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メンタルヘルスマネジメント検定とは?

役割に応じたメンタルヘルスケアに関する知識・対処方法を得る検定
メンタルヘルスマネジメント検定は、対象者(経営幹部や一般社員など)の職場での役割に応じて、それぞれが必要なメンタルヘルスケアに関する知識や対処方法を得ることができるようになることを目的とし、2006年から始まった検定試験です。
このメンタルヘルスに関する検定試験に合格することで、「働く人のうつ病や強迫性障害などの心の不調を未然に防止しやすくなる」「社会人の精神状態を正常に保つことにより職場に活気が溢れる」といったことなどが期待できます。
メンタルヘルスマネジメント検定にはⅢ種・Ⅱ種・Ⅰ種の3つのコースがあり、コースにより、検定の対象の方や学習内容などが異なります(※詳細は後述します)
試験には、統一試験日に全国15都市で実施される「公開試験」と、企業等が任意に試験の日時・場所を設定して受験できる「団体特別試験」企業等が任意に試験の日時・場所を設定し実施の2種類の受験方法があります。
(※団体特別試験はⅢ種・Ⅱ種のみ対応)
メンタルヘルスマネジメント検定のコースの種類について
Ⅲ種(セルフケアコース)
企業で働く人の内、一般社員が対象となっているコースです。自分自身のためにメンタルヘルスケアに関する知識や対処方法を学ぶことができる内容となっています。
・自らのストレスの状況や状態を把握し、心の不調を早期に発見できる
・心の不調が起きた場合にセルフケアができる
・必要に応じ他者に助けを求めること
試験に合格すれば、上記のことができるようになると期待できるのがⅢ種です。
【Ⅲ種(セルフケアコース)の試験概要】
・試験:選択式
・試験時間:2時間
・配点:100点(合格基準は70点以上)
・合格率:約70~80%
[検定料]
・公開試験の場合:5,280円(税込)
・団体特別試験の場合:4,220円(税込)
Ⅱ種(ラインケアコース)
Ⅱ種(ラインケアコース)は、部長職や次長職といった職場の管理監督者を対象としたコースです。部門レベルでの心の不調の問題に対応し、主に部下のメンタルヘルス対策のための知識や対処方法を学べます。
・部下に心の不調が起きないように普段から配慮すること
・万が一、部下に精神的問題が出た場合には安全配慮義務に則った対応を行う
Ⅱ種は、上記の行動をとれるようになることを目指しています。
【Ⅱ種(ラインケアコース)の試験概要】
・試験:選択式
・試験時間:2時間
・配点:100点(合格基準は70点以上)
・公開試験の合格率:約50~60%
[検定料]
・公開試験の場合:7,480円(税込)
・団体特別試験の場合:5,980円(税込)
Ⅰ種(マスターコース)
Ⅰ種(マスターコース)では、人事労務管理スタッフや取締役・執行役などの経営幹部の方々が対象とされています。自社の人事戦略や人事方針を踏まえた、社内全体のメンタルヘルス対策に関する知識と対処方法を学ぶことができます。
・メンタルヘルスケアの計画
・産業保健スタッフおよび他の専門機関との連携
・従業員に対する教育や研修などに関する「企画」「立案」「実施」
上記のことができるようにと目指すのが、Ⅰ種です。
【Ⅰ種(マスターコース)の試験概要】
・試験:選択式と論述式
・試験時間:選択式2時間+論述式1時間=合計3時間
・配点:選択式100点、論述式が50点
(合格基準は、選択式と論述式の合計105点以上、論述式のみは25点以上)
・公開試験の合格率は約20%
[検定料]
・公開試験の場合:11,550円(税込)
メンタルヘルスマネジメント検定の難易度について
メンタルヘルスマネジメント検定の難易度は、受験するコースにより大きく異なります。
出題内容や試験に向けての勉強量なども異なりますが、一例として他の資格と合格率を比較することで、おおよその難易度(難しさ)をイメージしていただくことができるかもしれません。
・Ⅲ種が約70~80% → ビジネス能力検定2級レベル
・Ⅱ種は約50~60% → 日商簿記3級レベル
・Ⅰ種は約20% → 応用情報技術者レベル
心理カウンセラー系の資格と比較すると、メンタルヘルス・マネジメント検定試験は実務や職場での活用を前提とした知識を問う試験になります。
専門的な心理職を目指す方向けというより、ビジネスパーソン用の資格といえるでしょう。
メンタルヘルスマネジメント検定の受験資格はある?
公開試験に受験資格はなく、団体特別試験は原則10人以上での受験が必要
学歴・年齢・性別・国籍などの受験制限はありません。メンタルヘルスマネジメント検定は社会人を対象とした検定試験ですが、受験制限はありませんので、社会人になる準備として学生の方が受験されるのも良いでしょう。
このメンタルヘルスに関する検定試験は希望するコースを受験することができ、一番受かりやすいと試験といえるⅢ種では無くⅡ種から受験しても問題ありません。試験日にⅠ種とⅡ種やⅡ種とⅢ種を同じ試験日に受験するということもできます(※3月はⅠ種を受験することができないため、Ⅱ種とⅢ種を両方受験できるのみになります)。
ただし、試験日時と試験場所を任意に設定できる団体特別試験の場合は原則10人以上の受験者が必要となり、この試験を申し込みした団体や組織に所属している人しか受験することができません。また、試験の実施に関与する人は試験に関する情報が他より多くなり、公平性に欠けてしまうおそれがあるため、受験することができません。
基本的に受験資格の制限が設けられていないため、友達や会社の同僚などと一緒に学習をスタートすることができます。何かを学ぶ際に仲間がいると、分からないことをすぐに聞くことができたり、議論することにより知識が確かなものになるでしょう。また、仲間がいることで学習中に孤独を感じずに済み、意欲的に学習を進めやすくなるかもしれません。
メンタルヘルスマネジメント検定に合格するための試験対策とは?
公式のテキストの内容を理解する
メンタルヘルスマネジメント検定は、大阪商工会議所編集の統計結果を含む公式テキストの内容とその応用が問われます。
そのため、試験合格のためには、公式テキストに書かれていることを完璧に理解する必要があります。公式テキストの分量はコースにより異なりますが、Ⅱ種の公式テキスト(第4版)だと352ページとなっています。
公式テキストでは、「メンタルヘルスケアの意義と管理監督者の役割」「ストレスおよびメンタルヘルスに関する基礎知識」などの学習分野があります。それぞれの学習分野をインプットした直後に、問題集を利用してアウトプットするのがよいでしょう。インプット直後にアウトプットすることにより、学びえた知識が身についているのかを確認することができたり、頭の中で知識を整理することができるようになるでしょう。
メンタルヘルスマネジメント検定に合格するための問題集は過去問が中心の問題集を選びましょう。
その理由は、本試験では、過去問と似たような問題が出題される傾向があるためです。
メンタルヘルスマネジメント検定の公式テキストは、全国の主要書店で販売しており、インターネット通販でも購入できます。公式テキストをかみ砕いたテキストや過去問を含めた問題集なども、ネット通販で購入することができます。
過去問を含めた問題集を解いた際に、どこが間違っているのかノートに記載しておくことで、記憶の定着と整理につながるのでおすすめです。このノートは、試験日前の総復習の際などにも役に立つでしょう。
Ⅰ種は論述式があるので専用の対策を行う必要があります。論述式も公式テキストから出題されるので、選択式対策で得た知識が役に立ちます。別途、論述式のために、公式テキストを読み、「パワーハラスメントの定義」というテーマを考えて、それに対応する模範解答を用意しておくと良いでしょう。模範解答では、記載しないと正解にはならない「要点」があるので、その点をしっかりと意識して学習しましょう。
最後の総仕上げとして模試受験し、本試験前の実力を確認して合格基準以上の点数を残すことができれば良いでしょう。もし、合格基準にまで達していない場合には、間違った箇所をノートに記録して、知識の定着と整理を行い、合格レベルまで持っていきましょう。
一番難しいⅠ種は、約120時間が学習の目安とされています。
まとめ
メンタルヘルスマネジメント検定は、ストレス社会といわれる現代ではとても価値のある資格であるといえます。検定試験に合格し、心の不調を防ぐことができるようになると、以下のようなことが期待できるかもしれません。
・雇用が継続され、安定した収入を得られやすくなる
・精神状況が良好な人はコミュニケーションが取りやすくなる
・上司や同僚などとよい人間関係が構築でき仕事も楽しくなる
・配偶者や子供、親などとの良好な人間関係を保ちやすくなる
学習方法はさまざまありますが、通信講座を利用した場合は、独学より合格できる可能性が上がったり、カリキュラムが用意されていているためスケジュール通りの学習を行うことができます。時間や場所を問わず学習することが可能になるといったメリットが挙げられるでしょう。
メンタルヘルスマネジメント検定に少しでも興味を持たれた方は、資料請求をし各スクールの通信講座を比較されることをおすすめいたします。費用面だけではなく、サポート面や魅力やメリットなどについても比較されてみてはいかがでしょうか。








