フードコーディネーター資格ガイド
どんな仕事・資格?
いま「食」の分野では仕事の細分化、専門化が進んでいます。そんな「食」の世界を、専門の垣根を越えて有機的に結びつけるのがフードコーディネーターの仕事です。料理作りはもちろん、食材の仕入れ、店舗設計、メニュー開発から食のイベント・メディアまで、ありとあらゆるフードビジネスのテーマを取り扱います。受験者は女性の割合が高く、栄養士、調理師の資格をもつ人が多いようです。1級から3級まであり、2級がプロへの入り口のレベルです。
活躍の場
テレビ、雑誌の特集、広告の撮影など、さまざまなメディアで、視覚的な食の演出能力を発揮します。また、食品メーカーやコンビニ、レストランチェーンなどで新商品開発のアドバイザーをつとめることも。もちろん料理教室の講師の仕事もあります。フードコンサルティングなどの会社に所属するほか、個人で仕事をする場合は、レシピコンテストに応募したり、企画を雑誌社に持ち込んだりと、売り込みの努力が必要です。
こんな人が向いています
アート感覚、特に視覚的なセンスが活かせる仕事です。もちろん、栄養士、調理師など、基本的な食の資格も役立ちます。はじめはアシスタントとして撮影準備をしたり、下積みの仕事のくり返しですから、根気強く、しかもとっさの機転が利く人が向いています。肉体的にもハードですが、テーブルセッティングなど、女性らしさを活かせる分野でもあります。パン、フルーツ、健康メニューなど、得意分野があると仕事を受注する上で有利でしょう。
試験データ
項目 | 内容 |
---|---|
資格・試験名 | フードコーディネーター |
試験日 |
【2022年度 フードコーディネーター2級1次試験】 |
試験区分 | 民間資格 |
主催団体 | 特定非営利活動法人 日本フードコーディネーター協会 |
受験資格 | 3級:中学校卒業以上 2級:フードコーディネーター3級の資格取得者 1級:フードコーディネーター2級の資格取得者 |
合格率 | 3級:90% 2級:1次 55%、2次 35% |
出題内容・形式 | 3級(マークシート方式) ・デザイン・アート、経済・経営 ・文化、科学 2級 【1次試験】(マークシート方式) ・レストランプロデュース ・商品開発 ・食の生産・流通・消費 ・ホスピタリティ&ライフサポート ・イベント・メディア 【2次試験】 ・講座受講後、企画書の課題を提出 ・3つの分野より1つ選択 ・レストランプロデュース ・商品開発 ・イベント・メディア (資格は分野別に認定します) 1級 【1次試験】 ・3つの専門分野より1つ選択し、企画書を提出。 ・レストランプロデュース ・商品開発 ・イベント・メディア (資格は分野別に認定します) ※1次試験は、締切日までに企画書を送付していただきますので試験会場に行く必要はありません。 【2次試験】 ・プレゼンテーション・面接 ・1次試験で合格となった企画書を使ってプレゼンテーションを行う ・自己紹介3分、プレゼンテーション15分、質疑応答10分 |
検定料 | 3級:11,000円 2級:1次11,000円 2次13,000円 1級:1次12,000円 2次16,000円 |
問い合わせ先 |
特定非営利活動法人 日本フードコーディネーター協会 http://www.fcaj.or.jp/ 〒104-0061 東京都中央区銀座1-15-6 銀座東洋ビル2F TEL:03-6228-7651(土日祝日を除く10時から17時) |