1位 日本食文化
日本文化の中で、私が教えた学習者から特に人気が高かったのが日本食文化。
和食は、ユネスコの無形文化遺産に登録されていて、海外在住歴が長い私から見ても、日本は料理が美味しい国だと自信を持って言えます!
学習者に好きな日本食を聞くと、よく上がってくるのが、ラーメン・寿司・焼肉・天ぷら・抹茶など。
それぞれの地域のご当地グルメなんかも、人気がありますね。
季節ごとに旬の食材を使った料理や、見た目の美しさ、家庭料理のバラエティなどを、自国の食文化と比較する学習者も多いです。
また、とある学習者は、自分の国が海に面していないため、シーフードはものすごい高級品で、日常的に食べることはないと言っていて、そういう話を聞くと、日本は海も山も川もあるし、本当に食材に恵まれた国だなと思いますね(^^)
2位 温泉文化
日本食文化の次に、学習者からよく選ばれるのが、日本の温泉文化。
日本のように、毎日湯船に浸かる習慣のある国は珍しく、シャワーのみという国がほとんどで、自宅に浴槽があることに驚く学習者も多いですね。
ヨーロッパでも、ハンガリーのように温泉文化が根付いている国はありますが、医療目的という考えが強く、温泉旅行などを楽しむ日本人の感覚とは少し違っています。
また、そういった国では水着の着用がマナーとされているため、日本の温泉は恥ずかしいという学習者も多いです(笑)
温泉好きな学習者の中には、草津温泉や道後温泉などの定番どころから、マニアックな田舎の温泉など、温泉巡りをするために日本に移住したいという人もいました!(^^)
3位 アニメ・漫画文化
「趣味」のトピックでもよく選ばれるのですが、やっぱり人気が高いのがアニメや漫画文化。
ワンピースやドラえもん、ドラゴンボールなどの王道なものから、鬼滅の刃や呪術廻戦などの新しめのもの、聞いたことのないマニアックなものまで、学習者の好みはそれぞれです。
母国語の吹き替え版がなく、日本語を勉強するきっかけになったという学習者も多いですね。
また、集めているフィギュアや、日本の声優業界、興味のあるアニメジャンルなどをトピックに選ぶ学習者もいます。
自国で開催されるアニメイベントに、毎回必ず参加しているという熱心なファンもいるので、日本語教師として話を聞くのが楽しいです(^^)
4位 歌舞伎などの伝統文化
長い歴史の中で受け継がれてきた日本の伝統文化も、人気が高いですね。
歌舞伎や茶道・華道、武道などを、母国で習い事としてやっていたという学習者もいます。
あとは、日本へ旅行した時に、茶道などを体験したいという学習者も多いですね。
また、季節感のある伝統文化も学習者からの関心が高く、お正月やお盆などの年中行事に関する話題もよく出てきます。
時代とともに古い文化が薄れていく国も少なくない中で、伝統文化を大切にし、現代にもその精神がしっかりと息づいていることは、世界に誇れる日本の魅力だと思います!
このように日本の良さを再発見できるので、伝統文化は私も好きなトピックの1つですね(^^)
5位 日本独特のマナー文化
私たちにとっては当たり前のマナー文化も、外国人学習者にとっては珍しいようで、日本文化のトピックとして取り上げられることがよくありますね。
多くの学習者が興味を持っているのが「お辞儀文化」。
どういう角度でお辞儀をすればいいのか、こういう場面ではお辞儀をするべきなのか、など色々な質問が出てきます(^^)
また、細かい所でいえば、公共の場(特に交通機関)で通話を控える、列に並ぶ、食器を持ち上げて食べる、約束の5~10分前には到着するという習慣に驚いたという話もありました。
その他
上記であげたトピックの他にも、四季を楽しむ文化や学校生活、家庭内でのマナー(例:玄関で靴を脱ぐ)、コンビニ文化などが選ばれることが多いです。
また、自動販売機やトイレの自動機能など、日本独自のテクノロジーに驚く学習者もいて、私自身も日本文化の魅力を再発見することがあります!
日本文化というトピックは、日本をより深く知るきっかけになるので、学習者にとって学びの多い話題だと思いますね(^^)
まとめ
今回は、私のフリートークの授業で人気の高い「日本文化」というトピックで、学習者が興味を持っている文化について、ランキング形式でお伝えしました。
世界的に見ても、日本文化は独自性が高く、伝統と現代が共存しているのが大きな魅力だと感じます。
私自身も、学習者とのやり取りを通して、日本文化の奥深さに改めて気づかされることが多いです。
これからも日本語教師として、さまざまな日本文化に触れながら、学習者と一緒に知識を深めていきたいと思います(^^)