【2024年】心理学が学べる通信制大学20校！社会人におすすめスクーリングなしの大学も紹介

心理学を通信制大学で学ぶメリットは？

通学制よりも学費が安い！

まず、心理学を通信制大学で学ぶメリットとして、通学制よりも通信制の方が学費が安いことが挙げられます。

通学制の場合、一般的に国立大学で82万円、私立大文系で115万円ほどの初年度学費がかかります。
これを4年間と考えると結構な金額になります。

それに比べて通信制大学の場合、初年度で学費は16～37万円程度となっているので、その差は歴然です。
通信制大学によっては奨学金制度が設けられている学校もあります。

他に、成績優秀者には、授業料が減額されることもあるようです。

通学制と同様、学士の学位取得が可能

通信制大学は、正規の大学教育課程として文部省（文部科学省）に認可されているので、卒業すれば通学制と同じように学士の学位を取得が可能です。

書類選考のみで入学可能

また、通信制の大学は通学制の大学と違い、入学試験がありません。
大半の通信制大学は、書類選考のみで入学が可能なので、入学までの準備に時間が取られないこともよい点です。

社会人として働きながらでも学べる！

社会人として働きながらでも心理学を勉強できるという点で、メリットとして挙げられるでしょう。
社会人になってから大学で心理学を勉強したいと思っても、通学制だとなかなか時間が取れなかったりします。
仕事を辞めないと、大学に通うのは現実的に厳しいのではないでしょうか。

生活スタイルに合わせられる

しかし、通信制大学なら大半が自宅学習となるので、仕事をしながらでも心理学を学ぶことが可能です。
また、最近では通学不要の通信制大学などもあるので、自身の生活スタイルに合ったものを選んでみてください。

通学スクーリングなしで卒業が可能な心理系通信制大学

関連記事 スクーリングなしで学べる通信制大学11選

心理学が学べるおすすめの通信制大学は？

ここでは、おすすめの通信制大学を厳選して4つ紹介します。

産業能率大学 通信教育課程

産業能率大学 通信教育課程では、心理を学べるコースを3つ開講しています。

学べるコース（1）心理カウンセリングコース

心理カウンセラーになるために必要な心理学をはじめ、カウンセリングの体系的な理論や手法、マネジメントの知識が習得できるコース。
「認定心理士」の資格が取得できるそうです。
臨床心理士資格を目指す方は、心理学の基礎を学んで将来大学院に進む道が選べます。

学べるコース（2）心理マネジメントコース

家庭心理学、ビジネス心理学など、さまざまなテーマの人間の心理と行動について学びます。
ビジネスの場や日常生活のなかで、人間心理に関わる知識を利用し問題解決のできる実践的な能力を養うコースとされています。

学べるコース（3）健康・福祉マネジメントコース

認定心理士対応科目を増強し、心と身体の健康について理解を深めるコースとされています。
また、高齢社会の諸問題についての理解も深められます。

メリット（1）3年次編入学、大学院への進学が可能

通信制大学への入学を目指す方の多くが「4年も続けられるのか」、「途中で職場や生活の環境が変わると続けられないかもしれない」という不安を持っているでしょう。

産業能率大学は、同じ学校法人のなかに「4年制の大学」と「2年制の短期大学」を併せ持つという特徴のある通信制大学です。
そのため、短大や専門学校からの3年次編入学が可能となっています。

4年間通信制大学で学び続けられるか不安な方は、まず短期大学を2年間で卒業し、大学に3年次編入学して、合計4年間での大学卒業資格を目指す方法がおすすめとされています。
短期大学からの入学をご検討の方は、「自由が丘産能短期大学 通信教育課程」についても併せてご確認ください。

さらに学びたい場合、大学卒業後に通学制の産業能率大学院への進学も可能です。
短大、大学、大学院と進むことで、短期大学士、大学士、修士の学位を取得できます。

メリット（2）魅力的なスクーリング

産業能率大学にはスクーリングがあることが大きな魅力・特徴だと言われているそうです。
スクーリングは、通学型のほか、オンデマンド型のiNetスクーリング、第一線の実務家による講義や演習を受けられる特設スクーリングなどが実施されています。

メリット（3）資格を単位に認定

また、簿記検定、日本漢字能力検定、看護師試験、実用英語技能検定、宅地建物取引士、保育士試験などで資格等をすでに取得している場合、30単位を上限とし、「技能審査（資格試験等）」の単位認定が実施されるそうです。

費用

大学3年次編入学（2年間）の場合

入学金

30,000円

授業料

年額200,000円／2年総額400,000円

書類選考料

10,000円

編入料

20,000円

大学1年次入学（4年間）の場合

入学金

30,000円

授業料

年額200,000円／4年総額800,000円

書類選考料

10,000円

大学詳細 産業能率大学 通信教育課程

大学ホームページ：
産業能率大学 通信教育課程

自由が丘産能短期大学 通信教育課程

2つ目は、自由が丘産能短期大学 通信教育課程です。
こちらは産業能率大学の短期大学部となっています。

通信教育課程の心理学には、2つのコースが設けられています。

学べるコース（1）心理学基礎コース

認定心理士対応科目を増強し、人間関係の心理学や学習心理学、福祉心理学など多様な心理学の基礎知識と、実際のコミュニケーションに活かすスキルを身につけるコースとされています。
また、経営マネジメントに関する知識を合わせて学習し、ビジネスシーンで活躍できる能力を高めます。
産業能率大学通信教育課程の他コースへ3年次編入学するための基礎力も習得できるそうです。

学べるコース（2）女性のためのキャリアアップコース

組織社会や就業環境などの変化を理解することで、キャリアデザインの方法を学ぶコースです。
コミュニケーション力や業務マネジメント力などのビジネスに必要なスキルを高められるでしょう。

費用

入学金

30,000円

授業料

年額200,000円／2年総額400,000円

書類選考料

10,000円

大学詳細 自由が丘産能短期大学 通信教育課程

大手前大学 通信教育部

大手前大学 通信教育部は、本格的な心理学分野の通信教育を関西で初めて設置したとされる通信制大学です。

メリット（1）必修科目がない

現代社会学部 現代社会学科の心理学科目には、基礎科目から心理学各論まで充実した150科目ものカリキュラムが用意されており、必修科目が設定されていません。
基礎から専門に至るまでの各科目から、自分の興味のあることだけを幅広く学べるそうです。

メリット（2）通学スクーリングなしで卒業が可能

このカリキュラムには、すべてにeラーニング教材が用意されているため、通学不要で卒業が可能です。
スクーリングの単位も在宅学習が可能なメディア授業で取得が認められているため、忙しい方、遠方の方でも学びやすいという特徴があります。
(※認定心理士取得を目指す場合は、通学スクーリング必須。)
学生満足度は93.9％と高く、授業だけでなく試験もオンラインで受けられるそうです。

メリット（3）認定心理士と大学卒業資格が最短1年で取得可能

大手前大学では、最短1年で「認定心理士」と「大学卒業」の2つの資格を取得できるとされています。
その理由は、大学編入時にこれまでに習得した単位が入学区分に応じて一括で認定されるからです。
例えば、短期大学卒業であったり、大学を中退した場合であっても、それらの単位を活かし、1年次から4年次まで、各年次への編入が可能とされています。
編入学をおこなう場合、この制度を活用すればこれまでの学歴を最大限に活かせるだけでなく、入学後の負担を減らすことができます。

サポート体制

また、学修や学生生活のサポート、キャリアサポートなど、通信教育での不安を解消するサポート体制が整っているそうです。

費用

入学金

20,000円（入学年度）

在籍料

24,000円（年度額）

学費

326,000円（年度額）
※教材費、スクーリング受講料、単位習得試験受験料込み。

同窓会費

10,000円（卒業年度））

大学詳細 大手前大学 通信教育部

東京未来大学 通信教育課程

東京未来大学 通信教育課程は、心理学の数多い領域に対応できるのを強みとされています。
各自のニーズや経歴に合わせて、1年次入学のほか、学年次編入や科目等履修生など3つの学習スタイルを持つ通信制大学です。
心理学は、「こども心理学部」と「モチベーション行動科学部」で学ぶことができます。

学部（1）こども心理学部

乳幼児・児童期を中心とした子どもたちに焦点をあて、心の発達と知的発達のメカニズムを理解し科学としての心理学を学ぶ学部とされています。

学部（2）モチベーション行動科学部

モチベーションを核とし、心理やコミュニケーション、経営、教育領域からの科学的アプローチを提供する学部とされています。

メリット（1）オリジナル学習システム

ここでは、「2セメスター・8ターム制」というオリジナル学習システムが採用されています。
これは1年を2つのセメスター（春学期・秋学期）に分け、それぞれを4タームに分割し、短期集中で着実に単位を修得していく制度です。
約1ヵ月の1タームで最大2科目を履修、タームごとに中間試験と単位修得試験がいずれもWeb試験でおこなわれるそうです。
この制度の採用により、単位修得率は86.6％と非常に高くなっているとのことです。

メリット（2）マンツーマンのサポート

また、キャンパスアドバイザーによるマンツーマンでのサポートがあることも特徴です。
「学習の進め方がわからない」、「モチベーションがあがらない」など、さまざまな悩みに対応してくれるそうです。

費用

入学金

30,000円

編入学金（3年次編入学）

50,000円

授業料

春学期：78,000円
秋学期：78,000円

スクーリング料／単位

講義・演習科目：7,000円
実技・実験科目：10,000円

教材費

1,500～3,000円程度（科目により異なる）

大学詳細 東京未来大学 通信教育課程

心理学が学べる通信制大学20校を学校ごとに比較！

心理学が学べる通信制大学は、全国で約20校ほどあるようです。（2022年11月時点、募集停止中の大学もあります）

それぞれ、学べる内容や、学費にも差があります。
心理学が学べる通信制大学を学部・学科、学費で比較してみましょう。

※すべて正科生の場合です。
※費用は時期によって変更になっている可能性もございます。詳しくは大学の入学案内やホームページをご確認ください。

心理学の通信制大学を選ぶ際に注意すべきポイント

通学スクーリングが必要かどうかを確認

通信制大学で心理学を学ぼうと考えたときには、まず通学スクーリングが必須かどうかを確認するようにしましょう。

通信制は自宅学習が主になるものの、単位の4分の1程度はスクーリング科目と呼ばれる対面授業で取得しなくてはならないと定められています。

大学により異なりますが、オンラインやオンデマンドの講義でスクーリング単位を取得できる場合も増えています。
そういった学習方法を利用すれば、通学スクーリングなしで卒業が可能になります。

通学するのが難しい方は、こういった大学を選ぶと学習の負担を軽減できます。

取得を目指す資格によっては通学での対面授業が必須となる場合もあります。
対象になるかどうかは、出願前に大学へ確認しておきましょう。

通学スクーリングへ参加する場合、スケジュールや会場はどうなっているかを確認

通学スクーリングへ参加する場合は、開講スケジュールと会場を確認することをおすすめします。

通学が必要な場合も、社会人が受講しやすいように週末や夜間に講義がおこなわれる大学も多くなっています。

受講する会場が通える範囲にあるかどうかも重要なポイントです。
自宅学習が大半だからと遠方でしか開講しない通信制大学を選んでしまうと、スクーリングに通うことが困難になるかもしれませんので注意しましょう。

目指せる資格をチェック！

通信制大学によって目指せる資格は異なるので、入学前に必ず自分の目的に合った資格が取得できるかを確認しましょう。
取得できる資格は、例えば認定心理士、応用心理士、心理相談員、心理判定員、児童心理司、学校心理士などさまざまです。
まだ、自分がどのような資格を取りたいのかはっきりしないという方は、多くの資格が取得できるような大学を選ぶと、選択肢が広がるかもしれません。

関連記事 
認定心理士の資格取得
公認心理師の資格取得

公認心理師資格を目指す場合、対応カリキュラムがあるか要チェック！

2017年にできた心理系で初めての国家資格「公認心理師」にカリキュラム対応している通信制大学もあります。
ただし、まだ対応していない大学も多いのが現状となっています。
将来的に公認心理師の資格取得を目指したい方は、対応カリキュラムがあるかどうかを必ず確認しましょう。

公認心理師に対応している通信制大学

現時点で公認心理師の対応カリキュラムがある通信制大学を紹介しますので、参考にしてみてください。

※詳細については各大学の入学案内資料やHPをご覧ください。