アロママッサージ(トリートメント)とは?
アロマテラピーを楽しむ方法の1つ!
アロママッサージとは、植物(花やハーブなど)から抽出したアロマオイルを用いたマッサージのことで、アロマテラピーの1つです。
アロマテラピーは、オイル(精油)をどのように使うかによって引き出せる効果が異なります。
アロママッサージでは、手や足、からだ全体などをマッサージする際にアロマオイルの香りや成分を浸透させるため、直接肌にオイルをつけて施術をおこないます。
植物由来の香りに包まれ、リラックスできる・癒されると人気のマッサージです。
アロマオイルを用いることによってマッサージの効果を高める効果が期待されます。同時にオイルから香り立つアロマを鼻から吸入することによって、心理的なリラックス効果を同時に得ることができるでしょう。
アロママッサージでは、求める効果によってアロマオイルを選択するための知識やマッサージのスキルも必要となるでしょう。
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芳香浴
アロマオイルの香り(芳香)を嗅ぐことによって、集中力を高めたり、入眠を促したりする効果が期待されます。
外出先ではオイルを垂らしたハンドタオルやハンカチの香りを嗅ぐ方法、自室で用いたい場合はお湯を張ったマグカップにオイルを垂らす方法がおすすめです。
芳香を楽しめるだけでなく、加湿の効果も期待できるでしょう。
湿布
肩こりや腰痛に悩んでいるなら、湿布法がおすすめです。
アロマオイルをお湯に垂らし、そこに布をひたします。その布を軽くしぼり、気になる体の箇所に当てるだけです。
アロマオイルの成分が皮膚を通じて吸収され、気になる症状を和らげてくれるでしょう。
アロマオイルの期待される効果・効能とは?
主なアロマオイルについて種類別に紹介!
アロマオイルの主原料である精油のほどんどは、植物から抽出されます。抽出部位は花びらや種、種皮、果皮、樹木、樹脂など多種多様です。
数多くあるアロマオイルを8系統に分類し、期待される効果・効能もあわせてご紹介します。
ここに分類できないものもありますが、アロマテラピーやアロママッサージに用いるオイル選びの参考にしてみてください。
系統 | アロマオイル | 効果・効能が期待される場面 |
---|---|---|
ハーブ系 | バジル、ペパーミント、レモングラス、ローズマリーなど | 食欲がない時・倦怠感が抜けない時 眠気を覚ましたい時・虫よけ |
シトラス系 | オレンジ、グレープフルーツ、ゆず、レモンなど | イライラしている時・集中したい時 落ち込んだ時・膨満感の抑制 |
フローラル系 | カモミール、ジャスミン、ゼラニウム、ローズなど | 緊張している時・気持ちを前向きにしたい時 よく眠れない時・血行が悪い時 |
樹脂系 | エレミ、フランキンセンス、ベンゾイン、ミルラなど | やる気が出ない時・気持ちが落ち込んでいる時 |
スパイス系 | クミン、コリアンダー、シナモン、ナツメグなど | 食欲がない時・気持ちが弱っている時 倦怠感のある時 |
樹木系 | アガーウッド(沈香)、シダーウッド、ヒノキ、ヒバなど | リフレッシュしたい時・心を落ち着かせたい時 抗菌、殺菌 |
オリエンタル系 | イランイラン、サンダルウッド(白檀)、パチュリーなど | 穏やかな気持ちになりたい時・意識をはっきりさせたい時 不安を解消させたい時 |
バニラ系 | バニラ、ベンゾインなど | 気分が落ち込んでいる時 |
アロマテラピーを控えたほうが良いケースを紹介!
赤ちゃんや乳幼児は、肌が敏感!
心身をリラックスさせる効果があるアロマテラピーですが、赤ちゃんや乳幼児には無理におこなわないほうがよいでしょう。
特に3歳未満の乳幼児はまだ皮膚が完成されておらず、アロマオイルの強い刺激に過剰に反応する恐れがあります。
AEAJ(日本アロマ環境協会)のガイドラインによれば、アロマオイルが直接肌に接するアロマテラピーを乳幼児におこなうことは推奨されていません。
どうしても乳幼児に対してアロマテラピーをおこないたい場合は「芳香浴」にとどめましょう。
芳香浴をおこなう場合でも低濃度に希釈し、短時間に留めてください。また、乳幼児の手の届かない場所にアロマオイルは保管するようにしましょう。
妊娠中の人、疾患がある人は医師に相談を!
アロマテラピーは、すべての症状に有効というわけではありません。
特に妊娠中の人や授乳中の人、生理中の人や所定の既往症がある人(高血圧、低血圧、心臓病、血栓症、感染症など)、手術直後の人などは使用を避けた方がよいでしょう。
どうしてもアロマオイルを使用したい場合は、事前に医師に相談してみてください。
その他、こんな時にも注意!
・運転する可能性がある場合
・使用後12時間以内に直射日光にあたる可能性がある場合
・アルコール飲用時
上記のような場合でも、使用するアロマオイルによっては避けるべきものがありますので注意が必要です。
避けるべきアロマオイルは種類も複数ありますので、アロマセラピストやアロマスクールの講師などの専門家に確認してみてください。
まとめ
アロママッサージはアロマオイルを施術に用いたマッサージで、心身のリラックス効果を期待されるアロマテラピーを楽しむ方法の1つです。
アロママッサージ以外にも芳香浴や湿布法といった方法もあり、選択するアロマオイルによっても期待できる効果は異なります。一方で、アロマテラピーを控えた方がいいケースもありました。
正確で安全な知識や、アロママッサージのスキルを学ぶのであれば、アロマテラピー関連の講座受講をおすすめします。
アロマテラピーに関する知識・スキルは、基礎的な部分からよりプロフェッショナルな部分まであります。そのレベルを証明するため、アロマテラピー資格の認定団体もあります。
各アロマテラピー資格の認定団体には、レベル・目的に合わせた資格があるので、自身の目標に合わせて資格取得を目指してみるのもよいでしょう。
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監修者プロフィール
AEAJ認定校「齋藤れいこアロマスタイルスクール」主宰。
日本プロフェッショナル講師協会認定講師。
【保有資格】
AEAJ認定 アロマテラピーインストラクター
JAMHA認定 メディカルハーブコーディネーター
一般社団法人EAPコンサルタント普及協会認定EAPコンサルタント
【主な経歴】
サクラビア成城 アロマテラピー講座講師
JTBトラベル &ホテルカレッジ アロマテラピー外部講師
日産自動車本社にて「働く人のためのアロマセミナー」開催
日本橋三越 真珠とアロマ香水のコラボ商品プロデュース
ほか