書館で働きたいとお考えの方は注意が必要です。
当ページでは、図書館司書との違いを踏まえながら司書教諭について詳しく紹介していきます。
司書教諭を目指す方はぜひ参考にしてください。

更新日:2023-10-12(公開日:2019-05-09)

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ACCEL JAPAN アンバサダー 岡田結実
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司書教諭とは?

司書・司書補_teacher_librarian

読書教育の専門家!

学校図書館法に基づく
司書教諭とは、学校図書館の専門的職務を担う教員のことを指します。
一般的な司書と異なり司書教諭は学校図書館法により、12学級以上ある学校には配置しなければならない義務があります。

司書資格に加え、教員免許も必要
通常、司書の仕事に就くには司書資格の習得が必要になりますが、司書教諭は教員免許も必要とされます。
教員免許を持っており、そのうえで司書教諭の講習を終えてはじめて司書教諭の資格習得となります。
司書教諭を目指す大学生であれば、教員免許取得のための教職課程とあわせて、司書教諭のための科目を学習しなければいけません。

教員採用試験の合格が必須
さらに、教育実習を受けて教員採用試験に合格しなければ司書教諭にはなれないので、就職までの難易度はある程度高いといえるでしょう。

基本的な仕事内容は同じ
司書教諭の仕事は、一般的な司書と基本的な部分は変わりません。
本の貸し出しや返却などのカウンター業務に、資料の整備、資料の検索や照会といったレファレンスサービスは、司書教諭も図書館司書も同様におこないます。

生徒・学生への教育指導
司書教諭ならではの仕事としては、生徒・学生に対し指導をおこなう点でしょう。
図書館司書は利用者へのサービス提供が求められるのに対し、司書教諭は教師ですので教育をしなければいけません。

学図書館業務に携われないことも
勤務先としては、小学校、中学校、高等学校があげられます。
必ずしも学校に司書教諭が必要なわけではなく、前述した条件に当てはまらない場合は配置義務がありません。
司書教諭の資格を持っていても、学校によっては図書館業務に携われない可能性があります。
その点は覚えておくようにしましょう。

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司書教諭と図書館司書は何が違うの?

受講する講習内容の違い

司書教諭と図書館司書では、受ける講習に違いがあります。
司書教諭を目指す方は「司書教諭講習」、図書館司書を目指す方は「司書講習」の取得が必要です。

司書教諭講習の内容
司書教諭講習では「学校経営と学校図書館」「学校図書館とメディアの構成」「学校指導と学校図書館」など、学校に関連した図書館運営についての学習内容を中心に学習を進めます。
司書としての職務はもちろんのこと、司書教諭はあくまで一教員である事に重点が置かれているといえます。
学校を強調しているのが司書教諭講習の特徴でしょう。

司書講習の内容
それに対し、司書講習では「図書館概論」「図書館経営論」「図書館資料論」「レファレンスサービス演習」といった、一般的な司書業務に必要とされる知識を学ぶことになります。

教育者としての司書と、公立図書館での司書では求められる能力も異なります。

仕事内容の違い

基本的な仕事内容は同じ
基本的な仕事内容は、司書教諭も図書館司書も変わりません。
本やCDなどの図書館が保有している資料を利用者に貸し出したり返却を受け付けるカウンター業務。利
用者からの質問に答えたり、資料の案内をするレファレンスサービス。
資料の整理整頓や、利用者のニーズを合わせて資料を選別する事務作業などは両方に共通している業務です。

授業の考案、学習の場の提供
司書教諭はそれらに加えて、>生徒・学生を対象とした企画の立案から実行、他の教職員と連携して図書館を利用した授業の考案などもあります。
学校図書館は単なる本の貸し出しサービスをおこなう場所ではなく、学習の場所としての働きも期待されています。
いかに、生徒たちが読書・勉強に図書館を活用してもらえるか、教諭としての立場から考えなければいけない業務も抱えています。

やりがいを感じられる仕事
司書教諭は図書館職務だけでなく一般科目の教鞭も取りながら働く方も多いので、負担が大きい仕事だといえるでしょう。
しかし、現場で働いている方たちからは、授業を受け持っていない生徒などさまざまな人たちと交流し、役立てるのでやりがいを感じられる場面が多いという声もあります。

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司書教諭と図書館司書の給料の違いは?

司書教諭は教師採用のため公務員扱い

公務員採用なら収入が安定
司書教諭と図書館司書の給料は、雇用形態や勤続年数などによって異なりますが、いずれの場合も公務員として採用されれば収入が安定する傾向にあります。

司書教諭は小学校や中学校に教師として採用されること、図書館司書は地方公務員試験に合格して公立の図書館に採用されることが、公務員として働く方法です。
比較的、教員免許を取得している司書教諭の方が就転職をしやすいようです。

非正規雇用が多い現状
しかし、近年では教師の長時間労働が問題になっていたり、地域によっては教師の採用試験の倍率が高くなっていたりもします。
また、教師であるため学校の長期休暇期間でも通常どおりの出勤となります。
こうしたことから司書教諭も図書館司書と同様に、非正規雇用で働いている人が多いのが現状です。

司書教諭は教師として採用される
司書教諭は、学校図書館の専門的職務をおこなう仕事です。
しかし、教師として働きながら司書教諭としての役割を担うことになるため、司書教諭としてではなく、教師として採用されることになります。
そのため、給料は教師と同じです。
勤続年数などで差は出ますが、月40万円前後であることが多いようです。
公務員扱いになるため、勤続年数によって少しずつ給料は上がっていきます。

>>司書の詳しい給料についてはこちら

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司書教諭になるには?

小・中・高、または特別支援学校の教諭免許の取得、司書教諭講習を受講が前提!

教員免許が必要
司書教諭になるには、大前提として教員免許が必須です。
これがないと司書資格自体取得不可能で、図書館司書資格を目指すことになります。

大学や短大で小・中・高、または特別支援学校の教員免許取得を目指して教職課程を取りましょう。
並行して、司書教諭講習科目を履修することで司書教諭の資格を習得できます。

司書教諭講習を修了
また、大学に司書教諭関連の講義がない場合やすでに教員免許を取得済みの方は、所定の機関で開催される司書教諭講習を修了により司書教諭の資格習得ができます。

教員採用試験の合格が必須
ここで覚えておきたいのが、資格取得すれば司書教諭の仕事に就けるわけではないということです。
他の教師と同様、教育委員会や学校法人が実施する教員採用試験に合格しなければいけないのです。

司書教諭に任命される
さらに、教員としての採用後に学校内の役割として司書教諭を任命されなければいけません。
場合によっては、資格を保有していても司書教諭になれない可能性もあります。

ただし、公立の学校であれば教師の異動が必ずありますし、私立の学校であれば柔軟な職務変更が効きます。
司書教諭になれるかは運も絡みますが、教員生活を続けていくことでいずれ図書館業務に携われるチャンスは来るはずです。

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未資格から司書教諭を目指すなら

小・中・高校、または特別支援学校の教諭免許が必要!

教員免許が必要
未資格から司書教諭を目指すには、大学や短大で教員免許の資格取得が必要です。
それと並行して司書教諭講習を受講し、司書教諭の資格取得もしましょう。

教員採用試験の合格が必須
また、司書教諭の仕事に就くためには、他の教師と同様に教員採用試験に合格し、所属学校で司書教諭に任命される必要があります。
資格取得して仕事をするまでは簡単なことではないですが、生徒たちの成長に携われ、やりがいのある仕事といえるでしょう。

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