心理学を活かせる仕事・職種10選!

心理カウンセラー
心理カウンセラーは、悩みや不安を抱える人の相談に応じ、心の回復をサポートする専門職です。
相談内容は人間関係、仕事のストレス、家庭問題など幅広く、心理学の理論やカウンセリング技法を用いて対応します。
心理カウンセラーとして働くために必須の資格はありませんが、国家資格である公認心理師や、心理の資格として知名度の高い臨床心理士、そのほか認定心理士、メンタルケアカウンセラーなどの民間資格を取得することで信頼性が高まります。
人の気持ちに寄り添える方に向いている仕事です。
産業カウンセラー
企業や組織で働く人のメンタルヘルスやキャリアに関する相談に応じるのが産業カウンセラーです。
職場の人間関係や仕事のストレス、キャリアの方向性など、働く人が抱える悩みに対して心理学を基盤とした支援を行います。
資格としては日本産業カウンセラー協会が認定する産業カウンセラーが代表的で、企業の人事部やEAP(従業員支援プログラム)の現場で活躍します。
心理学を実際のビジネス現場で活かしたい人や、働く人の成長と健康に寄与したい人におすすめです。
スクールカウンセラー
スクールカウンセラーは、小学校・中学校・高校などに配置され、生徒の心のケアを行う仕事です。
不登校や友人関係の悩み、発達に関する相談などに対応し、必要に応じて保護者や教員とも連携します。
心理学を基盤としたカウンセリング技法を用いるため、専門的な知識とスキルが必須です。
公認心理師や臨床心理士の資格を持つ人が従事することが多く、教育現場で子どもの健やかな成長を支える重要な役割を担います。
子どもと関わる仕事に興味がある人に人気の職業です。
キャリアコンサルタント(キャリアカウンセラー)
キャリアコンサルタントは、就職・転職・キャリア形成に悩む人をサポートする専門職です。相談者の性格や適性を心理学的に理解しながら、将来の方向性やスキルアップの方法を一緒に考えます。
国家資格であるキャリアコンサルタントを取得すると、ハローワークや人材紹介会社、大学のキャリアセンターなどで働くチャンスが広がります。
心理学の知識を活かし、相談者が自分らしいキャリアを築けるよう支援できる点が大きなやりがいです。
子どもと関わる仕事(教師・保育士など)
教師や幼稚園教諭、保育士、放課後デイサービスの職員など、子どもと関わる仕事は心理学の知識を大いに活かせる分野です。
発達心理学や教育心理学を学ぶことで、子どもの成長段階に合わせた接し方や学習支援が可能になります。
また、子どもの行動の背景にある心理を理解することで、問題行動への適切な対応や、保護者との円滑なコミュニケーションにも役立ちます。
福祉・ソーシャルワーカー
ソーシャルワーカーは、高齢者、障害者、生活困窮者など、支援を必要とする人の相談に応じ、社会的な支援をつなぐ仕事です。
相談者の心理的背景を理解しながら、必要な福祉サービスを紹介・調整するため、心理学的な知識が大きく役立ちます。
特にカウンセリング技術やコミュニケーション力は欠かせません。
心理学の視点を持つことで、単なる制度の紹介ではなく、利用者の気持ちに寄り添った支援が可能になります。
人の生活を支えることにやりがいを感じる人に向いています。
おすすめ資格 社会福祉士、精神保健福祉士、社会福祉主事任用資格
セールス(営業職)
営業の仕事は、顧客との信頼関係を築き、商品やサービスを提案・販売することです。
営業には相手のニーズを正しく理解し、心理的な抵抗感を和らげるスキルが欠かせません。
心理学を学ぶことで、相手が納得しやすい説明の仕方や、信頼を得るためのコミュニケーションのスキルを身につけることができます。
また、行動心理学や交渉心理学を活かすことで、成果につながりやすくなるのも魅力です。
心理学を実務に直結させたい方に適した仕事といえます。
マーケティング・広告プランナー
マーケティングや広告の分野では、消費者心理を理解することが成功のカギになります。
なぜ人が商品を欲しいと思うのか、どんな言葉やデザインが心を動かすのか、心理学の知識をマーケティングに応用することで、より効果的に顧客の心をつかむ企画を提案できます。
クリエイティブな仕事をしたい人にもおすすめです。
人事・採用担当
企業の人事・採用担当は、従業員の採用・育成・配置などを行う仕事です。
面接や適性検査では心理学の知識が役立ち、応募者の特性や適性を見極める力が求められます。
また、社員のモチベーション向上や職場環境づくりにも心理学的な視点が活かせます。
特に産業・組織心理学の知見は、チームの生産性や社員の満足度アップにつながるでしょう。
研究者・大学教員
心理学の研究者や大学教員は、心理学の新しい知見を発見・発信し、学生を教育する役割を担います。
研究分野は臨床心理学、発達心理学、社会心理学、認知心理学など多岐にわたり、実験や調査を通じて人間の心と行動を科学的に探究します。
大学や研究機関での勤務が中心となり、論文執筆や学会発表も欠かせません。
心理学の専門知識を社会に還元できる仕事であり、学問的探究心の強い人におすすめです。
心理学を学ぶには?

心理学を学ぶ方法はいくつかあり、自分の目的やライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。
通信制大学で学ぶ
心理学を本格的に学びたい方には通信制大学がおすすめです。オンライン受講やテキストなどで自宅で勉強することができ、科目等履修生として入学すれば学びたい科目のみを選んで学ぶことができます。
本格的に学びたい方は、修得単位などの条件を満たすことで公認心理師、臨床心理士などの資格取得を目指すことも可能です。
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通信講座で学ぶ
心理学の通信講座は、自宅で手軽に学べる点が魅力です。教材が送られてきて、空いた時間に学習できるため、仕事や家事と両立しやすいのが特徴です。比較的リーズナブルで、基礎知識の習得に向いています。
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スクールで学ぶ
心理学スクールでは、通学型やオンライン受講で講師から直接学べるのが特徴です。実践的なワークやディスカッションが取り入れられることも多く、学びをすぐに日常や仕事に活かしやすいのがメリットです。
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心理学のおすすめ資格【大学で取得する資格3選】

公認心理師
公認心理師は、2017年に誕生した日本初の心理職の国家資格です。
医療、福祉、教育、司法、産業など幅広い領域で心理支援を行う専門職であり、心理学の分野で最も注目度の高い資格のひとつです。
資格を取得するには、大学で指定の心理学科目を履修したうえで、大学院に進学するか一定の実務経験を積んで国家試験に合格する必要があります。
臨床心理士
臨床心理士は、公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会が認定する民間資格ですが、心理職の中でも長い歴史と高い専門性を誇り、臨床心理学の知識と技術を活かして、心の病や不安を抱える人のカウンセリングや心理療法を実施します。
資格を取得するには、指定された大学院で臨床心理学を学び、修了後に資格試験に合格する必要があります。
医療機関や学校、福祉施設など幅広い場で活躍でき、臨床現場で心理支援を行いたい人に特に適した資格です。
国家資格である公認心理師と併せて取得する人も多くいます。
認定心理士
認定心理士は、日本心理学会が認定する心理学の資格です。
大学や通信制大学で心理学関連の科目を一定の単位数以上履修し、申請すること資格を取得することができます。
公認心理師や臨床心理士のように心理職に就くための資格ではありませんが、心理学の基礎知識を持つことを証明する資格として就職や転職活動でアピールできます。
心理学を社会人として学び直したい人や、心理系大学院への進学を考えている人にとっても役立つ資格です。
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心理学のおすすめ資格【通信講座で取得する資格3選】
メンタルケアカウンセラー
メンタルケアカウンセラーは、心理学の基礎をやさしく学べる入門的な資格です。
心理学を学ぶのが初めてという方も、通信講座を通じて、自宅で無理なく資格取得を目指せます。
学習では、図解やイラストを使ったわかりやすい教材や、動画解説を活用。
テキストで学んだ内容を確認レポートや修了認定テストで振り返ることで、理解を深めながらステップアップできます。
この資格を取ることで、自分自身の心の状態を見つめ直せるだけでなく、人の悩みに寄り添う力も養えます。
「心のセルフケアをしたい」「家族や周囲とのコミュニケーションに役立てたい」という社会人や主婦の方にもおすすめです。
おすすめ講座 【通信】メンタルケアカウンセラー(R)講座(ヒューマンアカデミー/通信講座)
おすすめ講座 【入門】こころ検定3級・4級対応 メンタルケアカウンセラー講座(TERADA医療福祉カレッジ/通信)
メンタルケア心理士
メンタルケア心理士は指定の通信講座を修了し、こころ検定®2級に合格することで取得できる資格です。
初心者からでも4ヶ月ほどで資格取得を目指すことができ、専門的な心理学の知識や、こころの不調を理解し支えるための実践的なスキルを身につけることができます。
学習は、図解やイラストを取り入れたテキストや動画教材を活用するので、初心者でも取り組みやすいのが特長です。
将来的にカウンセラーを目指す方や、「身近な人の支えになりたい」「心理学をもっと知りたい」という方にもおすすめです。
資格取得後はメンタルケア学術学会に入会でき、学会活動を通じて最新の知識に触れる機会も広がります。
おすすめ講座 【通信】メンタルケア心理士講座(ヒューマンアカデミー/通信講座)
おすすめ講座 【中級】こころ検定2級対応 メンタルケア心理士(R)講座(TERADA医療福祉カレッジ/通信)
メンタル心理カウンセラー
メンタル心理カウンセラーは、心理学の基礎から実践的なカウンセリングスキルまで幅広く学べる資格です。
指定の通信講座を受講し、在宅で試験を受けることで資格を取得できます。
指定講座ではストレスや不安など身近なメンタルヘルスの知識や、事例を用いたロールプレイを通じて、実際のカウンセリングに必要なスキルを養えます。
教材は、日常生活に即した例題が豊富なテキストと事例を解説した映像教材を組み合わせて学習。
専門用語もわかりやすく解説されているため、心理学を初めて学ぶ方にも取り組みやすい内容です。
資格取得後は、自分自身や身近な人の心のケアに心理学を役立てたい方や、将来敵にカウンセラーを目指したい方におすすめの資格です。
おすすめ講座 メンタル心理カウンセラー 資格取得講座〈25〉(資格のキャリカレ)
心理学を学べるおすすめスクール

ヒューマンアカデミー / 通信講座(通信)
心理系講座が21講座!あなたに合った講座が見つかる
スクールホームページ:
ヒューマンアカデミー / 通信講座
TERADA医療福祉カレッジ/通信(通信)
基礎から上級まで目的に合わせてコースが選べる!
スクールホームページ:
TERADA医療福祉カレッジ/通信
ヒューマンアカデミー 心理学講座(通学/全国)
カウンセラーとして必要なスキルを総合的に学べる!
スクールホームページ:
ヒューマンアカデミー 心理学講座
一般社団法人 Cocoloラーニングアカデミー(通学/全国)
少人数制でアットホーム。ビジネスや生活で使えるNLPを学ぶ!
スクールホームページ:
一般社団法人 Cocoloラーニングアカデミー
APC付属心理教育学院(通学/東京)
関東心理クリニックが母体だから、即戦力が身につく!
スクールホームページ:
APC付属心理教育学院(通学/東京)
リカレントメンタルヘルススクール(通学/全国)
メンタルヘルス対策のプロを育成する
スクールホームページ:
リカレントメンタルヘルススクール
TKN心理サロン(通学/大阪)
「心のドアを優しくノックできる」カウンセラーになろう!
スクールホームページ:
TKN心理サロン
まとめ
心理学を活かせる仕事や職業は、カウンセラーや教育、福祉の専門職だけでなく、営業や人事など幅広い分野に広がっています。
心理学の知識を持つことで、仕事のストレスケアに役立ったり、人との関わり方やコミュニケーションの質が向上し、職場での成果や信頼にもつながります。
また、資格取得を目指すことで、心理学への理解を深め、専門性を示しながらキャリアを広げることも可能です。
心理学の知識は、さまざまな仕事で強みになるでしょう。










