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司書教諭とは?図書館司書との違いや給料について解説!

司書教諭とは?図書館司書との違いや給料について解説!

小学校・中学校・高校の学校図書館の専門的職務を担う教員のことを司書教諭といいます。
一般的な司書とは異なる部分があるため、学校図書館で働きたいとお考えの方は注意が必要です。
当ページでは、図書館司書との違いを踏まえながら司書教諭について詳しく紹介していきます。
司書教諭を目指す方はぜひ参考にしてください。

更新日:2025-07-01(公開日:2019-05-09)

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ACCEL JAPAN アンバサダー 岡田結実
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司書教諭とは?

司書・司書補_teacher_librarian

読書教育の専門家!

学校図書館法により配置義務あり
司書教諭とは、学校図書館の専門的職務を担う教員のことを指します。
司書教諭は学校図書館法により、12学級以上ある学校には配置しなければならない義務があります。

司書教諭になるには、教員免許と所定の講習が必要
司書教諭になるには、教員免許の取得と、司書教諭講習の受講あるいは大学で司書教諭講習に相当する科目の履修が必要です。

大学在学中に教職課程とあわせて司書教諭関連の科目を履修しておくと、卒業後スムーズに司書教諭の資格を取得できます。

教員採用試験の合格が必須
さらに、教育実習を受けて教員採用試験に合格しなければ司書教諭にはなれないので、就職までの難易度はある程度高いといえるでしょう。

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司書教諭の仕事内容

児童・生徒への読書指導や調べ学習のサポートを実施
司書教諭は教員免許を持つ教員であり、生徒への読書指導や調べ学習の支援、情報活用能力を育てる授業など、教育的な役割が大きいのが特徴です。これは一般的な図書館司書との大きな違いといえます。

また、司書教諭は教科指導や学級担任など通常の教員としての仕事を兼任するケースがほとんどです。
そのため、図書館業務に充分な時間をかけられない可能性があることも理解しておきましょう。

司書教諭の配置がない学校も
司書教諭の勤務先は、小学校・中学校・高等学校が主になります。
しかし、すべての学校に司書教諭が配置されているわけではありません。

学校図書館法では、「学校には、学校図書館の専門的職務を掌らせるため、司書教諭を置かなければならない(第5条)」と定められており、12学級以上の学校には配置が義務づけられています。
一方で、11学級以下の学校では「当分の間、設置を猶予する」とされており、小規模校では司書教諭が配置されていない場合があります。

資格を取得し教員として採用された場合でも、必ずしも司書教諭として働けるとは限らない点に注意が必要です。

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司書教諭と図書館司書は何が違うの?

司書教諭と図書館司書の最大の違いは、司書教諭が教師であるという点です。
司書教諭は教育者としての視点で小学校・中学校・高等学校などの学校図書館の運営に携わります。

資格や要件の違い

図書館司書の資格は、大学(通信制大学を含む)などで司書資格課程を修了するか、司書講習を受講することで取得できます。

対して、司書教諭は教員免許の取得が必須です。教員免許を取得したうえで、司書教諭講習を受講または大学などで司書教諭講習科目に相当する科目を修了することで、司書教諭としての要件を満たすことができます。

仕事内容の違い

司書教諭と図書館司書はどちらも図書館に関わる仕事ですが、その業務内容や役割には明確な違いがあります。

司書教諭は通常の図書館業務に加えて、児童・生徒の読書活動や調べ学習のサポートなど、図書館を教育に活用する姿勢が求められます。
読書への興味関心をいかに育むか、どうしたら図書館を学習の場として活用してもらえるかを考え、教育者としての視点で他の教職員と連携して活動する点が一般の図書館司書との大きな違いです。

やりがいを感じられる仕事

司書教諭は学級担任や教科指導など、教員としての仕事と兼務している場合が多く、負担の大きい仕事だといえるでしょう。
しかし、読書指導や調べ学習のサポートを通して児童・生徒の「知りたい」「学びたい」という気持ちを後押ししたり、ときに読書の大切さを伝える活動を通してさまざまな学年の生徒・児童と交流を持ったりと、やりがいのある仕事でもあります。

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司書教諭と図書館司書の給料の違いは?

司書教諭は教員として採用される

公務員採用なら収入が安定
司書教諭と図書館司書の給料は、雇用形態や勤続年数などによって異なりますが、いずれの場合も公務員として採用されれば収入が安定する傾向にあります。

司書教諭は公立の小学校・中学校・高校などに教師として採用されること、図書館司書は地方公務員試験に合格して公立の図書館に採用されることが、公務員として働く方法です。
比較的、教員免許を取得している司書教諭の方が就転職をしやすいようです。

司書教諭は教師として採用される
司書教諭は、学校図書館の専門的職務をおこなう仕事です。
しかし、教師として働きながら司書教諭としての役割を担うことになるため、司書教諭としてではなく、教師として採用されることになります。
そのため、給料は教師と同じです。
勤続年数などで差は出ますが、教師の平均月収は40万円程度です。
公務員扱いになるため、勤続年数によって少しずつ給料は上がっていきます。

>>司書の詳しい給料についてはこちら

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司書教諭になるには?

教員免許の取得と司書教諭講習の受講が必要!

教員免許が必要
司書教諭になるには、小・中・高、または特別支援学校の教員免許が必須です。

大学・短大で教職課程を取る場合は、並行して司書教諭講習に相当する授業科目を修得することで司書教諭の資格を取得できます。

司書教諭講習を修了
すでに教員免許を取得済みの方や、教員免許を取得予定でも短大・大学で司書教諭関連の科目の開講がない場合は、指定の機関で開催される司書教諭講習を受講する必要があります。

教員採用試験の合格が必須
ここで覚えておきたいのが、資格取得すれば司書教諭の仕事に就けるわけではないということです。
他の教師と同様、教育委員会や学校法人が実施する教員採用試験に合格しなければいけないのです。

司書教諭に任命される
司書教諭になるには、教員として採用されたうえで教育委員会や学校長から司書教諭として発令される必要があります。

司書教諭になれるかは運も絡みますが、あらかじめ司書教諭資格を取得しておくことで、任命のチャンスを逃さずに済む可能性が高まります。
また、司書教諭は12学級以上の学校には配置義務がありますので、規模の大きい学校が多い地域や、学校図書館の活用を重視している自治体を志望するなど、配属先の選び方によっても状況は変わってくるでしょう。
着任後に司書教諭としての専門性や意欲を周囲に示すことも大切です。

司書教諭になるまでにはいくつかのハードルがありますが、読書を通して生徒の成長に関われる、やりがいのある仕事です。

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