のんびりとした時間感覚
イメージ通りかもしれませんが、タイはザ・南国!という感じで、時間感覚がのんびりしています(笑)(もちろん人によります!)
日本語の授業でいえば、授業に遅れてくる学習者や、授業が始まる直前にドタキャンする学習者は、結構な頻度でいました。
日常生活でも、友達やお店のスタッフが約束の時間に30分~1時間遅れてくることはよくありましたね(^□^)
最初はびっくりしましたが、最終的には私も慣れて、その緩さがむしろ心地よく感じるようになりました(笑)
教育熱心な家族が多い
これも家庭によるとは思いますが、タイに住んでいた頃は、教育熱心な家族に会うことが多くて、大きなカルチャーショックを受けました。
タイは日本よりも貧富の差が激しいということもあってか、「自分の子どもをエリート層に入れたい!」という強い思いを持つ親御さんが多いように感じました。
私が働いていた日本語学校の近くには、お絵描きやダンスなどのスクールもあり、特に週末になると日本語・ダンス・算数など、いくつもの習い事をはしごしている子がたくさんいて、驚きました。
家での会話は全て英語にしている、という英語教育に力を入れている家庭も多かったです!
食べ歩きが当たり前
タイでは、屋台が多いからなのか、食べ歩きをしている人をよく見かけました。
一番カルチャーショックだったのは、仕事や勉強をしながら食べる人がいたこと。
日本だと、食べ歩きをしている人を多く見かけるのは、お祭りなどのイベントなどではないでしょうか。
コンビニで買ったものを歩きながら食べている人は、あまり見かけない気がします(笑)
でも、小腹が空いたら、焼き鳥などを気軽に食べられる環境はとても快適だなと思いましたね(^^)
マイペンライ(気にしない)精神が日常的
これもイメージ通りかもしれませんが、タイ人は楽観的で、あまり細かいことを気にしない人が多いです。
「マイペンライ(大丈夫、気にしないで)」という言葉は、まさにその考え方を表す典型的なタイ語で、日常会話の中でよく耳にします。
何か問題が起きた時、自分の責任を追及しがちな日本人からすると、イラっとすることもあるかもしれませんが、私は結構好きな言葉・考え方です(^^)
タイ生活初期の頃は、カルチャーショックでしたが(笑)
今では、嫌なことや落ち込むことがあった時、「マイペンライ」と自分に言い聞かせて、前向きに乗り切るようにしています♪
仏教徒として僧侶を敬う
タイは国民のほとんどが熱心な仏教徒なので、街中に神様を祀る建物があったり、オレンジ色の服を着た僧侶が、普通に公共交通機関を利用したりしています。
タイ生活でカルチャーショックだったのが、僧侶に対して深い敬意を払う人がとても多いこと。
托鉢をしている僧侶に、食べ物を手渡している人の姿をよく目にしました。
また、僧侶は「女性に触れてはいけない」というルールがあるようで、バスなどでも隣に座らないようにするなど、周囲が配慮する必要がありました。
王室を敬う姿勢が根付いている
タイでは、王室を敬う姿勢が根付いており、王様の肖像画が街のあちこちに飾られています。
すごくカルチャーショックだったのが、映画館で上映前に王室の映像が流れること。
映像が流れている間は、観客全員が起立して敬意を示していました。
王室への侮辱行為は犯罪とみなされ、罰則の対象となるので、最初はかなり驚きました。
ひどい渋滞が日常茶飯事
タイでは、車の多い首都バンコクを中心に、日常的にひどい渋滞が発生しています。
現地の人もそんな状況に慣れていて、イラつかずに、ゲームをしたり、電話をしたりして、各々の時間を過ごす人が多かったです(笑)
特にゲリラ豪雨が起きた時は渋滞が悪化し、バンコク市内から郊外に行くまで数時間かかることもありました!
LGBTへの深い理解
タイならではかもしれませんが、LGBT(性的少数者)への理解が深い人が多かったように感じました。
女性・男性の定義は本当に人それぞれで、ネタとして扱うのではなく、ごく自然に相手を受け入れる雰囲気がありました。
女装した人がコンビニやレストランで働いてるのは日常的によく見る光景でしたし、日本語学校でもそういった学習者が授業を受けに来ていました。
特に、別の学習者から噂話をされるということもなかったですね。
まとめ
今回は、私がタイで日本語教師として働いていた時に感じたカルチャーショックについてお伝えしました(^^)
同じアジア圏でも、現地で生活していると、異国だなあと感じることが多かったですね。
でも、自分が異国の地でカルチャーショック体験をしたことで、今では日本で生活している外国人学習者の気持ちを理解できるので、貴重な経験になったと思います!