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SNSカウンセラーの資格取得

SNSカウンセラーの資格取得│ 講座の資料請求と学校(スクール)比較

SNSカウンセラーとは、SNSを用いて、安心・安全なカウンセリングを行える資格を持つ人のことを指します。この資格は、「一般社団法人 全国SNSカウンセリング協議会」の認定登録制度です。当ページでは、SNSカウンセラーの資格概要や、求められる能力、養成講座などについて紹介しています。

更新日:2023-11-22(公開日:2017-09-04)

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ACCEL JAPAN アンバサダー 岡田結実
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SNSカウンセラーとはどのような資格?

安心で安全なSNSカウンセリングを提供できる資格のこと!

まずSNSカウンセラーとはどのようなものなのかからお話しします。
SNSカウンセラーとは、SNSを用いて、安心かつ安全なカウンセリングを行える資格を持つ人のことです。心理カウンセラーの職種の一つともいえます。

この資格は、「一般社団法人 全国SNSカウンセリング協議会」が、広く社会に対して、安心・安全なSNSカウンセリングを提供できる人材を保証するための認定登録制度です。
SNSカウンセラーの能力要件に基づくSNSカウンセラーの能力の担保、そして、SNSカウンセラー倫理綱領に基づくSNSカウンセラーの禁止事項の明確化を目的とした「SNSカウンセラー認定登録制度」というものがSNSカウンセラー資格にあたります。

少し前までは、多くの悩みや相談を解決したり、気持ちの負担を軽くしたりするためのカウンセリングの多くは対面や電話で行われるものでした。
しかし、SNSが発達し、人との直接のコミュニケーションの機会が減ったり、それを苦手とする人が増えたりしたことが背景となったこともあり、SNSでのカウンセリングを切実に望む声が増えてきました。

しかし、こうしたSNSカウンセリングが強く求められていながら、そのサービスが適切に供給されない状況は社会的な問題にもなっていたのです。
そのため、SNSカウンセリングの体制の構築は、社会や行政、SNS関連事業者、カウンセリングの専門家にとっても喫緊の責務だと考えられるようになっていきます。

そのような状況を背景とし、2017年12月に「全国SNSカウンセリング協議会」(以下、協議会)が設立されました。協議会では、以下を目的とし、SNS関連事業者、カウンセラー、電話相談事業者、研究者などが幅広く連携して活動を行っています。

全国SNSカウンセリング協議会の活動内容

  • SNSカウンセラーのスキル向上の研修
  • SNSカウンセリングのノウハウの研究
  • 高品質なSNSカウンセリングの普及等

さらに、協議会ではSNSカウンセラーの能力要件を定めることで、安心・安全なSNSカウンセリングが行えるよう取り組んでいます。SNSカウンセラーの役割は、以下のように規定されています。

  • 相談者の心理状態を理解すること
  • 相談者の置かれている状況を理解すること
  • 理解に基づく適切な心理的ケアと助言を提供すること
  • 心の健康に関する予防・啓発的情報を発信すること

また、協議会では、SNSカウンセラーが遵守すべき「倫理綱領」を定め、同時に倫理綱領に反する実践がなされた場合の懲戒手続を「倫理規程」において定めています。

SNSカウンセラー講座・スクール比較

SNSカウンセラーに求められる能力とは?

SNS相談の役割・知識・意義・スキル・社会的問題の理解などが能力要件で求められている

SNSを用いる形態であっても、カウンセラーとしてカウンセリングを行うためにはさまざまな知識や理解、能力が求められます。ここでは、SNSカウンセラーであるために必要な能力要件についてご紹介していきます。

SNS相談の社会的意義および役割の理解

1.現在の社会状況におけるSNS相談の必要性と社会的意義の理解

2.SNSカウンセラーの役割の理解
(1)相談者の心理状態の理解
(2)相談者の置かれている状況の理解
(3)理解に基づく適切な心理的ケアと助言の提供
(4)心の健康に関する予防・啓発的情報の発信

3.[職業倫理の理解]
(1)SNSカウンセラー倫理綱領の理解(守秘義務と通報義務の理解を含みます)

SNS相談を行うための基本知識の理解

1.心理カウンセリングの主要理論の理解
(1)ヒューマニスティック・アプローチ
(2)精神力動的アプローチ
(3)認知行動論的アプローチ
(4)システム論的アプローチ
(5)解決志向的アプローチ
(6)メンタルヘルスに関する理解
(7)ライフサイクル・心理社会的発達理論に関する理解
(8)心の健康教育に関する理解

SNS相談を行うための基本スキル

1.傾聴スキルを含むカウンセリングスキル
(1)受容的技法(あいづち、反射など)
(2)促進的技法(非指示的リード、開かれた質問など)
(3)状況の明確化技法(適切に焦点づけられた質問など)
(4)承認的技法(アファメーション、コンプリメント、ノーマライゼーションなど)
(5)関与的技法(自己開示など)
(6)その他の応答技法(アドバイスなど)

2. SNS相談の基本スキル
(1) SNS相談にマッチした相談技術
・共感的で支持的なメッセージをはっきりと言葉で伝える。
・「感情の反射」よりも対話をリードする「質問」を行う。
・情報提供・心理教育を積極的に行う。
・問題の取り組みへの相談者の動機づけを高める。
・相談者のテンポと文章量に波長を合わせる。
・応答の行き違いやタイムラグを適切に取り扱う。
・絵文字・スタンプを適切に利用する。
(2) SNS相談の実施手順(SNS相談のフローチャート)
・SNS相談のインフォームドコンセント
・SNS相談の始め方
・SNS相談の進め方
・SNS相談の終わり方

3.[危機介入カウンセリングと危機管理のスキル]

4. [支援リソースにリファーするスキル]
(1)リファーに関わるカウンセリングのスキル
(2)さまざまな支援リソースについての知識

SNS相談を行う上で必要となる、現代の社会的・文化的問題とその他の関連領域に関する理解

1.SNS相談を行う上で重要となるさまざまな法律についての理解
(1)福祉関係の法律(児童福祉法、児童虐待防止法など)
(2)教育関係の法律(いじめ防止対策推進法など)
(3)労働関係の法律(改訂男女雇用機会均等法など)
(4)少年非行に関する法律(少年法など)

2.SNSを含む情報通信技術の基礎に関する理解

3.現代の若者の心性や若者文化の理解

4.若者の心の問題に関する理解
(1)自傷・自殺
(2)不登校、ひきこもり
(3)非行

5.現代の若者を取り巻く社会的問題に関する理解
(1)社会環境の問題(SNSを舞台とした若者をターゲットにした犯罪など)
(2)学校環境の問題(いじめ、スクールカースト、スクールセクハラ、体罰など)
(3)職場環境の問題(ハラスメント、ブラック企業・ブラックバイトなど)
(4)家庭環境の問題(虐待など)

6.性的マイノリティと性分化疾患についての理解
(1)LGBTQ
(2)性分化疾患

SNSカウンセラー講座・スクール比較

SNSカウンセラーの認定登録要件とは?

心理カウンセラー資格や隣接する国家資格があると、養成講座を修了すれば登録できる!

ここまで、SNSカウンセラーとして必要な能力要件についてご説明しました。ここからは、SNSカウンセラーとして「認定されるための登録要件」についてご説明します。

SNSカウンセラーに認定されるための登録は、心理カウンセラー資格、もしくは隣接国家資格などを所持しているとスムーズです。以下が、認定登録要件となっています。

(A) 心理カウンセラー資格を所持している場合

※心理カウンセラー資格は以下のものになります。
公認心理師(国家資格)/認定心理カウンセラー/プロフェッショナル心理カウンセラー/産業カウンセラー/臨床心理士/ガイダンスカウンセラー
1. 協議会認定のSNSカウンセラー養成講座を受講し修了する。
2. 心理カウンセラー資格証とSNSカウンセラー養成講座修了証を添えて認定登録手続きを行う。

(B) 心理カウンセラー資格を所持していないが、隣接国家資格を所持している場合

※ここでいう隣接国家資格は以下のものになります。
精神保健福祉士/社会福祉士/キャリアコンサルタント
1. 協議会指定のカウンセリング50時間講座/心理カウンセリング講座/SNSカウンセラー養成講座10日間コース/カウンセリング実践力養成コース1期を受講する。
2. 協議会認定のSNSカウンセラー養成講座/SNSカウンセリング研修/SNSカウンセラー養成講座2日間コース/SNSカウンセラー養成講座《全2⽇》/SNSカウンセラー養成講座2日間コースを受講し修了する。
3. 隣接国家資格証とカウンセリング50時間講座修了証、SNSカウンセラー養成講座修了証を添えて認定登録手続きを行う。

(C) 心理カウンセラー資格も隣接国家資格も所持していない場合

1. 心理カウンセラー資格か隣接国家資格を取得する。
2. 上記AまたはBの手順に沿って手続きを行う。

SNSカウンセラー講座・スクール比較

SNSカウンセラーの養成講座、カウンセリング50時間講座について

養成講座とカウンセリング50時間講座は4つの団体で実施されている!

先ほど、認定登録要件の中で、SNSカウンセラーとして認定登録をされるためには、「心理カウンセラー資格」か「隣接国家資格」の所持が必要であるとご説明しました。その所持する資格により、SNSカウンセラーの養成講座、もしくはカウンセリング50時間講座の受講が必要です。 ここから「SNSカウンセラー養成講座」と「カウンセリング50時間講座」について、その講座の名称と団体についてご紹介します。

SNSカウンセラー養成講座

・SNSカウンセリング研修(全国心理業連合会)
・SNSカウンセラー養成講座2日間コース
・SNSカウンセラー養成講座《全2⽇》(⽇本スクールカウンセリング推進協議会)
・SNSカウンセラー養成講座2日間コース(⽇本産業カウンセラー協会)

カウンセリング50時間講座

・心理カウンセリング講座(全国心理業連合会)
・SNSカウンセラー養成講座10日間コース
・カウンセリング実践力養成コース1期

各講座を実施している団体(一部)

●一般社団法人 全国心理業連合会
心理業の健全な発展と、誰もが安心して心のケアサービスを受けられる文化の創造を目指して、2010年12月16日に発足した心理カウンセラーの業界団体です。 産業・福祉・災害対策など、幅広い分野において第一線で活躍している心理カウンセラーや、プロと呼ぶにふさわしい心理カウンセラーの育成に取り組んでいる養成スクールの経営者たちによって運営されています。心理カウンセラーの資質と技能の向上への取り組み、統一認定資格の制度の構築、不適切な基準や表現を行っていると思われる企業への是正勧告などを行っています。 また、2011年からは、東日本大震災の震災ケアのために「チームジャパン300」というボランティアプロジェクトを立ち上げました。2012年6月時点においても、被災地において自治体への協力のもと、被災者に対する心のケアのボランティア活動を継続して行っています。

●一般社団法人 ⽇本産業カウンセラー協会
1960 年に、日本産業カウンセラー協会は創立されました。 1970 年には「社団法人」として認可され、50 年を超える歴史と実績を誇ります。産業カウンセラーの育成をはじめとし、企業や団体向けの研修・相談、個人向けの電話相談活動など、その領域は多岐にわたります。
産業カウンセラー協会には3つの活動領域があります。
1つは、メンタルヘルス対策への支援です。
現在の厳しい雇用環境の中で、多くの人の健康が脅かされています。そのため、個人及び組織を対象とした、メンタルヘルス対策への支援は緊急課題と考えられています。メンタル面での不調の予防から危機介入、職場復帰への支援、さらにストレスチェック後のフォローなど、産業カウンセラー協会は、働く人々のために研修やカウンセリングを面談および電話で行っています。
2つ目は、キャリア形成への支援です。
社会の変化とともに、働く人々の意識や働き方は多様化しています。人生の節目ごとの悩み相談をはじめとして、仕事を選択するための相談や研修など、個人のキャリア形成への支援の必要性は大きく増加しています。 協会では、働く人々のキャリア教育、およびキャリア・カウンセリングなどを行うとともに、キャリア形成の支援を担うキャリアコンサルタントの養成にも力を入れています。
3つ目は、職場における人間関係開発・職場環境改善への支援です。
働きがいがあり、働きやすい職場をつくるためには、個人のコミュニケーション力など個々の成長の促進だけではなく、職場環境を改善していくことも必須です。産業カウンセラーは人と組織と協働してグループファシリテーション能力の開発などの研修を行います。さらに、組織診断による職場環境改善の提案などを行っています。

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