MOS資格(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)とは?
世界シェアNo1のマイクロソフト社が認定する資格
Microsoft Office Specialist
(マイクロソフト オフィス スペシャリスト )
↓
MOS
(モス)
「マイクロソフト オフィス スペシャリスト(Microsoft Office Specialist)」とは、エクセルやワードをはじめとするパソコンソフト「マイクロソフト オフィス(Microsoft office)」製品のメーカーであるマイクロソフトが、ソフトの利用スキルの一定水準を満たしていることを認定する資格です。 頭文字をとり、MOS(モス)と呼ばれることが多いです。
簿記やTOIEC、秘書技能検定と並ぶ事務職への就職に有利となる資格のひとつで、一般事務、会計経理業務全般に不可欠なパソコンスキルです。
そもそも マイクロソフトってなに?
マイクロソフトとは、コンピュータソフトウェアを開発・販売する米国の企業「マイクロソフト社」のことです。
マイクロソフト社は、パソコン・スマートフォン・タブレットを動かすためのコンピュータプログラム「ウィンドウズ(Windows)」やビジネス用ソフト「マイクロソフト オフィス(Microsoft
Office)」を開発するなど、パソコン市場で世界的に大きなシェアを占めています。
設立者のビル・ゲイツの名前は聞いたことがある方も多いかもしれませんね。
日本では、マイクロソフト社製の製品を導入している企業や家庭がほとんどのため、1度操作を覚えてしまえばどの企業に転職しても概ね問題ないと言えます。
マイクロソフト オフィス(Microsoft office)とは
マイクロソフト オフィス(以下オフィス)とは、マイクロソフト社が開発したビジネス用ソフトで、MOSの対象ソフトは以下の5つです。
オフィスとは、ビジネス文書や学校のプリントなどを作成する文書作成ソフトや家計簿から企業の経理業務に使用する表計算ソフトなど、様々な場面で幅広く活用できるソフトです。
オフィスは定期的に使いやすく改良されており、2024年に改良及びバージョンアップしたエクセルを「エクセル2024」と呼ぶなど、改良年ごとのバージョンに分かれています。
また、office365という月額制のoffice製品もでてきています。
それらの使い方や仕様は微妙に異なり、MOSの試験もバージョンごとに分かれています。
尚、バージョンによる優劣はありません。
- ワード(Word)
- エクセル(Excel)
- パワーポイント(PowerPoint)
- アクセス(Access)
- アウトルック(Outlook)
※ 現在のMOS試験適用のバージョンは2019・365です。
※ 2026年5月現在の最新バージョンは2024及び365です。
ワード(Word)
文書作成ソフト
ワープロ文書を作成するためのソフトです。
昔のワープロのような文書作成機能を持ち、文字だけでなく画像や色を付けるなど工夫次第で多様な文書を作ることができます。
文書以外にもチラシやハガキなどの作成もできるので、ビジネス用途以外にも活用できます。
エクセル(Excel)
表計算ソフト
計算や表の作成を行うソフトです。
家計簿のように数値が入った表をパソコン上で作成し、自動で合計や平均等を算出できます。
お金や人数など、様々な種類の数値を計算できるので、ビジネスから私生活まで幅広く活用できます。
また、計算以外にも、グラフや表を用いてカレンダーや予定表の作成もできます。
パワーポイント(PowerPoint )
プレゼンテーション
「パワポ」の愛称で知られ、会議などの発表の場、いわゆるプレゼンテーションで使用します。
文字や写真、グラフなどを自由に配置できるので、絵を書く感覚で資料を作成できます。
また、文字や写真などに自動で動きをつけることができるので、簡単なアニメーションやスライドショーを作成することもできます。
アクセス(Access)
データベース管理
主に経理関連の職種で使用されるソフトで、膨大なデータを作成・保存・管理することができます。
データを目的に応じて抽出したり、レイアウトを変えるなどの活用ができます。
アクセスは、難易度の高いソフトと言われており、エクセルやワードなどのような単純な入力作業だけではなく、使いこなすには設定などのシステマチックな作業を必要とする専門性の高いソフトです。
アウトルック(Outlook)
メール・スケジュール管理
マイクロソフト社製のメールソフトです。
通常のメール機能の他にスケジュール等の業務管理を一元化できます。
どのソフトの資格を取ればいいの?
「パソコンに関する資格を取りたい」という方には、ワードとエクセルの2科目がおすすめです。
これらはどの職種でも活用できるので、持っていれば現場で重宝されること間違いなしの資格です。
ワードやエクセルはどんな職種でも活用できるうえ、マイクロソフト以外の文書作成ソフトや表計算ソフトでも比較的応用が効くので、MOSの中でも人気の資格です。
また、一般的にオフィスのソフト全てが使えなければ、事務職として働くことができないわけではありません。
例えば、アクセスは限られた職種で使用され、さらに専門性が高いことから難易度も高いため、必要な場合のみの取得で問題はありません。中には、アクセスが使用できることを強みにしたい方が取得することもあるようです。
試験科目は各バージョンに分かれており、どれを取得すべきか迷った場合は最新のものを取得するとよいでしょう。
というのも、古いバージョンのMOS資格を持っていても、最新のバージョンのMOS資格が欲しい場合は、試験を受け直さなければならないのです。
企業によってはMOS資格のバージョン指定がありますが、最新のものを取得しておくと安心です。
MOS(officeソフト)が学べるおすすめスクール
MOS資格の有効期間は5年間!2025年9月から制度変更
MOS資格はこれまで有効期限のない資格でしたが、2025年9月24日以降に合格した科目については、有効期間が合格日から5年間に変更されました。
この制度変更により、デジタル認定証にも有効期間が表示されるようになります。
なお、2025年9月23日以前に合格した科目については、有効期間は設定されません。
そのため、過去に取得したMOS資格はこれまで通り履歴書などに記載できます。
MOSの称号とは?Associate・Expertの違いを解説
MOSには、複数の試験科目に合格した方に授与される称号があります。
取得したOfficeのバージョンや合格した科目に応じて、「マイクロソフト オフィス スペシャリスト アソシエイト」「マイクロソフト オフィス スペシャリスト エキスパート」といった種類があります。
MOS Associate(マイクロソフト オフィス スペシャリスト アソシエイト)とは
MOS Associate(アソシエイト)は、MOSの一般レベル試験のうち、Excel・Word・PowerPoint・Outlookの4科目から3科目に合格すると認定される称号です。
マイクロソフト オフィス製品の基本操作を幅広く習得していることの証明となり、事務職をはじめさまざまな職種で活用できます。
複数のOfficeソフトを扱えることを客観的に示せるため、パソコンスキルをアピールしたい学生や未経験者にも人気があります。
履歴書にも記載でき、「ExcelやWordを使えます」という自己申告よりも、実務スキルの証明として伝わりやすい点がメリットです。
MOS Expert(マイクロソフト オフィス スペシャリスト エキスパート)とは
MOS Expert(エキスパート)は、MOS Associate認定を取得したうえで、Excelエキスパート・Wordエキスパート・Accessの3科目のうち2科目に合格すると認定される上位称号です。
一般レベルよりも高度な機能や応用操作が出題範囲となっており、業務効率化やデータ管理など、実務で役立つスキルを証明できます。
MOS Master(マイクロソフト オフィス スペシャリスト マスター)
ワード・エクセル・パワーポイントの3科目に加え、アクセスまたはアウトルックどちらかの科目の、 合計4科目のMOS試験にすべて合格した方に贈られていました。
なお、MOS Masterの認定には、すべて同一バージョンの試験で合格している必要がありました。
MOS Associate・MOS Expertについては、MOS 365とMOS 2019の試験科目を組み合わせて取得した場合でも称号認定を受けられるケースがあります。
(※科目の組み合わせには条件があります。)
MOS資格が役に立つワケ
MOSが役に立つ理由のひとつは、多くの職種・業種でパソコン操作が必要とされているためです。
パソコンを使うというと、事務職を思い浮かべる方が多いでしょう。
しかし、現在では、事務職だけでなく、サービス業や営業職などでも、シフト管理・在庫管理・報告書作成といった業務をパソコンで行うケースが増えています。
基本的なパソコンスキルを身につけておけば、さまざまな仕事で役立つでしょう。
もちろん、MOSの資格がなければ仕事ができないというわけではありません。しかし、MOS試験の学習を通して、WordやExcelなどの実務で使えるスキルを体系的に身につけられます。
また、パソコン操作に苦手意識がある方にとっては、資格取得が自信につながる点もメリットです。
仕事で役立つマイクロソフトオフィススペシャリスト
MOS資格が役に立つのは就転職だけではありません。就職後も、必ず学んだ知識が役に立ちます。 Office製品は勉強しないでも、なんとなく利用できるという利点があるのですが、さまざまな機能があるこの製品を学んだ人と学んでいない人で 仕事の質と量に差がでてきます。質では、見やすい資料作り、レイアウトの崩れがない、データ入力の正確さなどで、量では1時間かかる仕事も30分で終わってしまうなど 知識があるなしで大きく差がでてきます。学んでいない人はそのまま仕事を効率化をできずに進め、学んだ人は工夫しながら仕事をすることができます。 MOSを学ぶ過程で、身についた知識は就職後も必ず役に立つことになります。もちろん就職してからでも遅くなく、しっかり学んでいくことが大事なポイントとなります。 最終的に、仕事ができる人につながっていくため、周りに評価される人になることができます。
MOS資格取得の5つのメリット
- 取得当日に合否が分かるからすぐ履歴書に書ける
- マイクロソフトオフィスのスキルを客観的に証明できる
- 資格取得のための学習が仕事の効率化につながる
- 就職・転職に役立つ!実力がアピールできる
- パソコンへの苦手意識からの解放される
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事務職とMOS資格 (就転職・履歴書)
事務職やパソコンの実務経験が未経験の方が、事務職への就転職を目指すにあたり、「パソコンスキルは入社してから身に付ければよいだろう」「研修があるだろう」と考えているのであれば、事務職への就職は難しいかもしれません。
事務職は正社員だけでなく派遣社員での採用も多く、実は応募倍率の高い職種。
さらに、即戦力の募集となると未経験での採用は難しいことが現状です。
そこで、未経験でも事務職への就職を目指せる資格として重要視されるのがMOSなのです。
履歴書等の書類に記載ができるので、未経験でもマイクロソフト オフィスのスキルを証明でき、書類選考では有利な資格になります。
さらに、給与がアップするケースもあります。
また、事務職は比較的勤務時間の融通が利き体力的にも楽なところから、出産後の再就職、職場復帰のために受験する女性も多い資格です。
転職にも役立つMOS資格
事務職といっても、
- 文書などの資料作成がメインの「一般事務」
- 会社の経理全般を担当する「経理事務」
- 商品の受発注や在庫管理を行う「営業事務」
- 商品の輸入や輸出に関わる「貿易事務」
- 会社の社長や役員の補佐を務める「秘書」
など業務も様々です。
これらの業務においてもオフィスは共通の必須スキルのため、MOS資格は転職にも役立ちます。 未経験のキャリアチェンジはもちろん、実務経験者の転職やキャリアアップにも役立つ資格です。
事務職以外にも幅広く役立つMOS資格
事務職以外にもMOSは、営業職、人事などあらゆる職種で役に立ちます。
また、販売職など店舗運営の、シフト管理、売上管理、在庫管理などに活用されるところが多くあります。
事務職以外の、今までオフィスを活用できていなかった職場でも、MOS資格を持つ方の採用により、飛躍的に作業効率が上がり売上が上がるということも夢ではありません。
MOSは様々な活用、活躍の場が広がる資格なのです。
試験データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 資格・試験名 | マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS) |
| 試験日 |
【随時試験】 【[第349回] 全国一斉試験】 【[第350回] 全国一斉試験】 【[第351回] 全国一斉試験】 【[第352回]全国一斉試験】 【[第353回]全国一斉試験】 【[第354回]全国一斉試験】 【[第355回] 全国一斉試験】 【[第356回] 全国一斉試験】 【[第357回] 全国一斉試験】 【[第358回] 全国一斉試験】 【[第359回] 全国一斉試験】 【[第360回] 全国一斉試験】 【[第361回]全国一斉試験】 【[第362回]全国一斉試験】 【[第363回]全国一斉試験】 |
| 試験区分 | 民間資格 |
| 主催団体 | 株式会社 オデッセイ コミュニケーションズ |
| 受験資格 | 特にありません。年齢・国籍を問わずどなたでも受験できます。 未成年の方は、保護者の同意を得たうえでお申込みください。 また、2回目以降の受験には以下の「再受験に関するルール」があります。 【再受験に関するルール】 1.同じ科目を2回目に受験する場合、前回の受験から1日(24時間)待つ必要があります。 2.3回目以降の受験は、前回の受験から2日間)(48時間)待つ必要があります。 ※合格した試験の再受験は可能ですが、2回目以降の合格時には合格認定証が発行されません。 ※受験者がルールに違反した場合、すでに取得した資格の認定取り消し、およびMicrosoft認定を受ける資格を永久に失う可能性があります。 |
| 合格率 | 非公開 |
| 出題内容・形式 | ・出題形式:コンピュータを使った実技試験(CBT試験) ▽ソフト・バージョンごとに試験が用意されています ・Word(文書作成ソフト) ・Excel(表計算ソフト) ・PowerPoint(プレゼンテーション ソフト) ・Outlook(電子メール・情報管理ソフト) ・Access(データベース管理ソフト) ※WordとExcelとAccessはスペシャリスト(一般)とエキスパート(上級)の2レベルが用意されており、試験レベルが異なります。 |
| 検定料 | ▽スペシャリスト(一般) バージョン:365、2019 1科目につき12,980円(一般・税込) 1科目につき9,680円(学割※・税込) ▽エキスパート(上級) バージョン:365、2019 1科目につき12,980円(税込) 1科目につき9,680円(学割※・税込) ※学割は学生証が必要です。 |
| 問い合わせ先 |
株式会社 オデッセイ コミュニケーションズ http://mos.odyssey-com.co.jp/index.html 〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-3-1 新東京ビル TEL:03-5293-1888(代表) ※カスタマーサービス TEL:03-5293-1881(平日 10:00~17:30) |
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