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専門学校コラム

専門学校の入試は難しくない?入試方式や出願スケジュールを徹底解説!

専門学校の入試は難しくない?入試方式や出願スケジュールを徹底解説!

「大学の入試の情報はたくさんあるけれど、専門学校の入試の情報は少ない……」

そう感じる方は多いのではないでしょうか?

この記事では、専門学校への入学を目指す高校生や社会人の方のために、入試方式の種類からスケジュール、試験内容、難易度などを分かりやすく解説しています。

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そもそも専門学校とは?

専門学校とは、大学と同じ「高等教育機関」の一つであり、特定の職業や技術に直結した知識やスキルを修得するための教育機関です。

全国に約2800校設置されており、調理、医療、デザイン、IT、美容など、さまざまな分野に対応しています。大学に比べると実習などの実践的なカリキュラムが中心であり、就職や職業を意識した指導が行われるのが特徴的です。

文部科学省が定めた「認可校」では、卒業時に「専門士」という称号を得ることができ、大学卒業と同等の扱いを受けることができます。修業年限は分野によって1年制から4年制まで様々な学科が存在し、大学よりも短期間で専門力を身につけたい人にとって、非常に魅力的な進路の一つです。

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専門学校の入試方式の種類

専門学校の入試にはいくつかの方式があり、どの方式を選ぶかによって準備の内容や出願時期が異なります。

AO入試(総合型選抜)

AO入試はアドミッションズ・オフィス入試のことで、「人物重視」で選考される入試のことです。学力だけではなく受験生の適性・意欲、学校の求める人物像に対してマッチしているかを重視するため、選考は志望理由書・小論文などの書類審査や面接により行われることが多いです。ただし医療系や一部の学科では、国語や英語などの学科試験、小論文などの筆記試験が課されることもあります。

学校によってはオープンキャンパスや体験授業への参加が出願の条件になっている場合もあり、「その学校で学びたい」という意欲と積極性が求められます。

AO入試には正式に出願する前に「AOエントリー」があるのが特徴です。これはAO入試の受験をあらかじめ登録しておく制度であり、多くの学校では6〜7月頃から始まります。専門学校の入試の中では一番早く始まり、エントリーすることにより入学金の減免などの特典制度を設けている学校もあります。早く進路を決めて進学の準備に入りたい人にはおすすめです。

AOエントリーをオープンキャンパスでそのまま提出できる学校もありますが、本当にこの学校で学びたいのかをよく考えてから提出するようにしましょう。

また、2021年度の入試より大学のAO入試が「総合型選抜」と名称変更が行われたことを受けて、AO入試の名称を「総合型選抜」と改めている専門学校もあります。

推薦入試

推薦入試は高校からの推薦を受けて出願する方式で、学校推薦・自己推薦・指定校推薦の主に3つがあります。出願時には、高校3年間の成績や出席状況などの条件があることがほとんどです。順番に紹介します。

学校推薦

学校推薦は、高校からの推薦を得て出願する方法で、「評定平均が3以上」などの条件があるのが一般的です。10月ごろから出願が開始されることが多く、専願のみの受付が中心となります。

受験には高校の推薦状を必要とし、事前に担任や進路指導の先生に相談する必要があります。書類審査に加えて面接・小論文・適性検査などが入試に必要になる場合もあるので、事前に確認しましょう。

自己推薦

自己推薦は、高校からの推薦を受けず、自分自身の意志で出願する方式です。自己推薦入試では高校からの推薦状は必要ありません。

部活動やボランティア活動、資格の取得など、自分の頑張りや強みをアピールすることが重要です。志望動機や将来への意欲を、書類や面接でしっかり伝えられるよう準備を整えましょう。

指定校推薦

指定校推薦は、専門学校があらかじめ指定した高校の生徒にだけ与えられる推薦枠のことです。出席日数や高校3年間の成績で推薦条件が決められていることも多く、担任や進路指導の先生への相談が必ず必要です。

学内で定員が限られており、学校ごとに出願条件や校内選抜が設けられていますが、指定校推薦が決まればほぼ合格が決まる非常に有利な入試でもあります。通ってる高校が志望する専門学校の指定校に入っているかどうかは、進路指導の先生に確認してみましょう。

一般入試

一般入試は筆記試験や面接を通して、学力や意欲を総合的に評価する一般的な入試方式です。

出願時期は入試の中でも比較的遅く、秋〜冬にかけて行われることが多いため、他の入試で不合格だった場合の再チャレンジとして受ける人もいます。試験科目は学校によって異なり、国語や英語、小論文などが中心で、事前に出題内容や形式を調べて対策することが重要です。

社会人入試

社会人入試は、現在仕事をしている人や一度社会に出てから再進学を目指すなど、既卒者を対象とした入試方式です。

主に面接と志望理由書によって選考され、学力よりも社会経験や今後の目標に重きを置かれる傾向があります。学び直しやキャリアチェンジを目指す人にとって、年齢や経歴にかかわらずチャンスを与えてくれる柔軟な制度です。

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出願から入試までの流れとスケジュール

専門学校の入試は、方式によって多少の違いはあるものの、基本的な流れは共通しています。スケジュールを把握しておけば、余裕を持って準備が進められます。ここでは一般的なステップを3つの段階に分けて解説します。

エントリー・出願時期

AO入試では6月〜8月ごろにエントリーを受け付け、9月以降に出願を行うのが一般的です。

一方、推薦入試や一般入試は10月〜12月ごろに出願期間が設定されていることが多く、学校によっては1月以降にも実施されます。いずれの方式でも、募集要項の公開時期(春〜初夏)から情報収集を始めておくのがベストです。

エントリーと出願は混同しやすいので、書類の提出時期や必要な準備をよく確認しておきましょう。

試験日と試験内容

出願後、各学校が指定する試験日に筆記試験・面接・書類審査などが行われます。

専門学校の入試は面談形式の評価が中心となる場合が多いですが、医療系や一部の学科では国語や英語、小論文などの筆記試験が課されることもあります。

また試験日は出願方式ごとに異なり、複数の学校を併願する場合は日程調整が必要になるため、事前にカレンダーに書き出して整理しておくと安心です。

合格発表と入学手続き

合格発表は試験日から1〜2週間後に通知されるケースが多く、郵送またはWebでの発表となります。

合格後は、入学金の納入や必要書類の提出などの入学手続きが必要となり、指定された期限を過ぎると入学が無効になることもあるため注意が必要です。また、合格後すぐに教材費や制服代などの追加費用が発生する学校もあるため、あらかじめ費用面の確認もしておきましょう。

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専門学校の入試内容

専門学校の入試では、学力よりも意欲や適性を重視する傾向がありますが、入試方式によっては一定の試験が課されることもあります。ここでは、よく実施される4つの試験内容について、それぞれのポイントと対策を紹介します。

書類審査

書類審査とは、出願時に提出する「志望理由書」「調査書」「推薦書」などが対象です。特に志望理由書では「なぜこの学校で学びたいのか」「将来どんな職業に就きたいか」といった内容が重視されます。記入内容の丁寧さや論理性も見られるため、出す前に先生に添削をお願いすると良いでしょう。

推薦入試では、高校から送られる3年間の成績(評定)や在学中の成績や出席状況が選考材料となります。

面接試験

面接には「個人面接」「集団面接」「討論面接」といった種類がありますが、専門学校の入試で一般的なのは複数対一で行われる「個人面接」です。

面接では、志望動機や自己PR、高校生活で学んだこと、入学後にやりたいこと、などがよく質問されます。事前に質問への答えを考えておき、自分の言葉で答えられるよう、よく練習しておくことが大切です。

また質問の内容を掘り下げるような質問が出されることもあるので、進路指導の先生や担任の先生に模擬面接を行ってもらって練習しておくと安心です。身だしなみや態度、言葉遣いも評価対象になるので、当日は服装や態度に注意しましょう。

筆記試験

主に一般入試や一部の推薦入試で実施されます。学科によってはAO入試でも筆記試験が課される場合があります。

科目は国語や英語、小論文などが一般的で、基礎的な学力を見るための内容になっていることが多いです。専門的な知識ではなく、高校での基礎学習を理解しているかどうかが問われるため、難易度はそこまで高くありません。

作文・小論文

専門学校の入試では、「志望動機」や「将来の夢」「あなたの考えを述べよ」といったテーマで作文または小論文が課されることがあります。

文章構成力や論理的思考力に加え、自分の意見をわかりやすく伝える力が求められます。いきなり書くのは難しいため、普段からニュースや社会問題などに関心を持ち、自分の言葉で意見をまとめる練習をしておくと安心です。時間配分にも注意しましょう。

専門学校の入試の難易度は?

専門学校の入試は、大学入試と比べて「そこまで難しくない」と言われることが多いです。筆記試験がある場合、内容は高校の基礎学力を確認する程度の難易度が多く、そもそも面接や書類審査だけで選考される学校も多いのが特徴です。

ただし油断は禁物です。人気の分野や学校では、志望者が多く、倍率が高くなる傾向もあります。AO入試や推薦入試でも、志望理由の明確さや受け答えの内容で差がつくことがあるため、準備は万全に整えましょう。

「難易度が低い=対策不要」ではなく、自分の志望校や受験方式に応じた対策をしっかり行うことが重要です。面接では将来の夢や学ぶ意欲を、自分の言葉でしっかりと伝えられるように準備しておきましょう。

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入試でよくある不安とその解消法

専門学校の入試は大学入試よりハードルが低いと言われる一方で、進学を控えた受験生にはさまざまな不安がつきものです。ここでは、特に多くの人が抱きがちな不安と、それに対する解消法を紹介します。

成績不良や欠席が多いと不利?

推薦入試の場合、推薦要件に成績や出席日数の条件が定められていることがあり、この条件を満たしていない場合、そもそも推薦入試を受けることが出来ません。

AO入試では、調査書の内容(成績や出席状況)が重視されることがありますが、専門学校の入試は成績だけで合否が決まるわけではありません。面接や志望理由書など、本人の熱意や目的意識が評価される場面も多く、過去よりも「これからどうしたいか」が重視されることが多いです。

欠席が多かった理由がある場合は、正直に伝えることも誠実な印象につながります。

面接が苦手でも大丈夫?

緊張してうまく話せないのではと不安になる人も多いですが、面接官は完璧な答えよりも「その人らしさ」や「真剣さ」を見ています。

事前に想定質問を考えておき、友人や先生と模擬面接を重ねることで、緊張感にも慣れることができます。聞かれたことに対して素直に、自分の言葉で答えることが大切です。

学力に自信がないけど合格できる?

専門学校の入試では、入試に学科試験のない学校・学科が数多くあります。特にAO入試では面接での人柄や意欲・熱意が重視されることが多いので、学力に自信がなくても大丈夫です。

また、一般入試や推薦入試で筆記試験がある場合も、基本的な学力を確認する程度の問題が多く、難問が出題されることは稀です。

ただし学科によっては、資格試験などに合格するためにも最低限基礎的な学力が求められます。入試で学科試験がなくても、入学した後に勉強についていけるかどうか不安な人は、事前にオープンキャンパスでどういった勉強をするのか確認することが大切です。

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不安を減らして入試準備を始めよう

専門学校の入試は、大学受験とは異なり、人物評価や意欲を重視する場面が多いのが特徴です。入試方式もさまざまで、AO入試や推薦入試など、自分の強みや状況に合わせて選べます。

まずは志望校の募集要項をチェックし、自分に合った入試方式を見つけて、合格を目指しましょう。

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