
専門学校の面接で差がつく!質問・回答例・服装マナーをまるっと紹介
専門学校の入試では、面接が行われることが一般的です。
面接にはさまざまな形式があり、学校や学科によって異なるため、事前の情報収集が非常に重要です。
この記事では、面接の形式やよくある質問と回答例、また面接時のマナーなどをそれぞれ解説します。
面接の形式

専門学校の面接には主にいくつかの形式があり、「個人面接」「集団面接」「討論面接」といった種類が代表的です。
どの形式でも受験生の態度や表現力、志望動機の明確さなどはチェックされますが、形式によってポイントは異なります。まずは自分が受ける学校の面接形式を把握し、それに合わせた準備を進めましょう。
個人面接
個人面接とは、受験生が一人で受ける面接のことです。面接官の人数は通常2〜4名ほどの場合が多く、専門学校の入試でよくある形式です。
質問に答えるのが受験生一人のため、問いに対する答えをさらに掘り下げるような質問もされやすい傾向にあるといわれています。そのため、自分の志望理由や将来のビジョンについて、しっかりと自分の言葉で説明する力が求められます。練習を重ねて、落ち着いた対応ができるようにしておきましょう。
また面接では、受験生が落ち着いて話せるように配慮してくれることが多いのでご安心ください。
集団面接
集団面接とは、複数の受験生が同時に面接を受ける面接のことです。集団面接の時も、面接官は複数人の場合が多いです。
一つの質問に対して受験生が順番に答える「一問一答」形式が多く、回答順は端から順番の場合もあれば、ランダムに当てられる場合もあります。
どの順番になっても、落ち着いて自分の答えを明確に伝えることが大切です。たとえ先に答えた学生と内容がかぶったとしても、落ち着いて自分の言葉で伝えましょう 。
また、他の人の話を聞く姿勢や、場の空気に合わせた対応力も見られている可能性があります。自分の発言だけでなく、全体の雰囲気に気を配るよう心がけましょう。
討論面接
討論面接は、受験生同士で、与えられたテーマについて話し合う面接の形式です。面接官が質問するのではなく、受験生同士が討論する様子を複数の試験官が観察し、評価します。ディスカッション面接とも呼ばれます。討論面接では、他人の意見を聞く力やまとめる力、チームでの協調性などが重要になります。たくさん発言すれば高評価、リーダー役を買って出れば高評価というわけではなく、全体を通して適切な発言ができているか、周りに配慮ができているかなどについても注意しましょう。
社会人おすすめ!専門学校を見るよく聞かれる質問と回答例
面接では、志望動機や自己PR、高校生活で学んだことなど、よく聞かれる質問があります。ある程度予想ができるため、事前準備で対策することが可能です。ここでは代表的な質問と、回答例を解説します。
志望動機
専門学校の面接でほぼ確実に聞かれる質問に志望動機があります。しっかりと自分の体験や思いを交えて話すようにしましょう。
【質問例】 ・志望動機を教えてください。 ・なぜこの分野を学びたいと思ったのですか? ・数ある専門学校の中でも、この学校を選んだ理由を教えてください。 ・あなたがこの分野を学びたいと思ったきっかけはなんですか? |
【回答例】 私は中学生のころからヘアメイクに興味があり、友達の髪をアレンジしたり、メイクの動画を見て練習したりするのが好きでした。 高校に入ってからは将来の進路として美容の道を本気で考えるようになり、実際に美容室での職場見学や体験授業にも参加しました。中でも貴校を志望したのは、初年度から現場実習が豊富で、美容師一本に絞って集中的に学べるカリキュラムに魅力を感じたからです。 技術を磨いて、1日でも早くカットデビューが出来る実力のある美容師になりたいと思っています。 |
志望校の特色を理解し、自身の将来のビジョンに繋げると、自分の思いや熱意が伝わりやすくなります。 例文では、学校のカリキュラムの具体的な内容を挙げ、「1日でも早いカットデビューを目指したい」という自身の将来像につなげています。
単に「興味があるから」ではなく、「この学科で〇〇を学び、将来は△△になりたい」など、具体的な目的と動機をセットで伝えるといいでしょう。学校のパンフレットや公式サイトを確認し、自分の考えと照らし合わせながら準備しておきましょう。
自分のこと
また自身のことについても、面接で答えられるようにしておきたい質問です。いざ面接になると自分のことなのによく分からない、という受験生も多いのではないでしょうか。分からない方は、事前に友人や家族に自身の人物像について聞いてみるのも良いでしょう。
【質問例】 ・あなたの長所と短所を教えてください。 ・周りからどのような人間だと言われることが多いですか? ・自分を一言で表すと? ・3分間で自己PRを行ってください |
【回答例】 私の長所は、人の話をよく聞いて相手の気持ちを汲んだ対応ができるところです。クラスでも相談を受けることが多く、仲がいい友達以外からも相談を持ちかけられる機会が多くありました。 一方で、慎重すぎて決断に時間がかかることが短所だと感じています。ですが、最近は状況に応じて素早く判断できるよう、まずは動いてみるということを意識して行っています。 |
自身のことについて答える際は、自分の経験をもとに話すといいでしょう。たとえば、「リーダーシップがある」と言うなら、どんな場面で発揮したのか、何を学んだのかをセットで伝えるとより具体的になります。短所については、改善の努力をしていることを添えると前向きな印象を受ける面接官もいることでしょう。
また長所や短所を答えるときには、これまでの経験や学びに加えて、入学後にそれをどのように活かしたいかまで話すと、より具体的で好印象です。
入学後にやりたいこと
入学後にどんなことがやりたいか、という質問も面接ではよく聞かれる質問です。
【質問例】 ・この学校に入学したら、どんなことをしたいですか? ・挑戦してみたいことはありますか? ・特に力を入れたいと思っている学びはありますか? |
【回答例】 入学後は、まずは基礎的な技術や知識をしっかり身につけたうえで、資格取得にも力を入れたいと考えています。特に貴校で取得を目指せる〇〇という資格取得を目指したいです。なぜなら〜。 |
この質問の回答にあたって大事なことは、その学校でどんな学びが得られるかを事前に調べて、自分の目標との繋がりを確認しておくことです。「専門的な技術を身につけたい」「〇〇の資格を取りたい」など、学校での学びと自分の目標がつながっていることを明確にしましょう。また、就職や将来の進路にどうつなげるかまで語れると、より熱意が伝わる内容になります。
高校生活で学んだこと
高校生活で力を入れたことについても、面接ではよく聞かれます。
【質問例】 ・高校生活でもっとも頑張ったことを教えてください。 ・高校生活で一番印象的だった出来事はなんですか? ・高校生活で一番困難だと思った出来事はありますか?またそれをどう乗り越えましたか? |
【回答例】 高校では3年間、バレー部に所属し、力を入れて取り組みました。 最初は同級生と比べても思うように伸びずに悩みましたが、毎日地道に努力を続けることで少しずつ結果が出るようになり、2年生でレギュラーに選ばれました。 この経験から、目標に向かって毎日継続することの大切さと、自分を信じて粘り強く行動する力を学びました。 |
部活や学校行事、アルバイトなど、さまざまな経験から得たものを伝える質問です。
この質問のポイントは、たとえば、「部活動で協調性を学んだ」「文化祭の準備で計画力を身につけた」など、実体験をもとに話すといいでしょう。エピソードは簡潔に、具体的に話せるように準備しておくと安心です。
専門分野に関すること
専門学校は大学と異なり、将来へのビジョンが比較的明確であり、専門分野について尋ねられることもあります。
【質問例】 ・あなたがこの分野に興味を持ったきっかけは何ですか? ・最近の保育士を取り巻く環境についてあなたはどう思いますか? ・美容について最近興味のあるトピックを教えてください。 ・〇〇の分野について、あなたが今一番関心のあることを教えてください。 |
知らない知識の質問がくると焦りがちですが、専門的な知識がないからと言って必ずしも不合格になるということではありません。この質問は、あなたの基礎知識を測ること以上に分野に対する興味・関心を知ることを目的としています。
興味を持ったきっかけとして具体的な本の名称や動画を挙げたり、自身の経験をあげることで話の説得力が増すでしょう。
社会人おすすめ!専門学校を見る面接の流れと基本のマナー
次に面接の流れと基本のマナーを解説します。
入室前
面接は、学校や会場に入った時から始まっていると考えましょう。
学校や会場に入る前には、必ず身だしなみをチェックします。受付では明るくはきはきと挨拶し、控室では静かに落ち着いて待機します。スマホの電源はオフか機内モードにしておき、姿勢にも注意を払いましょう。
控室
受付を済ませたら、控室に通されることが多いです。控え室では他の受験生と一緒になることも多いですが、私語は慎み、静かに待機します。
控室では手持ち無沙汰なのでスマホを触りたくなりがちですが、控えましょう。席についたら、用事がない限りは立ち上がらずに待機します。この時、足を組んだりせずに、姿勢よく座るよう心掛けると良いでしょう。
入室
名前を呼ばれたら面接室へ向かいます。
面接室に入るときは、ノックを3回して「失礼します」と言ってからドアを開け、一礼して入室します。
ドアは静かに閉め、面接官に向かって椅子の隣に立ち、受験番号・学校名・名前を伝え「よろしくお願いします」と伝えます。ここで第一印象が決まるので、明るく落ち着いた表情を心がけます。
また挨拶や名乗りは、面接官に聞こえる声で、はきはきと伝えましょう。
着席
面接では勝手に椅子に座らず、「どうぞおかけください」と言われてから座ります。座る時は「ありがとうございます」と添えて、浅めに腰掛けましょう。
カバンは椅子の横か足元に置き、背筋を伸ばして座るのが基本です。手は軽く握って膝の上におきましょう。姿勢が良いだけで、礼儀正しさや自信を印象づけることができます。
面接
面接中は、明るい表情を心がけます。答えに詰まっても焦らなくて大丈夫です。すぐに言葉が出てこない場合は「少しお待ちください」と添えるのも良いでしょう。自分の考えを整理してから答えるようにします。
答える時は面接官と目線を合わせて話すようにします。凝視しすぎると相手に威圧感を与えることもあるので、適度に外すのがおすすめです。相手の目を見て話すと緊張する方は、時折面接官の鼻や額に目線を移すと良いでしょう。複数面接官がいる場合は、まずは質問してくれた相手に対して視線を向けて答えましょう。
声の大きさやトーン、話すスピードなども印象に影響します。内容だけでなく、言葉遣いや表情も意識して受け答えしましょう。髪を触ったり、手を過度に動かしたりするのは控えます。わからない質問があっても無理に答えず、正直に「わかりませんが、今後学んでいきたいです」など前向きな姿勢を見せることが大切です。
退室
面接が終わったら、面接官にしっかりとお礼を伝えます。「ありがとうございました」と言って立ち上がり、椅子の横で一礼します。
ドアに向かい、開ける前にもう一度「失礼いたします」と会釈し、静かに退出します。ドアは静かに閉め、部屋の外に出ても気を抜かないようにしましょう。
社会人おすすめ!専門学校を見る服装・髪型・メイクの注意点
面接において、第一印象は非常に重要であり、見た目に関わる服装や髪型、メイクも、受験生が気を配るべき大切なポイントです。
制服がある場合は、清潔に整えた状態で着用します。シャツはしっかりアイロンをかけ、ネクタイやリボンの位置も整えることが大切です。
私服での面接が認められている場合は、落ち着いた色合いで清潔感のある服を選びます。学科にもよりますが、派手な柄や露出の多い服装は避けるのが無難です。
前髪は目にかからないようにし、髪色が明るすぎる場合は落ち着いたトーンにするのがおすすめです。メイクはナチュラルメイクを基本とし、華美な装飾やネイル、アクセサリーは避けるのが望ましいでしょう。
社会人おすすめ!専門学校を見る面接で緊張しないためにできる準備と心構え
面接の緊張を完全になくすことは難しいですが、しっかりと準備をしておくことで不安を軽くすることはできます。ここでは、面接前にできる準備や心構えを紹介します。
当日までの体調管理をしっかりとする
面接当日に最高のパフォーマンスを出すためには、日頃の体調管理が欠かせません。十分な睡眠をとり、栄養バランスの取れた食事を心がけることで、集中力と気持ちの安定を保つことができます。直前に風邪などをひかないよう、体調には特に気を配りましょう。
前日はしっかり睡眠を取ることも重要です。
オンライン面接の場合は接続テストを
近年ではオンライン形式の面接を導入する専門学校も増えています。
当日ギリギリになって焦らないようにするためにも、事前に使用する端末の動作確認、通信環境のチェック、背景やカメラの位置などを入念に整えておきましょう。また、話す時は画面ではなくカメラを見て、対面と同じようにアイコンタクトを意識することが大切です。
前日までに準備を整える
面接に必要な書類や持ち物、会場までの行き方などは前日までにしっかり確認しておきましょう。また、模擬面接は家族や先生に手伝ってもらい、声に出して練習することも効果的です。事前準備がしっかりできていることで当日の自信につながり、緊張の緩和にもなります。
社会人おすすめ!専門学校を見るまとめ|しっかり準備して面接に自信を持って臨もう

専門学校の面接は、しっかりと事前準備をすることで不安を和らげ、本番にも落ち着いて自信を持って臨むことができます。
マナーや服装も大切ですが、それ以上に大切なのは「誠実に話すこと」です。しっかりと準備を行い、当日は自分の言葉で想いを伝えてください。