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簿記と会計と経理の関係とは?それぞれの違いを知ろう!

簿記と会計と経理の関係とは?それぞれの違いを知ろう!

簿記と会計、そして経理、よく耳にする言葉だと思いますが、この3つの違いや関係性を正しく理解できているでしょうか。
今回は、簿記と会計と経理をそれぞれ解説し、違いについても比較・解説します。最後まで読んでいただき、3つの違いを明確に理解していただけたら幸いです。

更新日:2024-01-04(公開日:2019-04-08)

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この記事を監修したのは

公認会計士:佐久間 清光

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簿記とは?

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簿記も一度英語にしてみると分かりやすくなります。
英語では「Bookkeeping」ですが、book「帳簿」を、keeping「管理すること」です。
つまり、帳簿の記録や記録方法のことを簿記といいます。
簿記は会計の一部といえます。
企業の財産の増減を帳簿に記録するための方法や帳簿記録そのものを略して簿記といいます。
簿記で記録されたものから経営状況を記録し、報告するのが会計です。

簿記は会計帳簿に記録する作業
会社や自営業者、またはその従業員は、さまざまな経済活動をおこなっていますが、会計上記録に残す必要があるのは一部です。
経済活動には商品の販売、マーケティング活動や仕入れ、商談などがありますが、会計上で取引として測定されるのは「商品の販売」や「販売代金の回収」といったものになります。
これら取引を仕訳という形に変換し、会計帳簿に記録する作業が簿記になります。

簿記の目標は財務諸表の作成

取引の記録から利害関係者への報告が会計だと説明しましたが、この利害関係者へ報告する際に必要になるのが財務諸表です。

財務諸表の一例
会社の状況を報告するために作成される数種類の書類の総称が財務諸表で、なかでも重要なものとして貸借対照表や損益計算書があげられます。
貸借対照表は会社の財産を示す表になり、英語ではバランスシートと呼ばれます。
損益計算書は会社の経営成績を示す表で、英語ではプロフィット・アンド・ロス・ステートメントと呼ばれます。

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会計とは?

会計とは取引の計算や報告のこと

会計という言葉自体では理解しづらいものがあるので、一度英語にしてみましょう。
会計は英語で「Accounting/account」といい、直訳すると説明や報告するという意味です。

居酒屋やレストランで店員さんに「会計お願いします」と声かけた経験はないでしょうか。
簡単にいえば会計とは「お金や物の取引に関する計算やその報告」となります。

会計の報告先
では、この報告する相手は誰になるのかという話ですが、一言でいえば利害関係者です。
株式会社であれば株主や経営者、家計簿であれば家族、税の申告書は税務署といったように、法律で定められているルールや関係性に基づいて会計の報告先は決まります。

会計の種類

ややこしいことに、会計にはいくつか種類があり、大きく2つに分けると「制度会計」「管理会計」に分類されています。

制度会計
名前のとおり、ある制度にしたがって計算される会計のことを指し、貸借対照表や損益計算書などを作成する際に使います。
外部の利害関係者への報告や税金申告書などに使用されるので、すべての会社に共通のルールが適用されるのが特徴です。

管理会計
会社が内部で独自に管理しておくための会計になります。
一般的に、この会計情報をもとに、会社の方針が決められていきます。
管理会計は、会社が任意で作成するものになり、特定のルールに縛られることなく会計情報が作成されています。

制度会計と管理会計には以上のような違いがありますが、会社の活動情報の整理をしている点は変わりません。

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経理とは?

経理とは会社のお金の流れを記録する

会計を構成する要素
経理は会計と同じく、英語で「Accounting/account」です。
つまり、直訳では「説明や報告をすること」です。
言葉だけでは会計との違いがわかりづらいのですが、経理は「簿記を使って、会社のお金の流れを記録する」ことをいいます。
会計は「簿記で記録したものをもとに、企業の成績や財務状況などを記録し、報告する手続き」を指すため、経理は会計の構成要素に含まれることになります。

業務内容
それでは実際に経理の業務を見てみましょう。
経理が担当する業務には、「伝票の作成」、「帳簿の記入」、「税金関係の申告」、「買い手に対する請求」、「売り手に対する支払い」などがあります。
会社によっては会計の分野に含まれる「損益計算書」や「貸借対照表」、「キャッシュ・フロー計算書」などの決算書類まで業務として扱うこともあるようです。

経理が担当したこれらの資料をもとに経営者が経営判断をするため、経理の正式名称は「経営管理」であるとされています。

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簿記と会計の違いとは

簿記は会計のなかの一部です。
そのため、大きな視点から見れば違いはありません。

例を挙げると、A君全体が会計、A君の腕が簿記というイメージです。
簿記は会計をおこなうための下準備です。
取引を仕訳という形で変換し、会計帳簿に記録するのが簿記です。
会計帳簿に記録されたものをもとにさまざまな会計データをまとめて、それを利害関係者に報告する一連の流れが会計になります

簿記の理解が会計の学習に役立つ
これらはまったく別のものではなく、財務を取り扱う共通の分野のものになります。
一般的には簿記から学習を始める人が多く、学校の授業や資格でも簿記関連のものが多く存在しています。
簿記を理解することで、会計の学習もスムーズに進むことでしょう。

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簿記と経理の違いとは

前述のとおり、経理は「経営管理」という言葉の略称です。
経営管理の役割は、経営を円滑におこなうための経営資源を適切に管理することです。
経営管理本来の意味での役割は、会計だけでなく人事や財務、生産、税務など、あらゆる業務を総合的に管理することとなりますが、一般的に「経理」といった場合には意味合いが違ってきます。

経理は会計に関する実務を担当する職種や部門
経理は、あくまで会計に関する業務全般をおこなうこと、また、それをおこなう部門や職種を指します。
業務として経理は、簿記の知識を用いて日々の取引の記録と整理をはじめ、買掛金・売掛金の管理、決算業務などをおこないます。
会社の規模によっては、税金の納付や給与計算など会計以外の業務をおこなうこともあります。

こうしたことからわかるように経理は、一般的には会計を主な業務とし、税務や給与計算などの実務全般を担当する職種や部門を意味します。

簿記は経理スキルの一部
一方で、簿記は経理の業務で使用するスキルの一部を指すものです。

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簿記の効率的な勉強方法とは?

テキスト・過去問の問題を繰り返し解く!

初学者が独学で簿記を学ぶ際、やはり重要になるのが問題に対する経験を積むことです。

3級の場合
簿記の試験の場合、特に3級は出題傾向が基本的にパターン化されており、一定期間で同じ問題を使い回す傾向があります。
必要な得点率は70%で、3級は分野ごとに必要な最低点が設定されていないため、このパターンを把握し過去問を繰り返し解いておけば合格がぐっと近づきます。

2級の場合
次に2級についてですが、2級の試験は3級の知識がすでにあるものという前提で出題されます。
3級を受けずに2級から受験しようとする場合は、3級のテキストをしっかり読み込んで商業簿記の基本を学習し、やはり3級の過去問題にあたることが重要になります。

新たに工業簿記の学習
また、2級からは工業簿記の学習も必要になります。
こちらは3級では出題されないため、初学者にはとても難しく感じかもしれません。
こちらもテキストで学習したあとに、繰り返し過去問を解くことが効果的です。

解き方のコツや時間配分を身につける
こうして過去問を繰り返し解くことで、出題傾向や解き方のコツがわかるようになるでしょう。
また、過去問題集を解くとき、最初は一問ずつきちんと確認をしながら進めていくのがおすすめですが、慣れて来たら実際の試験と同じ形式で問題を解き、時間を測っておくことも大切です。
そうすることで学習を進めるだけでなく、実際に問題を解く際にどれだけの時間がかかるのかを自分の体で覚えられます。
問題を解くのに要する時間配分ができるようになれば、試験本番での焦りや緊張を和らげることにもつながります。

間違いを繰り返す問題をノートにまとめておく!

先ほど過去問を繰り返しやることが重要だとお話ししましたが、ただやみくもに次から次へと問題を解くだけでは効率がよくありません。
間違えた問題はきちんと見直して参考書などで確認し、なぜ間違えたのか、どこを正せば正解になるのかをきちんと理解し、ノートにまとめておきましょう。

すぐに確認・復習・再度解くサイクル
それもあとでまとめてやるのではなく、間違えたことがわかったらすぐに確認し、復習することが必要です。
そのためにも最初は1問解いたらすぐに答え合わせをしましょう。
1問1問、確実に積み上げることが大切です。
間違えた問題は必ず翌日にもう一度解き、理解できているかどうかを確かめます。
それを最低でも3回繰り返して知識を確実なものにしていきましょう。

弱点を復習し克服
そうして過去問題集を一通り解いて、実際の試験と同じようにまとめて問題を解き始めても、やはり繰り返し間違える問題が出てくるかもしれません。
そこが自分の弱点・苦手なところです。
この時も間違えた問題をきちんとノートに書き出し、参考書を開いて、納得がいくまで復習をしましょう。

このとき、自分の手で書くことも大切です。
たしかに参考書を見れば解き方は載っているのでそのときは理解できる気がしますが、自分の手で書くことは、その情報をノートの上で形にできるよう頭のなかで整理することでもあります。
そうして自分がわかりやすい形でまとめたノートは弱点克服に役立つはずです。

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監修者プロフィール

この記事を監修したのは

佐久間 清光 氏

公認会計士:佐久間 清光

公認会計士

有限責任あずさ監査法人のパートナー(2018年退任)
さくま会計事務所の所長(現任)
監査法人MMPGエーマック代表社員(現任)
フェリス女学院の監事(現任)
神奈川大学の非常勤講師(現任)
さくま式簿記講座の講師(現任)

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