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専門学校コラム

音楽を学びたい人必見! 専門学校選びのコツをわかりやすく解説

音楽を学びたい人必見! 専門学校選びのコツをわかりやすく解説

音楽を独学で勉強するとなると、成長に限界を感じることもあると思います。しかし、プロの先生や現役ミュージシャンからの指導が受けられれば、今よりももっと技術が向上するかもしれません。

音楽を学びたい方に向けて、専門学校の基本情報や選び方のコツを解説します。ぜひ参考にしてみてください。

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音楽の勉強をするには?

専門学校・音楽大学・音楽教室

マイク

音楽を学べる主な場所には、専門学校、音楽大学、音楽教室があります。それぞれ特徴をまとめました。

専門学校 音楽短期大学/音楽大学 音楽教室
期間 2年制が多い
(1年コースや3・4年制の学科もある)
2年制から4年制 自分で決められる
学費 2年制の場合200万円から300万円程度 4年制私立大学の場合800万円程度 月謝制やチケット制
1年あたりの費用は専門学校・大学よりも安い
学習内容 ボーカルや楽器演奏、音響などの技術を身につける  声楽や器楽などの技術を磨くほかに音楽を学問として研究する
声優やアニメソングを扱う学科を設けている学校もある
ボーカルや楽器演奏などの実技を中心にレッスンする
対象者 高校卒業者(または同等の学力を有する者) 子どもから大人まで幅広く通える
入学試験の内容 書類選考、面接、作文など 実技試験、大学入学共通テスト、面接、小論文など 入会時の試験などはない
学位 2年以上:専門士
4年:高度専門士
短期大学士/学士 なし
どんな人におすすめ? 音楽技術を磨きたい人 音楽を専門的に研究したい人
音楽教諭を目指したい人
音楽を趣味で楽しみたい人
音楽大学への受験対策として活用したい人

卒業後の就職は?

●音楽制作関連会社
音源制作
アーティストマネジメント
アーティストプロデュース
音楽・映像ソフトの制作や販売
レコーディングエンジニア

●PA・音響関連
音響オペレーター
音響スタッフ/PAエンジニア

●舞台制作関連
ステージ・プロデュース
舞台技術(音響、映像など)

●コンサート・イベント関連
コンサートやイベントの企画・制作・運営
コンサートプロモーター
コンサートマネジメント
サウンドデザイン

音楽に関わる仕事は多種多様にあるため、学んだことを活かして卒業後も活躍することができます。

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音楽の専門学校 基本情報

期間

2年制の学校が多いですが、学校によっては3年制や4年制の学科もあります。中には、専門学校の学歴は得られませんが、1年コースを設けている学校もあります。また、夕方以降に授業がある夜間部を開校しているところもあります。

入試の種類

学校によって異なりますが、一般的な選考方法をご紹介します。

学校推薦

高校生の方を対象にした選考方法で、主に2種類あります。
指定校推薦…専門学校が指定する高校の生徒が出願できる。
公募推薦…専門学校が求める条件を満たす生徒が応募できる。


高校からの推薦状が必要になることが多いです。高校生の方は、自分の通っている高校から推薦枠を利用できるか調べましょう。

総合型選抜(AO入試)

専門学校の評価基準にそって選考されます。音楽への興味や意欲を書類や面談などで判断されます。第一志望(専願)かどうかが条件になっている学校もあります。

一般選抜

上記以外の選考方法です。高校生だけでなく、すでに卒業している方も対象です。

学習内容

音楽と一口に言っても、さまざまなジャンルがあります。

ミュージシャン・アーティスト系

ヴォーカル/プレイヤー(ギター・ベース・ピアノ・ヴァイオリンなど)/クリエイター(作詞作曲など)
呼吸法やヴォイストレーニング、演奏テクニック、アレンジ方法、ライブパフォーマンスなどを学びます。

音響エンジニア系

レコーディングエンジニア/MAエンジニア/ラジオスタッフ
音響知識や機材の操作、録音実習、MA作業、ラジオ番組制作などを学びます。

他にも楽器のリペアやピアノの調律などを専攻する学科もあります。ミュージシャン分野とエンジニア分野の両方を学べる総合コースを設けている学校もあります。

学費

修学年数や学科、学校ごとに異なりますが、2年制の場合は200万円から300万円程度かかる傾向です。

学費の支援制度

経済的に不安がある方への学費や生活費を支援する制度があります。金銭面で進学が難しい方はぜひ検討してみてください。

奨学金

国の奨学金制度(日本学生支援機構)や都道府県の奨学金制度、新聞奨学生制度などさまざまな種類があります。一定の条件を満たすと、返還不要や無利子で奨学金を利用できることもあります。

教育ローン

国の教育ローン(日本政策金融公庫)や民間企業、専門学校提携の教育ローンがあります。

教育訓練給付金制度

働く方向けに国が学費を支援する制度です。現在働いている方や仕事を辞めたばかりの方も利用できる可能性があるため、雇用保険の加入期間など条件を調べてみましょう。

学校の制度

入学時や進級時の特待生制度がある学校では、授業料が一部免除されるといったサポートがあります。特待生として入学するためには、コンクールの受賞歴や実技試験などで評価される必要があります。興味がある方はぜひ挑戦してみてください。

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専門学校のメリット・デメリット

メリット

期間・学費

一般的に音楽大学に通うよりも専門学校の学費は安いため、費用を抑えたい方におすすめです。また、「音響スタッフになりたい」「音楽制作会社で働きたい」など卒業後の進路が明確な方にとっても、専門学校は効率よく短期間で学習できます。

入試のハードル

音楽大学と比べて専門学校の入試はやさしいです。「初心者だけど、今から音楽について学びたい」という方には専門学校の方が入学しやすいです。

音楽の技術には自信がある方にとっても、音楽大学の入試では大学入学共通テストの国語や外国語の科目が課されることがあります。専門学校の選考では、面接を実施する学校もあれば書類選考のみの学校もあるため、入学しやすいという特徴があります。

デメリット

ミュージシャンやアーティストを目指して専門学校に通う場合は、絶対にデビューできるとは限らないという懸念点があります。将来が不安な方や就職を考えている方は、卒業後はどうしたいのかイメージしておくことが大切です。

  • 働きながらプロデビューを目指す
  • さらに進学して学びを深める
  • 音楽関係の仕事に就職する
  • 一般企業へ就職する
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専門学校を選ぶポイント

「どの専門学校がいいのか分からない」という方に向けて、学校選びのポイントをまとめました。学校を探す際はぜひチェックしてみてください。

また、オープンキャンパスや学校説明会には積極的に参加することがおすすめです。学校や学生の雰囲気を知ることができ、ホームページからは分からない情報が手に入ります。進学のイメージを具体的にして、ご自身の希望に合った学校を選びましょう。

認可校と無認可校の違いは?

実は「専門学校」の名称を使えるのは、公的機関から認可を受けている学校だけです。「〇〇学院」「〇〇アカデミー」という学校名は一見専門学校のように見えますが、無認可校の場合もあります。無認可校だから質が悪いということはないので、音楽のスキルを磨く場として1つの選択肢になります。しかし、認可校の場合は次のようなメリットがあります。

認可校のメリット

●学歴
卒業後に履歴書で「専門学校卒」と記載できるのは認可校です。高校卒業後に無認可校へ入学した場合、卒業後の最終学歴は高校卒業のままです。

●奨学金制度
日本学生支援機構の奨学金制度を利用できるのは認可校の学生です。民間の奨学金にも応募条件があるため、無認可校に進学する場合は注意が必要です。

●通学定期
通学定期の対象となるのは認可校です。無認可校は一般の定期券扱いとなります。

一方で無認可校にもメリットはあります。

無認可校

●受験資格
認可校への入学には高校卒業程度以上という条件がありますが、一般的に無認可校では学歴や年齢を問わない場合が多いです。

それぞれの違いを知った上で、学校のカリキュラムや学費など自分に合った学校を選ぶのがよいでしょう。

ただし、「〇〇学院」「〇〇アカデミー」といった学校名でも認可を受けている専門学校もあります。認可校に通いたい方はしっかり確認しましょう。

どれくらい学費が必要?

音楽大学に通うよりも専門学校の学費は安いとはいえ、学校に2年間通う場合は200万円から300万円程度とお金がかかります。何年間学校に通いたいのか考えるとともに、気になる学校がいくつかある場合はホームページやパンフレットなどで比較しましょう。

学費のほかにも教科書などのお金がかかる場合があるため、総額でいくら必要なのか計算しておきましょう。また、個人所有の楽器は自己負担です。楽器本体の他にも周辺アイテムやお手入れ用品などの消耗品も必要です。

奨学金などを検討する際は返済計画も忘れてはいけません。卒業後はどんな仕事をするのか、どんな生活を送りたいのか考えながら、無理なく返済できる計画を立てましょう。

どんな分野を学びたい?

学科によって学べる内容はさまざまなため、自分は何を学びたいのか整理することが大切です。例えば、ギターを専攻したい場合でも学校によって学べる内容が異なります。

  • プレイヤーとして演奏する? クラフトマンとしてリペア技術を学ぶ?
  • 作詞、作曲も学習できるか?
  • 音楽のジャンルは?(ロック/ジャズ/メタル/アコースティック)

作詞、作曲も学びたいのに演奏技術に特化した学科に入学してしまったら、期待外れと感じてしまうかもしれません。学校選びの際は、学習内容についても下調べをしておくとミスマッチが起きにくくなります。

また、アーティスト分野と音響エンジニア分野で進路を迷っている方は、どちらも学べる総合コースを設けている学校もあります。授業やカリキュラムの内容をしっかりチェックしましょう。

就職情報やサポートは?

プロデビューや就職活動のサポートを行っている専門学校はたくさんあります。デビューのチャンスを多くつかめるよう、音楽業界とのつながりやオーディションの情報などをチェックしてみましょう。

音楽企業とのタイアップオーディションの開催、提出用のデモ音源制作、プロカメラマンによるプロフィール写真撮影などのバックアップ体制がある学校もあります。サポート内容を確認して、オーディション活動に活用しましょう。

また、インターンシップ紹介や求人紹介所との連携、履歴書・面接指導など、企業への就職のサポート体制があるのかもチェックしましょう。さまざまな進路を想定しておくと就職活動の際も安心です。

専門学校ごとに就職先の実績や求人数などを公開している場合があります。「どんなジャンルのプロデビューが多いのか」「どんな企業の就職実績が多いのか」などに着目してみると、卒業後の進路をイメージしやすいかもしれません。

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入試に向けて準備をしよう

志望校が決まったら、いよいよ入試に向けて準備を始めましょう。

スケジュールの確認

まずはスケジュールの確認です。学校によって入試のスケジュールが違います。同じ学校でも選考方法によって願書の受付期間や入試日が異なるため注意しましょう。

総合型選抜(AO入試)は6月頃からエントリーが始まる学校が多いです。「気がついたら募集が終わっていた」なんてことになったら大変です。スケジュール確認は最初に行いましょう。

総合型選抜(AO入試)で応募する場合、オープンキャンパスや学校説明会へ参加すること、第一志望であることなどの条件を設けている学校が多いです。出願時に「まだオープンキャンパスに行っていない!」と慌てないようにチェックしましょう。

出願の準備

エントリーシートや高校の調査書など、必要な書類を確認しましょう。高校の調査書は、担任の先生や事務などに申し込んで発行する書類です。受け取りまでに時間がかかるため「明日までに2通お願いします」と言っても間に合いません。スケジュールに余裕をもって申請しましょう。

試験対策

書類選考のみの学校もありますが、面接や課題作文などの試験を行う学校もあります。面接は、「緊張して話せないかも」と不安に思う方もいるかもしれません。事前に面接練習をしたり、何を話すか考えたりしておきましょう。

出願・入試

必要書類が全部そろっているか確認して、期限内に出願しましょう。郵送受付のみの学校もあるため提出期限に注意が必要です。入試当日は時間にゆとりをもって試験に臨みましょう。

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まとめ

音響設備

専門学校は音楽のスキルを磨く場所であるだけでなく、一緒に切磋琢磨する仲間も見つかる場所です。自分に合った学校を見つけ、充実した学生生活を送れるよう応援しています。

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