スポーツトレーナーは、プロスポーツに限らず、あらゆるスポーツの現場で、選手の体調管理、トレーニング指導、コンディショニングチェック、またケガをした時の処置、リハビリなどを行う仕事です。選手の運動能力向上やケガをしにくい身体作りのための栄養指導やメンタルケアまで、仕事は多岐に渡ります。サポートする選手の体質やトレーニング課題などを分析し、最高の状態で、最大限の能力を発揮させる重要な役割です。
活躍の場現在、日本国内でスポーツトレーナーを生業として、生計をたてている人は、ごくわずか。プロスポーツ界、社会人や学生アマチュアスポーツ界で各チームの専属トレーナーとして、活躍している人々です。その他の職場としては、スポーツクラブや公共の体育施設などがあげられます。プロスポーツが少ない日本において、スポーツトレーナーの認知度や水準は、欧米に比べて低く、仕事環境や雇用条件もまだまだ厳しいというのが現状のようです。
必要な知識とスキルスポーツトレーナーを認定する資格や免許はありません。しかし、人の身体を扱う責任の重い仕事。その多くは、大学や専門学校で肉体構造や医療について学び、針灸師や柔道整復師、理学療法士など身体の治療やリハビリに関する民間・国家資格を取得しています。具体的な知識・スキルとしては、人体のしくみ、トレーニング・コンディショニング・リハビリテーション、テーピングやケガの応急処置法などが必要です。
試験データ
項目 | 内容 |
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資格・試験名 | NSCA認定パーソナルトレーナー |
試験区分 | 民間資格 |
主催団体 | 特定非営利活動法人NSCAジャパン(日本ストレングス&コンディショニング協会) |
受験資格 | 出願条件:以下の条件1~3すべてを満たしていること 1.出願時に、満18歳以上で、高等学校卒業以上の者または高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)合格者。 出願時に、高等学校の卒業証明書、または学校教育法が定める4年制大学、短期大学もしくは専修学校の卒業証明書もしくは在学証明書、または高等学校卒業程度認定試験もしくは大学入学資格検定の合格証明書、または学位取得を証明する書類(学位授与証明書、修了証明書など)が必要。 2.出願時および受験時に、NSCAジャパンの会員(正会員、学生会員、英文会員)であること、または、出願時にNSCAジャパンに入会手続き中であること。 3.出願時に有効なCPRおよびAEDの認定を保持していること 出願時に有効なCPRおよびAEDの認定を保持していない場合は、受験日の1年後までに、有効なCPRおよびAEDの認定証のコピーを提出すること。 |
合格率 | 約60% ※全世界における合格率です |
出題内容・形式 | 【NSCA-CPT認定試験】 試験時間:3時間、問題形式:四肢択一のマークシート方式 出題分野: クライアントに対する面談と評価 32問 プログラムプランニング 45問 エクササイズテクニック 45問 安全性、緊急時の手順、および法的諸問題 18問 ノンスコアード問題 10問 ※全150問のうち、35問がビデオ映像と関連して出題されるビデオ問題です。 |
検定料 | 44,000 円 |
問い合わせ先 |
特定非営利活動法人NSCAジャパン(日本ストレングス&コンディショニング協会) https://www.nsca-japan.or.jp/04_certif/aboutcpt.html 〒105-0023 東京都港区芝浦1-13-16 森永芝浦ビル2階 03-3452-1684 |