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専門学校コラム

専門学校の志望動機はどう書く?例文付きでわかりやすく解説

専門学校の志望動機はどう書く?例文付きでわかりやすく解説

専門学校の受験では、ほとんどの場合「志望理由書」の提出が求められます。いざ「志望動機を書いてください」と言われても、何から書けばよいか分からない…そんな悩みを抱える人も多いのではないでしょうか。

この記事では、専門学校の志望動機を書くための準備や考え方、分野別の例文まで丁寧に紹介します。

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専門学校の志望理由書(志望動機)とは?

面接

志望理由書(志望動機)は「なぜその学校へ進学したいのか」「学校でどのようなことを学びたいのか」といった志望理由や動機を記載する書類です。専門学校を受験する時に提出を求められることが多く、その後の面接試験の質疑応答で参考にされることもあります。

基本的には「学校(学科)を志望した理由」と「根拠(具体エピソード)」「学校に入ったらどんな学びを得たいのか」を記載します。自分の思いを自分の言葉で伝えることが重要です。

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専門学校の志望動機を書く前の準備

志望動機を書くには、いきなり文章を書き始めるのではなく、事前にしっかりと自分自身の考えを整理することが重要です。ここでは具体的な準備について紹介します。

自分自身の経験を振り返る

まずは自分自身の経験を振り返ってみましょう。

これまでの学校生活や部活動、アルバイトなど、自分が興味を持ったことや頑張ってきたことは何でしょうか。何に熱中していたか、どんな時に達成感を感じたか、忘れられない出来事など、箇条書きでもいいので書き出してみましょう。

自身の経験を振り返ると、自分の得意なことや大切にしていることが見えてきます。十分に振り返りをしたら、次は「どうして自分がその学校(学科)を目指すのか」という志望理由につながる思いや出来事は何かを考えると良いでしょう。

職業理解をする

志望する分野や職業について、どんな仕事内容なのか、どんなスキルが求められるのかは事前に調べておくことが大切です。

業界研究やインタビュー記事を読んだり、オープンキャンパスで話を聞いたりすることで、よりリアルな理解が深まります。実際にその職業についた先輩の声は学校のパンフレットやホームページにも掲載されていますし、現場の声はネットやSNSで検索するのも良いでしょう。

ただしSNSやネットの声は誇張されていたり、虚偽のケースもあるので、鵜呑みにせず客観的な視点で一歩引いて見るようにすることが大切です。

学校のことを知る

学びたい分野・職種の学校は複数あることがほとんどです。職業に加えて、自分が進学したい学校のこともよく調べておきましょう。特に下記の情報は必ず調べておくことをおすすめします。

  • 学校独自の授業やカリキュラム(特色となるカリキュラムはホームページやパンフレットに大きく記載されているケースが多いです)
  • 取得できる資格
  • 教育理念(その学校が大切にしたいことが書かれています)
  • 施設や設備
  • 先生の専門分野
  • 在校生や卒業生の声
  • 就職実績

公式サイトやパンフレット、体験授業などから情報を集め、自分の目標と重なる点を探しましょう。

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志望動機を書く時に整理したい3つのポイント

効果的な志望動機を書くには、自分の考えや希望を整理し、伝わりやすく構成することがポイントです。以下の3つを意識してみましょう。

なぜその分野・職業を選んだのか

自分が目指す職業や学びたい分野に興味を持ったきっかけや理由は、具体的に書けるようにしましょう。事前に振り返った自分自身の経験の中で、きっかけになるような出来事があった場合は、それらをまとめます。

誰かの影響や具体的な出来事、自分の性格や興味など、動機の背景を伝えることで説得力が増します。

なぜその学校を選んだのか

数ある専門学校の中で、なぜその学校を志望したのかを明確にすることも、志望動機を書く前に整理したい内容です。カリキュラムの内容や資格取得のサポート、就職実績など、具体的な魅力に触れるとより伝わりやすくなります。

実際にオープンキャンパスでその学校の先輩たちと話をして憧れて、といった理由もあるかもしれません。

将来の目標と学校で学びたいこと

将来の目標や、学校で学びたいことなども明確にしておくことが重要です。

専門学校はその分野のプロを育てる学校です。入学がゴールではなく、その後の卒業・就職を目指します。そのため、卒業後にどのような職業につきたいのか、そのために学校でどんなことを学びたいのかを明確にしておきましょう。

目標がはっきりしていれば、学校側にも「本気度」が伝わります。

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文章構成のコツ

志望動機をより伝わりやすくするためには、文章構成にも気を配ることがポイントです。ただ思いついたことを書き連ねるだけでは、読み手に意図が伝わりづらくなってしまいます。

ここでは簡単に3つのポイントをご紹介します。

結論を先に書く

読み手に内容をすばやく理解してもらうためには、最初に結論を述べる「結論先行型」の文章が有効です。

「私は〇〇の分野に強い興味があり、貴学を志望しました」「私は将来〇〇(職業名)になるために、貴学を志望しています」といったように、冒頭で要点を示すことで、その後の説明がより明確になります。

具体例を書く

結論・主張には具体的な理由が必要です。「私は将来〇〇(職業名)になるために、貴学を志望しています」と最初に書いたあとには、「なぜならば〜」と続き、結論や主張を補強する具体例を添えます。

ここで自分の経験やエピソードを具体的に書くことで、志望動機に説得力が増します。たとえば、「子どものころから家族に料理をふるまうのが好きだった」「学校の職業体験で介護の現場に触れて感銘を受けた」など、実際の出来事を交えて書くと、読み手に熱意が伝わりやすくなるでしょう。抽象的な表現は避け、具体性を持たせることを意識しましょう。

文末表現は統一する

「〜と思いました」「〜と考えます」など、文末表現や文体は統一するようにしましょう。特に「〜だ」「〜だと思う」と「〜です」「〜だと思います」といった丁寧語が混ざると、文章としてちぐはぐな印象になります。

文末表現を揃えることで、文章全体のリズムが整い、読みやすさが向上します。また、丁寧語・敬語を使うことで、誠実な印象を与えることができます。文章の途中で「〜だと思う」「〜である」などの文体が混在すると、違和感を与えてしまうため注意が必要です。

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志望動機を書くときのテクニック

より印象的な志望動機に仕上げるには、いくつかのテクニックを意識すると効果的です。

エピソードや体験談を取り入れる

志望理由書では誰もが当てはまるような内容ではなく、あなた自身の経験や思いを記載することが重要です。そのため志望理由書には、その学校や学科を志望する理由を補強する自分の体験に基づいたエピソードを取り入れましょう。

自分の体験を盛り込むことで、リアリティと説得力が増します。その出来事をきっかけにどんなふうに心が動いたのか、変化があったのか、具体的にどんな場面でそう思ったのかなど、具体的に記載するのがポイントです。

将来像と結びつけて具体性を出す

志望理由書では、自分の未来にも視点を向けることが大切です。その専門分野の技能を身につけて何をしたいのか、またその職業についてどんな仕事がしたいのか、など学びたいことと自身の将来像を結びつけて書くことで、目的意識の強さが伝わります。

自分がどんな人になりたいのか、そのために何をしたいのかを明確にしましょう。

曖昧な表現を避ける

具体的に文章にする時には「すごい」「がんばりたいと思います」など、曖昧で抽象的な表現は避け、具体的な言葉で表現しましょう。「どのように」「なぜそう思ったか」まで書くことが大切です。

「家から近い」「興味がある」など、動機が曖昧だと印象が弱くなります。また、使い回し感のある文章やテンプレートそのままの表現も避けましょう。

自己PRとの違いにも注意

自己PRは「自分の強みをアピールすること」、志望動機は「なぜその学校を選び、何を学びたいか」を伝えるものです。

どちらも自身の経験を振り返って記載をするので混同しがちですが、自己PRでは「自分の性格や強み」「経験や実績」「その分野を目指す上で活かせそうな強み」など自身を中心に記載するのに対して、志望動機では「その学校(学科)に進学したいと思ったきっかけ」「その学科でどのようなことが学びたいのか」など学校や学科を目指す理由を中心に記載を行います。

内容が混同しないように意識しましょう。

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【分野別】志望動機の例文まとめ

ここでは、実際に使える分野別の志望動機の例文を紹介します。自分の志望分野に近い例を参考にしながら、自分らしい表現に置き換えてみてください。

医療系の例文

私は子どものころから家族が病気で通院する姿を見て、「医療で人を支えたい」と思うようになりました。中でも看護師になりたいと思ったのは、家族の通院時に看護師さんが優しく支えてくれる姿を目にしてからです。つらそうだった家族が看護師さんがくるとホッとした表情になるのをみて、「自分もこんなふうに誰かを助けたい」と感じました。○○専門学校は実習が豊富で、先生方のサポートも手厚いと知り、ここで学びたいという気持ちが強くなりました。将来は地域医療に貢献できる看護師を目指しています。

ゲーム系の例文

私は子どものころからゲームが大好きで、自分で作ることにも興味を持つようになりました。高校では情報処理部に所属し、プログラミングやグラフィックにも触れてきました。また、簡単なプログラムでオリジナルゲームを作った達成感から「もっと本格的に学びたい」と思うようになり、ゲーム分野を志望しました。将来は多くの人に楽しんでもらえるゲームを作り、ワクワクを届ける仕事がしたいです。そのためには、企画から制作まで幅広く学び、実践的なスキルを身につける必要があります。○○専門学校は制作環境が整っており、現場で活躍している講師から学べると知り、ここで学びたい気持ちが強くなり、貴学を志望しました。

ファッション・美容系の例文

私は子どものころから服やメイクに興味があり、友だちのコーディネートを考えたり、自分でアレンジしたりすることが大好きでした。人をおしゃれにすることで笑顔が増える瞬間がうれしくて、「ファッションを通して人を輝かせたい」と思うようになりました。貴学は実習が多く、講師の方も業界経験が豊富だと知り、最新の技術やセンスを現場で学ぶことができると感じました。将来はトレンドを取り入れながら、その人らしさを引き出せるスタイリストになりたいです。

観光・ブライダル・ホテル系の例文

旅行好きな両親の影響で、小さい頃から観光やホテルの仕事に関心がありました。家族旅行のときにホテルのスタッフやガイドさんのおもてなしに感動し、「自分も人を笑顔にできる仕事がしたい」と思うようになりました。観光やホテルの仕事は、世界中の人と出会い、さまざまな文化に触れながら心に残る体験を提供できるところに魅力を感じています。将来は海外からのお客様にも対応できるホテリエとして活躍し、多くの人に喜ばれる存在を目指しています。○○専門学校を志望したのはインターン制度や実習が充実していて、英語教育に非常に力を入れている点がとても魅力だと感じたからです。

保育系の例文

私は子どものころから小さな子どもと遊ぶのが好きで、近所の子どもたちと関わる中で「子どもの成長を支える仕事がしたい」と思うようになりました。保育士の仕事は、子どもの毎日の小さな成長を見守り、家族とも協力しながら安心できる環境をつくることだと感じています。将来は、子どもたちが笑顔で過ごせるよう寄り添える保育士を目指しています。そのために、現場での実習を通して実践力を養い、子どもへの接し方を深く学びたいです。貴学の保育実習は園内の保育園でサポート体制も整っていると知り、安心して学べると思い志望しました。

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自分らしい志望動機で合格を目指そう

勉強する女性

志望動機は、自分の想いを伝える大切な文章です。現在は生成系AIなど便利なツールがたくさん出ていますが、誰でも書ける内容では想いは伝わりません。

志望理由書の正解は書く人の数だけあります。自分の体験や将来像に正直に向き合い、自分らしい言葉で表現することが、合格への第一歩となるでしょう。

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