精神保健福祉士(PSW)試験の合格率

| 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
| 2025年度(第28回) | 7,107人 | 5,558人 | 78.2 % |
| 2024年度(第27回) | 6,642人 | 4,694人 | 70.7 % |
| 2023年度(第26回) | 6,978 人 | 4,911 人 | 70.4 % |
| 2022年度(第25回) | 7,024 人 | 4,996 人 | 71.1 % |
| 2021年度(第24回) | 6,502 人 | 4,267 人 | 65.6 % |
| 2020年度(第23回) | 6,165 人 | 3,955 人 | 64.2 % |
| 2019年度(第22回) | 6,633 人 | 4,119 人 | 62.1 % |
| 2018年度(第21回) | 6,779 人 | 4,251 人 | 62.7 % |
| 2017年度(第20回) | 6,992 人 | 4,399 人 | 62.9 % |
参考 厚生労働省「精神保健福祉士国家試験の受験者・合格者の推移」
精神保健福祉士(PSW)の国家試験の合格率は、例年60~70%前後で推移しています。年度によって多少の上下はあるものの、基本的には安定している傾向です。
直近の第28回精神保健福祉士国家試験(2026年2月実施)では、合格率が78.2%となり、過去2番目に高い結果となりました。
2022年度以降、合格率は70%を超えており、しっかりと試験対策を行えば十分に合格を目指せる試験であることがうかがえます。
合格者の内訳を見ると、年齢別では30歳以下が約33.5%と合格者の約3分の1を占めています。
一方で、31歳から60歳までの層も60%以上と、社会人経験を積んでから受験する方も少なくありません。
また、受験資格別では保健福祉系大学等卒業者の割合が29.7%、養成施設卒業者の割合が70.3%と、養成施設卒業者の割合が多いのも特徴です。
参考第28回 精神保健福祉士国家試験合格結果を公表します|厚生労働省
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【資格取得ルート別】精神保健福祉士の合格率
| 受験資格 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
| 保健福祉系大学等ルート (保健福祉系大学等) | 2,125人 | 1,566人 | 73.7 % |
| 保健福祉系大学等ルート (保健福祉系短大等+実務経験) | 183人 | 86人 | 47.0 % |
| 短期養成施設等ルート | 3,098人 | 2,806人 | 90.6 % |
| 一般養成施設等ルート | 1,701人 | 1,100人 | 64.7 % |
参考第28回 精神保健福祉士国家試験合格結果を公表します|厚生労働省
第28回 精神保健福祉士国家試験(2026年2月実施)では、全体の合格率が78.2%でした。
受験者の内訳を受験資格別に見ると、保健福祉系大学等ルートや短期養成施設等ルートの受験者・合格者が多く、この2つのルートでは合格率が高い傾向となっています。
なかでも、短期養成施設等ルートは受験者数・合格者数が最も多く、合格率も高いのが特徴です。
関連記事精神保健福祉士(PSW)の養成施設とは?一般と短期の違いや学費について
気になる精神保健福祉士(PSW)の難易度
| 年度 | 合格基準点 |
| 2025年度 | 総得点132点に対し、62点以上 |
| 2024年度 | 総得点132点に対し、70点以上 |
| 2023年度 | 総得点163点に対し、95点以上 |
| 2022年度 | 総得点163点に対して、95点以上 |
| 2021年度 | 総得点163点に対し、101点以上 |
| 2020年度 | 総得点163点に対し、94点以上 |
精神保健福祉士試験の難易度は、合格ラインを見ると一定の水準であることがわかります。
合格基準は原則として総得点の約6割が目安とされ、問題の難易度で年度ごとに補正されます。
また、すべての科目で得点していることが条件です。
2025年度試験(第28回)では、総得点132点に対し62点以上が合格基準となりました。
年度ごとに合格基準点の調整は入るものの合格ラインに達するには、基礎から丁寧に対策を重ねる姿勢が重要といえるでしょう。
他資格と比べて精神保健福祉士(PSW)試験は難しいの?
| 介護資格の種類 | 合格率 | 受験者数(2025年度) |
| 精神保健福祉士 | 78.2%(2025年度) | 7,107人(2025年度) |
| 社会福祉士 | 60.7%(2025年度) | 25,430人(2025年度) |
| 介護福祉士 | 78.3%(2024年度) | 75,387人(2024年度) |
| 臨床心理士 | 66.1%(2024年度) | 1,816人(2024年度) |
参考 公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 精神保健福祉士国家試験「合格発表について」資料
参考 公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 社会福祉士国家試験「合格発表について」資料
参考 公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 介護福祉士国家試験「合格発表について」資料
参考 公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会「臨床心理士」資格取得者の推移
最新の国家試験データをもとに比較すると、精神保健福祉士試験の2025年度(第28回)の受験者数は7,107人、合格率は78.2%でした。
社会福祉士試験(第38回)は受験者25,430人、合格率60.7%となっており、合格率だけを見ると精神保健福祉士のほうが高めです。介護福祉士試験(第37回)では受験者数が75,387人台と多く、合格率は78.3%と高水準となっています。
一方、臨床心理士試験の受験者数は1,816人で、他の試験と比べると少ない傾向にあります。なお、合格率は66.1%です。
こうした合格率の差は、試験の性質や受験者層の違いにもよるものです。難易度の指標の一つとして、目安にしてみてください。
精神保健福祉士(PSW)の合格率が高い理由

出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「精神保健福祉士国家資格 受験資格(資格取得ルート図)」
精神保健福祉士の合格率が比較的高い理由として、受験資格の取得の段階で学習内容と経験がしっかりと担保されている点が挙げられます。
図からもわかるとおり、保健福祉系大学で専門的な知識を学び、相談業務などの実務経験を積むことが受験資格の条件です。福祉系大学卒業でない場合でも、実務経験だけでは足りず、養成施設で体系的に学ぶ必要があります。
このように、試験前に必要な知識や実践力を身につけられる仕組みが整っているため、結果として合格率が安定しやすいのでしょう。
精神保健福祉士試験の受験資格・資格概要については『社会人から精神保健福祉士(PSW)になるには?受験資格とおすすめ通信講座を紹介』でも紹介しています。ぜひ、参考にしてみてください。
気になる精神保健福祉士(PSW)の国家試験の科目は?

精神保健福祉士国家試験の形式は、筆記試験です。試験科目は全17科目で、そのうち1から11番の科目は社会福祉士と共通しています。
試験科目は以下のとおりです。
(1)人体の構造と機能及び疾病
(2) 心理学理論と心理的支援
(3)社会理論と社会システム
(4)現代社会と福祉
(5)地域福祉の理論と方法
(6)社会保障
(7)低所得者に対する支援と生活保護制度
(8)福祉行財政と福祉計画
(9)保健医療サービス
(10)権利擁護と成年後見制度
(11) 障害者に対する支援と障害者自立支援制度
(12)精神疾患とその治療
(13)精神保健の課題と支援
(14)精神保健福祉・相談援助の基盤
(15)精神保健福祉の理論と相談援助の展開
(16)精神保健福祉に関する制度とサービス
(17)精神障害者の生活支援システム
※(16)と(17)を併せて1科目とし、全16科目とみなすケースもあります。
精神保健福祉士(PSW)試験で一発合格を目指すなら
・合格基準クリアを前提に準備する
・問題集で試験形式に慣れる
・テキストや過去問は最新版を使用する
精神保健福祉士(PSW)は合格基準が高いものの、必ず合格するわけではありません。ここでは、精神保健福祉士(PSW)試験の一発合格を目指すためのポイントをお伝えします。
合格基準クリアを前提に準備をする
精神保健福祉士試験の合格基準は、原則として総得点のおおむね60%の得点が目安とされています。満点を狙う必要はなく、まずは基準点を確実に超えることを念頭に対策を講じましょう。
年度によって多少の調整はあるものの、合格率を踏まえると、計画的に準備を進めていけば十分に一発合格が目指せます。ご自身の得意・不得意な分野を把握し、得意分野で確実に点数を取れるようにすることも戦略の一つです。
ポイント:全体の60%程度を解けるようにする
問題集で試験形式に慣れる
合格基準を意識した学習としては、まず問題集を活用し、試験形式に慣れることから始めましょう。
精神保健福祉士試験は5肢択一形式を基本とする多肢選択式のため、本番では1問あたり約1分で判断する力が求められます。演習時は正解に固執せず、消去法を取り入れることで時間配分の感覚も身につき、効率的な対策につながるでしょう。
ポイント:消去法も活用し、1問1分で解く感覚を身につける
テキストや過去問は最新版を使用する
精神保健福祉士試験では、法改正の影響により正解となる内容が変わる場合があります。そのため、学習に使用するテキストは、必ず最新年度に対応したものを選ぶことが重要です。
過去問についても、あまり古いものは避け、さかのぼって2〜3年分を目安に取り組むと、現在の出題傾向に沿った効率的な対策につながるでしょう。
ポイント:過去問は最新年度のものをメインに、2〜3年分までを目安に使用する
精神保健福祉士(PSW)の学校選びで困ったら
| 学習方法 | おすすめの人 | 費用の目安 |
| 通学 | ・一人で勉強を進めるのが不安 ・その場で質問や相談をしたい | 年間40万〜80万円前後 |
| 通信 | ・仕事や家庭と両立しながら自分のペースで勉強を進めたい ・通学が難しい地域に住んでいる | 年間20万〜50万円前後 |
一般養成施設や保健福祉系大学では、通学と通信のいずれも選択できます。費用を抑えたい場合は通信が向いていますが、自己管理が苦手な方には通学の方が安心な場合もあります。
一方、自分のペースで勉強を進めたい場合や、近くに養成施設がなく通学が難しい場合には通信がおすすめです。ただし、通信を選ぶ際は、スクーリングや現場実習の実施場所が無理なく通えるかを事前に確認しましょう。現場実習先が限定された地域の講座もあるため、注意が必要です。
関連記事精神保健福祉士を目指せる通信制大学4選!選び方やメリットを解説
精神保健福祉士(PSW)資格の取得にかかる受講費用の目安
| コースの種類 | 費用の目安 |
| 【通学】4年制大学・短大 | 約200万円〜400万円以上 |
| 【通学】短期養成施設 | 100万円以上 |
| 【通信】短期養成施設 | 約18万円〜40万円 |
| 【通学】一般養成施設 | 100万円以上 |
| 【通信】一般養成施設 | 約30万円〜60万円 |
精神保健福祉士資格の取得にかかる受講費用は、選択するコースによって大きく異なります。
4年制大学や短大への通学は200万円〜400万円以上かかるケースが多く、短期養成施設や一般養成施設でも通学の場合は100万円を超えることがあります。一方、通信制を選べば30万円前後から受講できる場合もあり、費用を抑えたい人には現実的な選択肢といえるでしょう。
なお、短期養成施設の一部は専門実践教育訓練給付金の対象となることがあります。条件に合えば、大幅に費用を軽減することが可能です。
関連記事 精神保健福祉士(PSW)を目指せる大学・合格率ランキング
精神保健福祉士(PSW)が目指せるおすすめスクール3選
| スクール名 | おすすめポイント |
| 日本福祉大学 通信教育部(正科生4年次) | 合格実績が豊富で、通信でも体系的に学べる |
| 学校法人藤仁館学園 専門学校高崎福祉医療カレッジ精神保健福祉士科(短期) | 国家試験対策に特化したカリキュラムで、短期間でも得点力を高めやすい |
| 日本医療大学 通信教育部 真栄キャンパス(通学) | 医療・福祉分野と連携した学びにより、実務を意識した理解を深めやすい |
ここでは、精神保健福祉士(PSW)が目指せるおすすめスクール3選をご紹介します。
日本福祉大学 通信教育学部(正科生4年次)
| 受講形態 | 通信 |
| 費用 | 798,340円 |
| 学習期間 | 約24ヶ月 |
| こんな人におすすめ | 働きながら大学卒業と資格取得を両立したい人 |
日本福祉大学 通信教育学部(正科生4年次)は、精神保健福祉士の合格実績が豊富な通信制のスクールです。
全国から学べるオンライン中心の学習でありながら、スクーリング単位も修得できます。オンデマンド授業で自分のペースで学べ、豊富な福祉関連科目と高い合格実績が魅力です。
通信でありながら実践力のある学びができる大学といえます。
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学校法人藤仁館学園 専門学校高崎福祉医療カレッジ精神保健福祉士科(短期)
| 受講形態 | 通信 |
| 費用 | 200,000円 |
| 学習期間 | 約9ヶ月 |
| こんな人におすすめ | 短期間で受験資格と合格力を身につけたい人 |
学校法人藤仁館学園 専門学校高崎福祉医療カレッジの精神保健福祉士科(短期)は、約9ヶ月で国家試験受験資格を目指せる通信制のスクールです。
オンライン授業と選べるスクーリングで柔軟に学べ、国家試験対策講座や就職支援も用意。2024年度には、精神保健福祉士合格者数10年連続日本一を達成しています。
専門実践教育訓練給付制度の利用についても、専任のキャリアコンサルタントからサポートを受けられるのも魅力です。
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日本医療大学 通信教育部 真栄キャンパス(通学)
| 受講形態 | 通学 |
| 費用 | 600,000円 |
| 学習期間 | 約48ヶ月 |
| こんな人におすすめ | 対面での学びを重視し、仲間と共に着実に学びたい人 |
日本医療大学 通信教育部 真栄キャンパス(通学)は、対面授業を中心に精神保健福祉士の国家試験受験資格を目指せるスクールです。
通信とスクーリングを組み合わせ、実践力を養いながら学べるカリキュラムが特徴です。現場で役立つ知識と技術をしっかり身につける支援体制が整っています。
自分の学習スタイルに合わせて、効率的に資格取得を進めたい人に向いているでしょう。
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精神保健福祉士(PSW)の合格率に関するよくある質問
Q.精神保健福祉士(PSW)は独学でも合格できる?
Q.社会福祉士など他の福祉系資格とダブル受験は可能?
Q.精神保健福祉士(PSW)は科目免除があると合格しやすい?
ここでは、精神保健福祉士(PSW)の合格率に関するよくある質問に回答しています。
Q.精神保健福祉士(PSW)は独学でも合格できる?
A. 受験資格を満たしていれば、独学でも合格は可能です。
独学で合格を目指す場合、過去問演習や市販のテキストで基礎知識を固めることが基本です。ただし、出題範囲が広く専門性も高いため、勉強計画や理解の漏れを自分で管理する力が求められます。
通信講座やスクールで学習サポートを受ければ、効率よくポイントを押さえられるメリットがあります。自分の学習スタイルや理解度に応じて、独学と併用する方法を検討するとよいでしょう。
関連記事独学者必見!精神保健福祉士(PSW)国家試験の勉強方法、過去問・テキストの選び方も紹介!
Q.社会福祉士など他の福祉系資格とダブル受験は可?
A. 適切な受験資格を満たしていれば、同時受験やダブル取得が可能です。
社会福祉士と精神保健福祉士は出題科目に共通部分があるため、ダブル受験は可能でしょう。ただし、両方の受験資格を得るためには、それぞれの指定単位や実務経験が必要です。この場合、4年制大学で両方の国家試験の受験資格を取得できるカリキュラムを履修するルートが一般的となります。
Q.精神保健福祉士(PSW)は科目免除があると合格しやすい?
A. 科目免除があると、学習範囲が絞られるため合格しやすくなる傾向があります。
社会福祉士資格を持っている場合、精神保健福祉士試験の受験時に共通科目が免除されます。この免除により、学習範囲が減るため準備時間を短縮できるメリットがあります。
ただし、免除は共通科目に限られ、専門科目についてはしっかり学習する必要があるでしょう。
精神保健福祉士の合格率は60〜70%ほど!しっかり対策して合格を目指そう
精神保健福祉士(PSW)試験は、例年合格率が60〜70%と安定しており、受験資格の段階で必要な知識や経験が担保されている点が特徴です。合格基準は総得点の約6割が目安となるため、満点を狙うよりも基礎を確実に固めることが重要といえるでしょう。資格取得ルートや学習方法によって合格率や負担も変わるため、自分に合った道を選ぶことがポイントです。
独学で合格を目指すことも可能ですが、効率的かつ確実な合格を目指すにはスクールの活用がおすすめです。自分の得意な学習スタイルや費用面も踏まえて、複数スクールを比較してみてください。また、通学で学びたい場合には、エリアからスクールを探してみましょう。










