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中小企業診断士の実務補習とは?実務従事についても解説!

中小企業診断士の実務補習とは?実務従事についても解説!

中小企業診断士になるためには、まず資格試験を受けて合格することが必要ですが、さらにその後、中小企業診断士として登録されるために一定の条件を満たす必要があります。
その条件を満たすために、中小企業診断士の「実務補習」や「実務従事」というものがあるのですが、これらの内容はあまり知られていないようです。
今回は、この中小企業診断士の「実務補習」、そして「実務従事」がどのようなものなのかをそれぞれ解説していきます。

更新日:2023-08-08(公開日:2020-05-19)

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中小企業診断士の「実務補習」とはどのようなもの?

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2次試験合格者のみが受講でき、登録実務補習機関が行っている15日以上実務補習のこと!

では、まず中小企業診断士の「実務補習」がどんなものなのかをお話しします。

中小企業診断士の仕事は、中小企業の経営者に対して、「経営の診断および経営に関する助言」を行うことです。
そして、中小企業診断士として登録されるためには、「第2次試験合格後、3年以内に実務補習を15日以上受ける」もしくは、「診断実務に15日以上従事すること」が必要と定められています。
通常、試験に合格しただけでは実際のところ、実務に取り掛かることができないため、試験に合格後、中小企業診断士として新規登録を行う場合、この実務補習を受ける方がほとんどです。

実務補習の実施は、「中小企業診断士の登録等及び試験に関する規則」により、国の登録実務補習機関として、一般社団法人 中小企業診断協会が実施しています。
そしてこの実務補習は、中小企業診断士の資格試験における第2次試験の筆記・口述の両試験を合格した方のみが受講できます。

実務補習の内容としては、『実際に経営コンサルティングを行う際の一連の流れを体験する実習』となっています。
中小企業診断士の第2次試験合格者を5~6名に振り分けてグループを編成し、グループごとの指導員のもとで実際に企業等に対する経営診断・助言を行うかたちで進めます。

・初日:診断先や担当、進め方などを決める。

・初日・2日目:診断先を訪問しヒアリングする。資料を分析する。

・3・4日目:グループで報告書の方向性を議論する。
報告書を作成し整合性の検討などを行い、報告書を完成させる。

・最終日:報告書を元に、診断先へプレゼンを行う。
無事にプレゼンを終えると修了証書を受け取ることができます。

中小企業診断協会が主催している実務補習のコースでは、「15日間コース」と「5日間コース」があり、自分の都合に合わせて選択可能です。
例えば、中小企業診断士の第2次試験に合格後、最短で資格を取りたいという方は、最も早い2月頃にスタートする15日間コースを受けることができますし、または、じっくりと実務補習を受けたいという方は、5日間のコースを3回受けるといった選択ができます。

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中小企業診断士の「実務従事」とはどのようなもの?

企業診断実務のノウハウ・ポイントを取得すること!

次に、中小企業診断士実務の「実務従事」です。

前述のとおり、中小企業診断士として登録するためには、実務従事をする、または実務補習を受講して登録の条件を満たす必要がありますが、一度登録すればそれでおしまいではありません。資格を保持し続けるためには、『登録して5年の間に、30日以上業務に従事すること』が条件となっています。
つまり、一度登録すればそれでいいというわけではなく、5年に一度の更新が必要になるのです。
この場合、コンサルティング会社に就職し、日々の仕事の中で中小企業診断士としての仕事に従事できる方は『診断助言実績証明書』を提出し、申請するだけで良いので特に問題はないです。
一方で、それ以外の仕事をしている場合、この『登録して5年間の間に、30日以上業務に従事する』という条件をクリアすることが難しいという声が多くあります。
そのため具体的には、下記のような方法で条件を満たすことになります。

・中小企業診断協会に加入して、各種研究会に所属、さまざまなコミュニティに参加することで実務従事を行うことができる案件への応募や紹介を受ける。
・知人や友人、親戚を頼って知り合いの中小企業の診断をする。
・中小企業診断協会のほか、民間の実務従事支援企業の有料実務補習を受け、上記と組み合わせてポイントを確保する。(中小企業診断士の第2次試験で筆記・口述の両試験を合格した方のみが受講可能。)

実務従事では、実際の業務同様に、中小企業に対する診断や助言、窓口相談などを行います。
実際に行うことで1日1ポイントが加算されます。
新規登録なら3年以内に15日分、更新の場合は30日分を確保することで、登録・更新が可能になります。

中小企業診断士として働く上で無くてはならない経営に関する知識やコンサルティングスキルなどを、実際の仕事を通して学ぶことでスキルアップを図ることが実務従事の目的です。
実務従事での経験を活かして実際の現場において専門家の目で中小企業を分析すること、そして発展させていくことが求められるのです。

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中小企業診断士の「実務補習」「実務従事」のまとめ

2次試験の合格後に「実務補習」と「実務従事」のどちらかは受講しなければ登録できない!

このように、中小企業診断士として登録されるため、更新するためには、第2次試験の合格後に、「実務補習」または「実務従事」で条件を満たすことが必須となります。
コンサルティング会社などで働いていたり、独立開業して中小企業診断士の仕事に従事していたりするのでなければ、なかなか実務従事の機会に恵まれないということも多くあります。
そのような場合は「実務補習」を受講する方が比較的条件を達成しやすいといえるでしょう。

中小企業診断士は、「経営の診断および経営に関する助言」を行うとても重要な役割を担います。
そのような仕事だからこそ、試験に合格したらそれで終わりではなく、5年に1度の更新制度が設けられています。
経営のあらゆる分野に関する知識、実務における戦略やコンサルティングスキルなどをしっかりと身につけ、スキルアップを図ることが大切なのです。

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