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中小企業診断士とMBAの違いは?かかる費用や期間・内容の違いを解説します!

ビジネスや経営について体系的に学び、資格などを取得したいという方が事前に比較検討するものとして、中小企業診断士とMBAの二つがよく挙げられます。この二つは、マーケティングや財務、会計、人事など近い学習内容であるために、同一視するような記事もあるようです。しかし、これらはそれぞれ別のものであり、共通点も確かにあるのですが、さまざまな相違点があるのです。
今回は、中小企業診断士とMBAの違いについて、基本的なことから学習内容、取得までの費用や期間など、それぞれお話ししていきます。

公開:2020-05-22 (最終更新:2020-05-22)

中小企業診断士とMBAの基本的な違いとは?

中小企業診断士とMBAの違いは?かかる費用や期間・内容の違いを解説します!のイメージ

中小企業診断士は国家資格、MBAは学位(経営学修士)という点が基本的な違い!

中小企業診断士とMBAにはさまざまな違いがありますが、まず、大きな違いは中小企業診断士が「国家資格」であるのに対し、MBAは「学位」であるということです。

中小企業診断士は、中小企業支援法の中で、「中小企業の経営診断の業務に従事する者」と規定されており、日本で唯一の経営コンサルタントの国家資格です。中小企業の経営に特化した内容を学ぶことになり、学歴や年齢などを問わず誰でも受験が可能です(2次試験は1次試験の合格者のみが受験できます)。2次試験合格後は、「実務補習」もしくは「実務従事」を経て条件を満たすことで、経済産業大臣登録の中小企業診断士として登録することができます。その後は、5年に1度の更新が必要となります。

一方、MBAは、「Master of Business Administration(経営学修士)」の略称です。ビジネススクール(大学院)や専門職大学を修了したときに授与される学位で、経営全体の知識を習得した証しとされます。
MBAの場合は、中小企業診断士とは異なり、大企業の経営全般を学ぶことが多くなります。さらにMBAには受験資格について暗黙のルール、「社会人経験3年以上(5年以上推奨)」というものが存在しているようですが、大学の修士課程として講義を受け、課題をこなすことで取得が可能です。なお、社会人経験が受験資格と言われる理由は、一定の社会人経験をしてからの方が、MBA教育の恩恵を受けやすいと言われるためのようです。

中小企業診断士講座・スクール比較

中小企業診断士とMBAの学習内容の違いは?

中小企業診断士は中小企業・MBAは大企業の経営全般について学ぶ!

先ほど、中小企業診断士とMBAでは、学習の範囲が異なるということに少し触れました。
前述のように中小企業診断士は、中小企業の経営全般に関することを学び、試験最終合格率が4%程度の国家資格です。1次試験では、「経済学・経済政策」「財務・会計」「企業経営理論」「運営管理」「経営法務」「経営情報システム」「中小企業経営・政策」の7科目、2次試験では「組織・人事の事例」、「マーケティング・流通の事例」、「財務・会計の事例」「生産・技術の事例」について筆記試験および口述試験が行われます。
試験合格後は実務補習や実務従事と言った条件を満たして登録し、5年に1度の更新をすることで資格を保持することができます。このように中小企業に関して専門的に学び、常にスキルアップを行うことで『中小企業を支援する人材』を育成することを目的としています。

MBAを取得するためには、国内もしくは海外のビジネススクールの入学試験を受験、合格し、通学することが一般的です。学習の内容は大企業の経営全般で、過去の企業実例を講義に取り入れながらのグループディスカッションやケースメソッド、グループワークをプログラムに用いており、マネージメントの実践力を鍛えるためのケーススタディ方式を多く用います。
最近では、従来型の「ヒト・モノ・カネ(経営の3要素)」の領域のみだけでなく、テクノロジーの進化に伴うビジネスの構造の変化に対応したカリキュラムを提供するスクールも増えてきました。このようにMBAは、企業の診断や支援をする人材ではなく、『自らがビジネスリーダーとなる人材』を育てることを目的とします。

どのような人材を育成するかなどで学習内容には違いがありますが、どちらも「経営を良くする、経営の質を上げる」という考え方においては共通であると言えます。

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中小企業診断士とMBAの資格取得までの費用・期間の違いは?

(1)費用の違い:中小企業診断士は独学なら安価、MBAは大学のため高額

次に、中小企業診断士とMBAの取得にかかる費用についてお話しします。

まず、中小企業診断士の資格を取得しようとした場合に、学習方法によっても金額が変わってきます。独学で学ぶ場合は、テキスト代だけで済みますので、市販のものを購入しても3万円程度です。それに加えて1次試験13,000円、2次試験17,200円の受験料がかかるので、合計6万円程度で取得が可能という計算になります。
また、通信講座で学習する場合、どの通信講座を利用するかにもよりますが、大体費用は30万円程度と受験料が必要な費用です。2次試験合格後に、登録のために必要な実務補習の金額15万円程度を加算しても、大体50万円以内で取得ができるということになります。

MBAの場合は、大学院に通うことになるので必ず学費が必要となります。国内の学校の場合にかかる費用は約200~500万円、留学して海外の学校に通う場合は1,000万円を超える可能性も出てきます。最近では、通信制のビジネススクールも増えており、250万円程度で取得できる場合もありますが、それでも中小企業診断士と比較するとかなり高額になっています。

ただし、中小企業診断士の試験における2次試験を養成課程で免除する場合は、実施機関によっても異なりますが、約150~346万円の費用がかかるため、中小企業診断士でも費用が高額になることがあります。

(2)期間の違い:中小企業診断士は約2~3年、MBAは約1~3年

次に、取得までに必要な期間がそれぞれどのくらいなのかをお話しします。

中小企業診断士の場合は、受験資格が設定されていないため、準備期間の必要がなく、誰でも資格取得を目指すことができます。また、中小企業診断士の試験には、前年度と前々年度に合格した科目は免除される「科目合格制度」の仕組みがあるので、短期学習期間で1年以内の一発合格を目指すこともできますし、仕事や生活、学習状況に合わせて数年単位で取得を目指すことも可能です。
こうした理由から、仕事をしながら2~3年かけて取得するという人が多いようです。難関試験のため、中には更に年数がかかってします人もいます。

MBAの場合は、一般的には大学院への通学ということになりますので、各大学のカリキュラムにもよりますが、大体1~3年程度の期間で取得するというケースが多いようです。また、この他に受験資格と考えられている社会人経験3年以上などを満たすための準備期間が必要となります。

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まとめ

当ページでは、、中小企業診断士とMBAの違いについてご説明いたしました。
大きな違いは中小企業診断士が国家資格であることに対し、MBAはビジネススクール(大学院)や専門職大学を修了した際の学位という点と、中小企業診断士が中小企業の経営全般を学び、試験で問われることに対し、MBAでは大企業の経営について学ぶことなどの違いがあります。中小企業だけではなく、大企業についても詳しく知りたいという方は、MBAの学位の取得をされるのもよいかもしれません。

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